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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2014年10月

りすが窓をノックする
まるで絵本のような
北海道のカフェ


お菓子のおいしそうな香りに誘われて、様々な動物が遊びに来る北海道の森の中のカフェ「momo cafe」。オーナーのもも と みらいさんがTwitterにアップするりすやきつねなどの野生動物と、6匹の飼いねこの画像のかわいらしさで話題沸騰中です!Twitterのフォロワーはなんと2014年9月末時点で10万人超え。今回は初めてのフォトブックとして、日々撮りためた動物と、おいしそうなお菓子、北海道の大自然の画像を一冊にまとめました。web未公開のりすやねこたちの貴重なショットも多数。秋から冬、そして春夏へと変化する北海道の12ヶ月の暮らしを追っています。カフェに行かなければ味わえない、貴重なオリジナルお菓子レシピも巻末に収録しています。

                     (宝島社HPより)



何かの番組でこの本の紹介があって・・・・
かわいぃ~!!と図書館で借りました。
これは手元に欲しいかも(^^)

りすが毎日のように訪問するだけで、かわいいけれど、ねこちゃんとガラス越しの
チュ♪には、参りましたぁ~。
こんな瞬間が撮れるのは、ここでは珍しくない光景なんでしょうね~。

どの頁も癒されます。
ここのカフェに訪れたくなります!!

twitterも訪れてみたいなぁ~。
日々の様子をず~っと覗いてみたくなります。


写真もパステル調で優しいかんじで好きです!


                        ★★★★★

 
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発行年月:2014年4月


 

戦慄の1991年生まれこと平野紗季子によるファン待望の初著書。生まれた時からアルデンテな平成の食文化を綴った新しい時代の味覚エッセイガイド。世界一のレストランからロイヤルホスト観察記まで、食を楽しむことへの思いを文章と写真と引用につぐ引用で構成した一冊。小学生時代の赤裸々すぎる日記や、食文化 カタログなど特別収録多数。


【内容例】
小学生の食生活(=少女時代特有の残酷さで各種レストランへの感想を素直に記した直筆文をそのまま掲載)/
戦争を始めるフルーツサンド/beyond the 美味しい/
なぜオニオングラタンスープのこととなるとシェフは調子にのるのか?/
文化経済資本の見せびらかし/冷蔵庫、いつもは真っ暗なんだと思うと寂しい/
ガストロノミーって何ですか?自然と文化の拮抗点ですか?(=レフェルヴェソンス生江シェフとの対談)/
金券ショップの先の、ネクタイ屋の奥の、フルーツの秘境/パンケーキよりはんぺんだ/
血のマカロン事件/なんとか作れてなんとかおいしい感じの料理(=紗季子オリジナルレシピ)/
それでも美しい道路に捨てられたスターバックス/消化こわい/価値観スイッチ食事の場合/
ロイヤルホストのホスってホスピタリティのホスですか?(=3年越しの観察の果てにあった衝撃の結末)/
申し訳程度に出てきたランチサラダ/レストランの穴/食はあらゆる文化的刺激を受けうるメディアなのだ。
(=血肉となってきた本や事象が一目で分かる食カタログ)/ほか

                   (平凡社HPより)





美味しそうな食べ物の話と画像なので、楽しく読めました。

が・・・特に内容がない・・・かなぁ~?^^;

まあ、暇つぶしにはいいかもというかんじ。


                          ★★★




発行年月:1986年2月


昭和25年7月2日未明、鹿苑寺金閣は焼亡した。
放火犯人、同寺徒弟・林養賢、21歳。
はたして狂気のなせる業か、絢爛の美に洵じたのか?
生来の吃音、母親との確執、父親ゆずりの結核、そして拝金主義に
徹する金閣への絶望・・・・・。
6年後、身も心もぼろぼろになって死んでいった若い僧の生を
見つめ、足と心で探りあてた痛切な魂の叫びを克明に刻む長編小説。

                        (新潮文庫解説文より)




先に三島由紀夫の『金閣寺』 を読み、三島の作品は事実を基にしたフィッション
なので、実際のところはどうなの?と疑問がわき、犯人の林養賢と同郷であり
当時の事件について、また、林養賢という人物像を綿密な取材によって書いた
こちらの作品を読んでみた。

著者も若い頃、寺の徒弟として修業した経験があるという。
しかもそこから逃げ出したとか。

犯人の養賢とも偶然、道で知り合いが一緒に歩いていたところで会い、言葉も交わしているそう。
いろいろな縁を感じ、金閣寺を焼くというとんでもない行動を起こした
養賢のことを詳しく調べてみたくなるのも納得できた。


三島の『金閣寺』での犯人像に比べると、大人しく吃音により蔑みの言葉や態度を
受けたことはあったそうだが、攻撃的にそのことに向かうというより、争いを避け
目立たぬように居ることを選ぶような印象であった。

ごく普通の青年だったのに、やはり金閣寺に実際入ってから、様子が変わってくるのが
わかり、その理由も、なんとなく理解できた。


実際に火を放ち、自死を試みるが失敗し、投獄されるのだけど、
その後も苦しみだけの生。

なんとも哀しい一生。

今、美しい姿で存在する金閣寺・・・今度見る時は複雑な気持ちになりそう。
しかし、こちらも読んで良かった!



