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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2016年11月

目に見えないけど、そこにいるよ。かいじゅうクマーの美しくもせつない物語

クマーは透明なかいじゅうです。悪い怪獣からヨーレの街を守っていました。ある日大切な角が折れてしまい クマーは透明なかいじゅうです。悪い怪獣からヨーレの街を守っていました。ある日大切な角が折れてしまい…!? 物語の女王・宮部みゆき×ファンタジー界の重鎮・佐竹美保の二人が織りなす圧倒的スケール感の絵本! 

                 (角川書店HPより)



なんとも哀しく切ない(/_;)。
かいじゅうのクマーが気の毒で・・・泣ける。


ヨーレの街を悪いかいじゅうから一人闘って守って来たのに・・・
怪我を負い角が無くなり透明じゃなくなったら、
悪い怪獣と同じ姿になってしまった。

クマーの絶望感。
水面に写る自身の姿を見たクマーの気持ちが本当に哀しい。


最後まで救いがない物語。


「悲嘆の門」のなかに出て来たクマーの絵本?
そういえば、あったかな?
なんだか記憶が薄いけど、あの小説のなかの作だと考えると相応しいのかも。


物語は哀しいけれど、絵は美しくて好き。


                       ★★★
 
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発行年月:2016年12月


 

鬼は、人から真実を引き出す。人は罪を犯すものだから
江戸の洒落者たちに人気の袋物屋、神田の三島屋は“お嬢さん”のおちかが一度に一人の語り手を招き入れての変わり百物語も評判だ。村でただ一人お化けを見たという百姓の娘に、夏場はそっくり休業する絶品の弁当屋、山陰の小藩の元重臣、心の時を十四歳で止めた老婆……訪れた客が語り出したのは――

                   (日本経済新聞出版社HPより)

 

第一話「迷いの旅籠」
13歳のおつぎの語り。
ある農村での出来事。
村の名主の離れに居候していた絵師が引き起こしたこと。

あの世よこの世をつないだ瞬間に起きた諸々の怪事。
昔から伝わる祭り事って、なんだか恐ろしいものが秘められているなぁ~。
おつぎちゃんが幸せであるますように・・・。


第二話「食客ひだる神」
仕出し屋の<だるま屋>主人・房吾郎の語り。
だるま屋は、三島屋も春の花見の場所でいただくお弁当は毎年ここのと
決めているお馴染みの店。
その主人が語る店を開くまでの経緯と、店の秘密・ひだる神のこと。

こんな神様、ちょっと愛嬌あっていいな。
房吾郎の明るい話口調も楽しい♪



第三話「三鬼」
元、藩の家老務めをしていたお武家さま・村井清左エ門の語り。
妹を浚い惨い仕打ちをした男3人を相手に刀を抜いた村井。
一人を討ち取った。
その後、山奥の村で勤めることになる。
その村人たちから「鬼がいる」と聞くが・・・

復讐に燃える男の切なさ。



第四話「おくらさま」
見た目は老婆だが、その出で立ちは若い娘・梅の語り。
自分は3姉妹の末っ子。
家は香具屋を営み、家の守り神・おくらさまの話を父親からよく
聞かされていた。
あるとき、近所の火事により延焼の危機が迫るがおくらさまによって
家は無事だった。
が・・・その日から次女のお菊が行方知れず。

この話が、なんだか一番怖かったなぁ~。
梅さんは、子どもの頃、こんな体験をして、ずっと心の中に
重たくそれを抱えたままだったのかと思うと可哀想。



今回の百物語も興味深いお話ばかり。
またドラマ化してくれないかなぁ~


                        ★★★★




発行年月:2016年6月


 探偵・杉村三郎シリーズ、待望の第4弾!
 その部屋には、絶望が住んでいた――。
 宮部ファン待望の14か月ぶりの現代ミステリー。特に人気の「杉村三郎シリーズ」の第4弾です。
 本作品は、前作『ペテロの葬列』で、妻の不倫が原因で離婚をし、義父が経営する今多コンツェルンの仕事をも失った杉村三郎の「その後」を描きます。
 失意の杉村は私立探偵としていく決意をし、探偵事務所を開業。ある日、亡き父・武藤寛二が生前に残した「昔、人を殺した」という告白の真偽を調査してほしいという依頼が舞い込む。依頼人の相沢幸司によれば、父は母の不倫による離婚後、息子と再会するまで30年の空白があった。果たして、武藤は人殺しだったのか。35年前の殺人事件の関係者を調べていくと、昨年に起きた女性殺人事件を解決するカギが……!?(表題作「希望荘」)
 表題作の他に、「聖域」「砂男」「二重身(ドッペルゲンガー)」の4編を収録

