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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2018年1月

「大切な人の死」で知る悲しみとその悲しみの先にある未来
誰もが自分の人生を生きている
益田ミリ、新たな代表作! 珠玉のエッセイ20編を収録。


                  (毎日新聞出版HPより)




叔父さんの死と父親の死についてのエッセイ。
亡くなることを永遠のおでかけと例えたのは、巧いなぁ~と感心。
哀しみも少し和らぐ気がする。
親しくしていた人が亡くなったら哀しいのは当たり前だけど
ミリさんのご家族は、それを受け止めて明るく前を向いている。

哀しみの日々のなかにも、ちょっとしたことで笑ったり出来るのは
いいことだと思う。


亡くなったすぐ後でも明るい雰囲気で、亡くなった人の思い出話とかしたら、
きっと亡くなった人も嬉しいんじゃないかなぁ~。


なんだか、温かい気持ちになれる1冊だった。


                       ★★★★

 

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発行年月:2010年11月(単行本は1981年10月)


 

2011年、没後30年を迎える名人の傑作

人妻の恋の道行を描いた表題作をはじめ、
おひとり様の恋心を衝いた「胡桃の部屋」、
絶筆「春が来た」他、全5篇を収録した珠玉の短篇集


                   (文春文庫HPより)



5篇どれも面白かった。
女性たちの心理描写が凄く巧い!

表題作<隣りの女>は、一番最初。
28歳のサチ子はアパートで夫と暮らしている。
昼間はミシンを踏んで内職をしている。
隣の部屋のスナックのママ・峰子を訪ねてくる男との会話や行為を
盗み聞き。
ある日、いつもの男の声とは違う声を聞き、興味津々のサチ子。


サチ子の行動、凄いな。
そして元の生活に平然と戻る・・・・う~ん。強か。アッパレ・・・^m^



5篇のうち<下駄>だけ、男性が主人公。
突然、腹違いの弟だと名乗る男が出現。
いつも勤め先へ出前を届けてくれる中華料理屋の男。
戸惑いつつも一緒に飲みにいったり父親の七回忌が近いことや墓の場所を
教える。
母親には言えず、段々と男の接し方が馴れ馴れしくなってくることにも
疎ましさを感じていく。


最後の絶筆となった作品<春が来た>もよかった。

ついつい見栄を張って付き合い始めた男。
家族や家のことも理想的な様子で語ったが、ひょんなことから
家に連れて来ることになってしまう。
ガサツな両親。無愛想な妹。狭い家。
語っていたのとは真逆な家庭。
これで振られると覚悟したら、意外にも男は全て受け入れ
週末ごとに家に来るようになる。

家族が男の出現によって変わっていく。

でも最後は、あれ?っという結末。

結果的に振られたわけだけど、あっけらかんとそれを受け入れる直子がいい。

これドラマ化されたんだぁ~
WOWOWで放送されたらしいけど、観てみたいな~。


向田さんの作品、面白いわ~


                       ★★★★★




発行年月:2017年4月


 第52回メフィスト賞受賞! 
4人の女には、それぞれ表の顔と裏の顔がある。ブログで賞賛されたいがために、虚偽の「幸せな育児生活」を書くことが止められない千夏子。年下の夫とのセックスレスに悩む結子。職場のストレスで過食に走り、恋人との結婚だけに救いを求める保育士の春花。優しい夫と娘に恵まれ円満な家庭を築いているように見える柚季。
4人それぞれの視点で展開する心理サスペンス! 
彼女たちの夫も、恋人もまた裏の顔を持っている。
もつれ、ねじれる感情の果てに待ち受ける衝撃! 
「この先、いったいどうなるのか?」 
ラストまで一気読み必至!!

                         (講談社HPより)



かなり長く、四人の女性たちの抱える悩みを主に語り、重たい。

それぞれの立場なりの悩みは、理解出来る部分もあるけれど・・・

千夏子については、嫌な女だなぁ~という印象が最初から最後まで続いた。
夏記が生まれたときから、可愛く思えないって、なんで?と思ったら・・・
後半で、なるほど、そういうことか~と。
でもやはり理解は出来ない。
夏記が健気ゆえに不憫でならなかった。

優しくて賢い子なのになぁ~。


それぞれ女性が抱えるものは上手く描かれていて、この先どうなっていくの?
と興味津々で読んだ。


終盤、もう一人の女性が登場し、ぞれによって、色々なことが解決していく。

最後は、子ども達が笑顔になれそうな大人たちの気持ちの変化が
見られて良かった。


次の作品も期待出来そうな作家さん!


                          ★★★★



発行年月:2017年2月


 その年の五月から翌年の初めにかけて、
私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。
夏には谷の奥の方でひっきりなしに雨が降ったが、谷の外側はだいたい晴れていた......
それは孤独で静謐な日々であるはずだった。
騎士団長が顕(あらわ)れるまでは。

                    (新潮社HPより)




主人公のわたしの前に顕れた、騎士団長。
突如姿を見せ、問題解決のアドバイスをしてくれる。

わたしが友人から借りている家を行き来する人々。

免式渉(54歳)・・・白髪のハンサムな金持ち。

秋川まりえ(13歳)・・・わたしの絵画教室の生徒。免色がもしかしたら
娘かもしれないと思っている聡明な少女。

秋川笙子・・・まりえの叔母。まりえの母親の死後、不在がちな弟に
代わり、まりえの保護者として一緒に暮らす。

雨田政彦・・・わたしの親友。


騎士団長は、何故、あらわれたんだろう?と思って読んでいたけれど
それは謎のまま終わったなぁ~^^;
「騎士団長殺し」の絵を描いた雨田具彦氏の入所している施設にその息子である
雨田政彦と共に面会に行き、その場所で何かが起こるとワクワクしながら
読んだ。
政彦が席を外して騎士団長がその場に顕れ、具彦から
何か発言があるかと期待したけれど何もなかったなぁ~^^;

ちょっと肩すかしの場面も幾つかあったけれど、物語としては面白かった!

騎士団長が、わたしと、まりえのピンチを救った。


登場人物たちが、最後、皆、それぞれハッピーな感じになったのも読後感よくて
いい。


                       ★★★★





発行年月:2017年2月


 物語はここからどこに進んでいこうとしているのか?

その年の五月から翌年の初めにかけて、私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。夏には谷の奥の方でひっきりなしに雨が降ったが、谷の外側はだいたい晴れていた......それは孤独で静謐な日々であるはずだった。騎士団長が顕(あらわ)れるまでは。

                 (新潮社HPより)



随分、待ってやっと読める(図書館本にて・・・^^;)。

物語の最初から、ワクワク。
何が始まる?何が起きる?

主人公の私は男性で、肖像画を描いて生計を立てる36歳。
6年間の結婚生活を妻からの突然の申し出を受け入れ解消し、独り知人(雨田政彦)
の父親・雨田具彦所有の家へ移る。
小田原校外の山中にあるアトリエを兼ねた住居。

山中の生活の中で近くに住む免式渉という男と関わりを持ち、その男によって
色々な奇怪な出来事が、私を巻き込んでいく。



具彦が描いたであろう「騎士団長殺し」の絵のなかの騎士団長の出現。
話し方がなんだかユニークで、怪しさが吹っ飛んだ^m^


免式渉・・・・何者なんだろ?
1部を読む限りでは、特に危ない人の感じはしないけれど。

2部ではどんな展開が待っているのか、今から読むのが楽しみ。

読みやすいので、サクサク進む。
読書時間さえ確保できれば、アッと言う間に読了できそう。


                         ★★★★

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