                          ★★★★★



発行年月:2014年4月

NHK連続テレビ小説「花子とアン」の主人公・村岡花子。花子のエッセイ集第2弾! 
佐佐木信綱門下で学んだ美しい文章と東洋英和仕込みのエスプリに富む貴重な作品満載!

                       (河出書房新社HPより)





「想像の翼を広げて」に続いてエッセイ集をまたまた読んでみました。

朝ドラの花子さんとは、ちょっと違う部分もあって、「へ~そうだdったんだ~」と
思う箇所も多々。

朝ドラでは小学校途中で東京の寄宿舎がある学校に単身上京し編入していましたが、
実際は甲府から一家で東京に引っ越されたんですね。


エッセイの言葉がとてもきれい。
先のエッセイでも読んでいて感じたことだけれど、美しい日本語は読んでいるだけで
気持ちいいなぁ~と思いました。

性格がとても穏やかで怒ってもすぐ反省し、「ごめんなさい」が素直に言える人。
<暑い日>のなかで、お手伝いさんの帰りが遅く、心配して待っていて
帰る早々「どこにいってたの」とたしなめる口調で言ってしまったため、
相手に可哀想な思いをさせてしまったと反省し、ちゃんとそのことを謝っている
話が印象的でした。


娘さんとの会話も微笑ましい<定期券ばさみ>や、ご主人のことを尊敬しているんだな~と思わせてくれた<主婦と職業>の項も感動した。


最後に娘さんのみどりさんが語る花子さんの思い出を読んでも、花子さんは
周囲の人に本当に愛されていたんだなと感じる。

朝ドラのおかげで、一人の素敵な女性を知ることが出来た!
花子さんが翻訳した物語をいろいろ、読んでみたい!!


                          ★★★★★ 



発行年月:2014年7月

ここでしか読むことのできない、書籍未収録エッセイを中心に収録! 
女学校の思い出、白蓮への思い、長男を亡くした絶望から新しい境地へ。
等身大の花子がここにある!!

                (河出書房新社HPより)



村岡花子さんの童話に続き、エッセイ集も図書館で借りて読みました。
ドラマのなかの花子さんのお母様もすごく優しい人という印象でしたが実際も
やはり、とても優しい方だったんですね~。
そしてお父様はドラマの通り、当時としては珍しく西洋の文化に目を向けて
そのおかげで花子さんは10歳でカナダ人の宣教師が創立した東洋英和女学校に編入学する。
すべてがそこから始まると考えると、村岡花子誕生の一番の功労者はお父さんかも!

エッセイは、時系列がバラバラですが、読んでいれば、わかることなので、
どれも楽しく読みました。
村岡花子さんの人柄がよくわかる。
言葉のひとつひとつに誠実さが滲み出ているかんじ。


印象に残ったのは
<母の愛について>という項。
母性愛という言葉に対して、私は一種のうるささを感じる---で始まる。
なるほど・・・と共感しました。


興味深かったのは
<自動車のなまえ、本のなまえ>という項。
ルーシーモンゴメあリの『グリン・ゲイブルスのアン』というタイトルを日本語でどうするか?と
いうはなしで、『赤毛のアン』に決まるまでの経緯を述べていました。
娘さんの一言が決定権を持ったのは、なんだかいい話。


花子さんの娘さん・みどりさんは本当は、花子さんの妹さんの長女なのですが
養女として育ち、とても仲良しな母と娘という雰囲気が伝わってきます。
そして、みどりさんの娘さんたち・美枝さん、恵理さんによって、
「赤毛のアン記念館 村岡花子文庫」を主宰されているとか。


こうして、未発表のエッセイを読めたのもお孫さんたちの力が大きいんでしょう。

自分の祖母が書いたものが世の中の多くの人たちに読まれ、感動を
今なお与えられるって、嬉しいことでしょうね。


NHKの朝の連続ドラマを毎日楽しみに見ていますが、今月でおしまい。
ああ、なんだか終わるのが名残惜しいなぁ~。
ドラマのおかげで一人の素敵な作家さんのことが深く知れて感謝!

                        ★★★★



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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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