                    (小学館HPより)




前作、「ペテロの葬列」読みそびれ・・・・^^;

でも楽しめました。

杉村三郎が探偵事務所で細々と依頼主に寄り添い、調査する姿は好感が持てます。
4つの話に分かれていて、どれも背景にある事柄には切なさがある。


<聖域>
アパートで慎ましい生活を送っていた老女が突然居なくなり、
その少し前に「死にたい」とも漏らしていたと、彼女のその後が気になるという
彼女の真下に住んでいた女性からの調査依頼。


<希望荘>
亡くなった父親が生前「人を殺したことがある」と入居していた介護職員などに
告白した事実を知りその真偽を調べて欲しいと息子からの依頼。


<砂男>
杉村が編集者の仕事をやめ、離婚し、実家に帰った時期に、ひょんなことから
探偵の真似事をするはめになり、その後の仕事になるキッカケとなった事件。
19年前の火災によるその家の主婦とその娘が焼死。
14歳の息子が当時、一時容疑者扱いされた事件の真相。


<二重身 ドッペルゲンガー>
3.11の後、行方が分からなくなっている母親の交際相手を探して欲しいと
いう高校2年生の明日香。



やはり一番印象に残ったのは表題作の<希望荘>。
自分の人生最後に人の為についた嘘。
それを聞いて考え方を変えて欲しいという願い。
そんな他人にも思いやりの気持ちを見せる祖父のことを孫の幹也くんは
理解している。
調査依頼した父親との関係も新に築いていけそう。
最後の二重身で調査依頼に来た少女に探偵事務所を教えたのは幹也くんという
繋がりもなんだか嬉しい。

このシリーズは、まだまだ続きそうですね。
「ペテロの葬列」も読まなきゃ^^;


                      ★★★★




上巻から引き続き読みました。
スルスルと読めて、どんどんこの世界観に入って行きました。


上巻でガーゴイルの姿の怪物・ガラと対峙し、取引きを成立させた孝太郎。
正義感が強く、罪を犯したものを赦せず、ガラの力を借りて罰する。


連続殺人犯の真相も分かってくる。
それらは全てが同一犯ではなかった。

孝太郎の前に現れた少女・森崎友理子は、「英雄の書」ではまだ小学生だった子。
行方知れずになった兄を探していた。
そして、孝太郎が兄のように行動するであろうことを予測し、忠告をする。


ダークな物語で、終盤は、孝太郎がどんどん行ってはいけない方に向かうのが
不安だったけれど・・・・・
ラストはそれに反するものになってくれてホッとした。


心配だった近所の幼馴染・美香を救えたし。


しかし、ガラの世界のことは、よく分からないことが多い。

この世界の話、また別の話で続くのか?


                        ★★★★


 



発行年月:2015年1月

怖いよ。怪物がくる!
日本を縦断し、死体を切り取る戦慄の殺人事件発生。
ネット上の噂を追う大学一年生・孝太郎と、
退職した刑事・都築の前に、“それ”が姿を現した!
ミステリーを超え、ファンタジーを超えた、
宮部みゆきの新世界、開幕。
大ベストセラー『英雄の書』に続く待望の新刊!
 
                    (毎日新聞社HPより)



ダークファンタジーですね。
「英雄の書」と繋がる世界観。

主人公の大学生・三島孝太郎と元警察官の都築が同じ謎を追いながら
出会ったあたりから物語が益々面白くなってきた!

謎の怪物・ガラとの取引をした孝太郎。

下巻が楽しみ!
早く読みたい!


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