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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2017年2月

『神様のカルテ』シリーズ外、初の長編!

「お前は、ただの物知りになりたいのか?」
 夏木林太郎は、一介の高校生である。夏木書店を営む祖父と二人暮らしをしてきた。生活が一変したのは、祖父が突然亡くなってからだ。面識のなかった伯母に引き取られることになり本の整理をしていた林太郎は、書棚の奥で人間の言葉を話すトラネコと出会う。トラネコは、本を守るため林太郎の力を借りたいのだという。
 痛烈痛快! センス・オブ・ワンダーに満ちた夏川版『銀河鉄道の夜』!

                      (小学館HPより)



引きこもりがちな高校生・夏木林太郎。
幼い頃に両親が離婚。母親が若くして病死し、祖父の元で小学校入学から暮らす。
その祖父が亡くなり古書店「夏木書店」が遺された。

そして、突如あらわる喋る猫。トラネコのトラ。
「本を救うための手助けをしてほしい」という。

「閉じこめる者」
「切りきざむ者」
「売りさばく者」
とそれぞれの場所で本を救うために奮闘。

麟太郎の本を大切にする気持ちが本を救っていく。

そして最後は、クラスメートの沙夜を救うために奮闘する林太郎。
無口な彼が大切なものの為なら別人のように快活な言葉で相手を負かす
場面がいい。


しかし、猫はなんで現れた?
おじいちゃんの魂を持つ化身?
 

まあ面白かったからいいか?^^;
 

                           ★★★
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発行年月:2017年6月

「誰にも言わないままの言葉をいつか私はしたためよう。亡くなった人に、友達だと思っている人に。ネットに載せて読めるようなのではなくて、そう、空母の中の郵便局にたまる手紙のように」――。
マンモス大学の診療室に勤める春菜、ゲームオタクのシングルマザー・美里、謎めいた美人清掃員の神子。震災の年の夏、「偶然の訃報」でつながった彼女たちの運命が動き始める――。 スティーブ・ジョブズ、元XJAPANのTAIJIなど有名人から無名の一般人、そして身近な家族まで、数々の「訃報」を登場人物たちはどこで、どんなふうに受けとったのか。誰もが死とともにある日常を通してかけがえのない生の光を伝える、芥川・谷崎賞作家の新境地傑作小説!

                        (講談社HPより)




登場人物が沢山。
でも、苦ではない。

主には・・・

首藤春菜・・・A大学内の診療室受付

根津神子(みこ)・・・A大学内の清掃員

小波美里・・・A大学総務課勤務
名村宏・・・美里の元夫、ラジオパーソナリティ
紬・・・二人の息子で美里と暮らす

布田利光・・・A大学教員
安藤素成夫・・・布田の教え子
小野游里奈・・・布田の教え子で元恋人、今は素成夫と付き合っている



それぞれの日常が淡々とバラバラに語られ、それを読んでいるだけでも
結構、面白かった。
それぞれの日常のなかに、知らされる有名人の死やニュースで知る事故。
それらの亡くなった人に対して思うあれこれもまた興味深く読んだ。

2011年~2014年の間に亡くなった人たちのニュースは
わたし自身も、それぞれに驚いたものでよく覚えている。


表題の「もう生まれたくない」は、人生一度きりということかな?
死ぬ間際に「もう一度生まれて来ることもできるよ」 
と言われたら、こう答えるだろうなぁ~。
もう精一杯生きたからというのが前提だけど。



                            ★★★




発行年月:2017年7月

タンゴにしか興味がない孤独な殺し屋<ハムレット>。
その男に両親と弟を殺され、一人生き残った少女、ヒロミ。
ブエノスアイレスに住む唯一の肉親である日系二世の祖父に引き取られた少女は、家族の復讐を果たすため、人の殺し方とタンゴの踊り方を覚えてゆく。
「あの男を殺して、人生の一部を取り戻す」。それだけが彼女の生きる目的となった。
やがて彼女は<ロミオ>と名乗る凄腕の美しい殺し屋に成長する。
アルゼンチン軍事政権時代の暗黒の歴史を絡めた血塗られた復讐劇はどこへ向かうのか?

