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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2016年3月

                             

万城目ワールド10周年。新たな幕開けを告げる、最強の「奇書」誕生!

万城目ワールド10周年。新たな幕開けを告げる、最強の「奇書」が誕生!!俺を追ってくるのは、夢か?カ 万城目ワールド10周年。新たな幕開けを告げる、最強の「奇書」が誕生!!

俺を追ってくるのは、夢か? カラスか?
作家志望の雑居ビル管理人が巻き込まれた、世界の一大事とは――。

作家志望の「夢」を抱き、 雑居ビル「バベル九朔」の管理人を務めている俺の前に、ある日、全身黒ずくめの「カラス女」が現われ問うてきた……「扉は、どこ? バベルは壊れかけている」。巨大ネズミの徘徊、空き巣事件発生、店子の家賃滞納、小説新人賞への挑戦――心が安まる暇もない俺がうっかり触れた一枚の絵。その瞬間、俺はなぜか湖で溺れていた。そこで出会った見知らぬ少女から、「鍵」を受け取った俺の前に出現したのは――雲をも貫く、巨大な塔だった。
万城目学、初の「自伝的?」青春エンタメ!

                      (角川書店HPより)



祖父の遺したビルを管理する九朔。
ビルの店子たちとのやり取りはのほほんとしたもの。

が・・段々と怪しい人物(?)たちが登場。

全身黒ずくめの女<カラス>。
謎の少女。
それから死んだはずの祖父。


パラレルワールドみたいな別世界に迷い込んだ形で物語が進み
ちょっと訳がわからなくなりながらも、面白いなぁ~と
どんどん読み進めることが出来た。

で、最後、結局なんだったの???


まあ、こういう話は、読んでる過程が楽しければいいか?^^;


                          ★★★
 
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発行年月:2014年7月


 俺はもう、誰かの脇役ではない。

砂漠の中、悟浄は隊列の一番後ろを歩いていた。どうして俺はいつも、他の奴らの活躍を横目で見ているだけなんだ? でもある出来事をきっかけに、彼の心がほんの少し動き始める――。西遊記の沙悟浄、三国志の趙雲、司馬遷に見向きもされないその娘。中国の古典に現れる脇役たちに焦点を当て、人生の見方まで変えてしまう連作集。

                      (新潮社HPより)




中国の古典のなかで脇役の人物を主役にした物語を書いたというが・・・

中国古典に全く詳しくないので、少々難儀しました^^;
名前が読みにくいです(;O;)

でも、面白いと感じました。
もとの古典文学をちゃんと読んでみたいとも思いました。



<悟浄出立>
これはさすがに知っている。
西遊記の沙悟浄を主役にした話ですね。
でも、読んでいると、語り手が悟浄だけれど、猪八戒の方が目立ってました!
いまの姿になる前の八戒は、今とは真逆の戦上手で賢い名将だったという話は
本当か?と八戒に問う。


<趙雲西航>
長江を下り、蜀の地を目指す船。
そのなかに劉備傘下の名勝・張飛と趙雲。
二人の会話。
趙雲は、実は船に弱く、船酔いに悩まされていた。
そんなとき、諸葛亮から食事に誘われ、普段なら避けている諸葛亮の誘いをつい
早く船から降りたい気持ちもあり承諾する。
50歳になる趙雲から見るまだ若い諸葛亮。
蜀に自分の国を作りたいと言う。
自分の船酔いもお見通しだった。
自分が張飛と諸葛亮に対してなぜ疎ましい気持ちを抱くのか合点がいく趙雲。



<虞姫寂静>
漢軍に包囲された項羽の軍。
咸陽の都から連れて来た女にかつて失った虞姫の名前を名乗るように
言い寵愛してきた。
女は虞姫に生き写しだったから。
が、最後の時を迎え、女を解放しようと虞姫の形見の簪と耳飾りを奪い
「汝は虞ではない」と別れを言い渡す。
しかし、女はそれを聞き入れず、虞として最後を迎えることを望む。



<法家狐憤>
陛下を襲った賊の名は荊軻(けいか)。
そして自分は京科(けいか)。
一時、顔を合わせ会話したあの荊軻なのか?
官吏採用の試験で同じようにその場にいた男。
20人のなかからたった一人採用になった自分だが、
あの時、採用になるはずだったのは自分ではなく荊軻だったんだと思う。


<父司馬遷>
父は帝の前で逆鱗にふれる発言をしたことが機で死罪とされるが、
死は免れ宮刑に処される。
宮刑とは男が男でなくなる刑。
母は、父と離縁し親族の勧めで別の男の妻となる。
息子たちも司馬の姓を捨てて生きる。
が娘の栄は父の元を訪ねる。
父は昔の姿と違って見えたが、書に対する気持ちは変わっていないと
知る栄。
そして父が命よりも大事にした記録を書き続けることを願う。



特に後ろ二つの話が良かった。
少しリンクしている部分もあって。

中国古典、敬遠していたけれど、面白いかも・・・と万城目さんの書を
読んで少し興味が沸いて来ました!


                           ★★★★




発行年月:2013年9月


天下は豊臣から徳川へ-------

伊賀を追い出された"ニート忍者”風太郎の運命は、
ひょうたんのみぞ知る?

万城目ワールド全開の大長編

              (文藝春秋HPより)


746頁の大長編!!
いや~面白かったぁ~。


とある失敗から伊賀を追い出され、京都のあばら屋で一人のん気に、
その日暮らしを送っている風太郎。
一緒に伊賀から出た忍仲間の相棒・黒弓はほかに行くところがあると
別れていた。
が、ある日、ひょこり現れる黒弓。
何やら南蛮からの品物を手に入れ、それを売るという商売をしているとかで
羽振りがいい様子。

そして、黒弓が持ってきた、ひょうたん30個。
そのうちの1つに宿るのは、因心居士と名乗るもの。

ひょうたんを先ずはひょうたん屋に運べという。
それから物語は、あれよあれよと進んで、大阪城のなかに忍ぶこむという仕事まで
請け負うことに。

時代小説なのに、あまり歴史的な人物は登場しない。

高台院屋敷に忍び込んだねねと風太郎たちとのやり取りは、楽しかったけど。
秀吉没後の豊臣家は秀頼の時代。
大阪城の主である秀頼は、ちょこっと登場。


前半は、のらりくらりとした感じだったのに、強敵・残菊との終盤の闘いは
壮絶だった。
映像では見たくないくらい酷い。

風太郎よりずっと強かった者たちがどんどん最後の方で先に死んじゃって・・・(/_;)

風太郎は最後まで、命賭けで守るべき者を守った。

ちょっと最後は切なかったな~。

今回は、お気楽な雰囲気で終わらせらない話だったから仕方ないけれど・・・。


万城目さん時代小説もいいですね。
今度はもう少し、平和な時代物を書いてほしいな。


                          ★★★★




51xqnXG73QL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2011年4月


琵琶湖畔の街・石走に住み続ける日出家と棗家には
代々、受け継がれてきた「力」があった。
高校に入学した日出涼介、日出淡十郎、
棗広海が偶然、同じクラスになった時、
力を力で洗う戦いの幕が上がった!


                     (集英社HPより)



今までの作品で、京都、奈良、大阪が舞台の奇想天外なお話を書いてきた万城目さん。
今回のお話の舞台は、滋賀県、琵琶湖畔でした。
そして、またまた不思議なお話。
いや~面白かった。
よくも次から次へと思いつくなぁ~。

高校進学を前に、日出涼介は親元を離れ、本家のある石走のお城へと移り住む。
日出家が代々受け継いできた「力」を涼介も受け継いでいる故。
城には、涼介と同年の淡十郎がいて、二人は毎日、高校へと舟で送り迎えをして貰う。

そして、高校には、日出家の宿敵である棗家の御曹司・棗広海がいた。
棗広海は長身で二枚目やることなすことがスマ-ト。
日出淡十郎は・・・・ぽっちゃり体型で飄々としていてつかみどころがない性格。


まだ敵対する相手の棗のことを知らない涼介は、広海と淡十郎の間で、やや不穏な状況に戸惑っているかんじ。

この日出家と棗家の対立が物語の軸なのかと思いきや、もっと強力な存在がいた!
そして、宿敵同士であった者たちが協力し合うようになっていく。
敵対しながらも、お互い特殊な力を受け継いでいる立場でしか理解し合えないこともあり
段々と絆が生まれていく過程は楽しかった。

そして読む前から気になっていた「しゅららぼん」とは?
これは物ではなく、両者の力が同時に作用するときに起きる現象のこと。
そしてその現象は・・・・・。
えぇ~っ!?笑える。実に可笑しい。
ほんとに万城目さんらしいけどね~笑


不思議なお話のなかにも、高校生の日常(例えば、理科の実験道具を作る場面とか)も描かれていて、ほのぼのしたものも感じられた。


日出家と棗家が、今後は助け合いながら栄えていけたらいいなぁ~。

★★★★

 
7b93ca0f.jpg発行年月:2010年4月


奇才・万城目学の第2エッセイ集!
ベストセラー作家・万城目学が北京、ロンドン、バルセロナ、大阪、札幌、国会議事堂…、世界も日本もあちこち巡って、驚きや感動を綴ったエッセイ集。全編に摩訶不思議なマキメ・ワールドが全開!


                      (集英社HPより)


相変わらず、面白い。
でも、今回はちょっとシリ-ズっぽいサッカ-観戦を追いかけながらの旅と
前作・万歩計にも登場の「渡辺篤史の建もの探訪」の話が多かったので、どちらもよく知らないわたしには、ちょっと興味薄の内容だったなぁ~。

そういう意味では前作の万歩計の方が楽しめたかも。
しかし気になる「渡辺篤史の建もの探訪」。
こちらでも放映されている番組だろうか?一度見てみたいものです。


静岡県民としては<しずお蚊>の話には、笑えた。
しかし・・・県東部には冬でも蚊がいるってホントかな?
西部在住なのでよくわからないけど。


森見氏とのやり取りは、可笑しい。
なんだか似たもの同士なかんじがする。
作風も不思議系だし。

それから・・・・授賞式会場での津村さんの発言にも笑った。
ほかの作家の素の部分があれこれ書いてあって、おもしろい。
人間観察力も長けている万城目さんというかんじ。


またエッセイ本出すかな?

でもやはり、新作の物語を早く読みたい♪

★★★
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