全編にちりばめられたタンゴという音楽とシェイクスピア作品への深いオマージュ、破滅へとひた走る狂気のような疾走感、切なく痛ましい殺し屋としての宿命。
ピアソラの「タンゴ・ゼロ・アワー」を暗殺者のための音楽として崇める殺し屋<ハムレット>。
タンゴのステップを踏むように踊りながら殺す、いかれた女殺し屋<ロミオ>。
東京とブエノスアイレスを舞台に、<ロミオ>と<ハムレット>の壮絶な闘いが幕を開ける――。
読みはじめたら止まらない、圧巻のノンストップ・ジェットコースター小説!
美しく、激しく、そして息苦しい程の切なさが胸を打つ、傑作ノワール長編、誕生!


                 (朝日新聞出版HPより)



殺し屋なのに、タンゴ好き。
そして猫好き。

シェークスピア好きの雇い主・キング・リア。
コードネームは、皆、彼の作品の登場人物の名前。


両親と弟を殺されたヒロミは、10歳で、父方の祖父・新垣龍三の暮らす
アルゼンチン・ブエノスアイレスに引き取られる。

龍三もかつては殺し屋で、ハムレットに息子家族を殺されたのは、自分のせいだと
ヒロミに打ち明け、復讐を誓う。


ヒロミは大学の医学部で学ぶ。
そして、龍三と共にハムレットを殺すことだけを生きがいに殺し屋として
成長する。


ラスト、ヒロミがロミオとなり、ハムレットと対峙する場面はゾクゾク感でいっぱい。
お互いに魅力を感じながら、お互いを殺そうとする。


二人が憎み合う関係じゃなければ、最高のパートナーになれたのに。
切ないなぁ~。
でも、なんだか華麗な殺し屋の物語だった。


最高に面白かった!!



                        ★★★★★



発行年月:2016年6月

傷心のOL、秘密を抱えた男、病を得た伴侶、異国の者、どら息子、居候、苦学生...今はもういない者たちの日々がこんなにもいとおしい。優しく心をゆさぶる、著者会心の最新小説。

                (中央公論社HPより)



第一藤岡荘の5号室に暮らした歴代住人たちの日常を描いた本。
1階に2室。二階に3室。
でも5号室の隣は3号室。

最初の住人は、アパートの大家の息子・藤岡一平(1966~1970年まで住む)
合計・13世帯の物語。

同じ部屋なので、先の住人の生活の痕跡をそのまま引き継いだりしていて
クスッと笑えます。

住人は、学生だったり、単身赴任者だったり、家族だったり、OLだったり。
様々な日常は、特に面白い事が起きるだけでもないけれど、何となく可笑しい。

なかには訳あり住人も居ました。
なんと殺人者で、結局、本人も殺されるんだけど、その辺のことは、大して重要では
ないかのように、サラッと。

藤岡荘最後の住人・諸木十三は、最期をその部屋で迎える。
世間では孤独死と呼ばてしまうものだけど、たまたま一人の部屋で亡くなったというだけ。
彼の周りには、友好的な人間関係があったし、安否確認を頼んでいた人もいた。

最後は、ちょっと哀愁漂う終わり方だったけど、それも良かった。

第六話 ザ・テレビジョンでは、歴代のテレビ番組が並んで
懐かしいなぁ~と一人、にやり^m^


最初から最後まで楽しく読んだ♪



                      ★★★★
 



発行年月:2016年4月


 孤独な純情ヤクザが、宝塚の娘役に恋をした!?好評の宝塚シリーズ最新作。


宝塚の娘役と、ひそかに彼女を見守り続ける宝塚ファンのヤクザの組長。決して交わることのない二人の人生が一瞬、静かに交差する。娘役としての成長と、ヤクザとしての人生、それぞれの十年をドラマティックに描く。

                  (角川書店HPより)



「男役」は読んで、殆ど知らない宝塚のことを知ったりして楽しみました。
今回は、ヤクザの片桐が偶然、見た宝塚から話が展開していきます。
ヤクザと宝塚の娘役・野火ほたる。
なかなか面白い組み合わせでした!

片桐の考え方は恰好いい。
カタギになれと言って息を引き取った、慕っていたムッシュの意志を貫き通す
生き方を選んで欲しかったなぁ~。

最後はヤクザの世界っぽく壮絶。
ああ、薔薇の花束・・・せめて届けさせてあげたかった(T_T)


宝塚シリーズ第3弾もありでしょうか?

タイトル何になるのか、今から期待しちゃいます^m^


                           ★★★★
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