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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2017年9月


 作家の笹子は22年ぶりに、かつて勤めていた出版社があるJ保町を訪れた。小説誌から当時のことについて執筆依頼を受け、取材を始めたのだった。――1985年、小笹一夫は漫画編集者として入社したのち、女性の格好をして働きだす。周りからは「笹子」と呼ばれるが、会社側は……。漫画をこよなく愛する芥川賞作家のデビュー前夜と今。自伝的小説!

                      (双葉社HPより)




著者の作品を幾つか、読んでいますが、その著者の自伝的小説ということで

楽しみに読みました。

が・・・え?そうだったのぉ~?とビックリ\(◎o◎)/!

それが原因で出版社も辞めているとは・・今の時代だったら問題になるだろうけど
あの時代なら仕方ないのか?
それでも芥川賞までとって作家として成功されているのは良かった!

この自伝的小説も今だからこそ書けたんでしょうね。


出版社では漫画編集部に配属ということで、漫画の話が多く
漫画に疎いわたしには、少し退屈だったのが残念^^;
途中、かなり飛ばし読みでしたm(__)m



最初の方で出て来た岩舘真理子さんの漫画は好きでしたが・・・
漫画に詳しい人なら楽しめたんでしょう。


                       ★★
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発行年月:2017年6月


 <生〉と〈死〉、〈記憶〉と〈記録〉をめぐる連作ミステリ!
【あなたの死後、不要となるデータを削除いたします。】罪の証。不貞の写真。隠し続けた真実。『dele 【あなたの死後、不要となるデータを削除いたします。】

罪の証。不貞の写真。隠し続けた真実。
『dele.LIFE』で働く圭司と祐太郎の仕事は、秘密のデータを消すだけ――のはずだった。

あなたの記憶に刻まれる、〈生〉と〈死〉、〈記憶〉と〈記録〉をめぐる連作ミステリ!



『dele.LIFE(ディーリー・ドット・ライフ)』。
真柴祐太郎がその殺風景な事務所に足を踏み入れたのは、三ヶ月ほど前のことだった。

所長であり唯一の所員でもある坂上圭司いわく、
「死後、誰にも見られたくないデータを、その人に代わってデジタルデバイスから削除(delete)する。それがうちの仕事だ」。
誰かが死ぬと、この事務所の仕事が始まるのだ。

新入りの祐太郎が足を使って裏を取り、所長の圭司がデータを遠隔操作で削除する。
淡々と依頼を遂行する圭司のスタンスに対し、祐太郎はどこか疑問を感じていた。

詐欺の証拠、異性の写真、隠し金――。
依頼人の秘密のファイルを覗いてしまった二人は、次々と事件に巻き込まれる。

この世を去った者の〈記録〉と、遺された者の〈記憶〉。
そこに秘められた謎と真相、込められた切なる想いとは。


『MISSING』『MOMENT』『WILL』などで「生」と「死」に直面した人々を描いてきた著者が、
今だからこそ書き得た新たな代表作。

≪dele=ディーリー。校正用語で「削除」の意。≫



                        (角川書店HPより)



5つの短編連作集。


依頼人から削除要請のあったデータを削除する仕事をする会社<dele・ LIF>。
所長の坂上圭司の経営するその会社に3か月前に入社した真柴祐太郎。

会社の入っているビルは、坂上の両親から遺されたもので、同じビル内には
坂上の姉・舞の坂上法律事務所がある。
そして、坂上は車いす生活。
よって依頼者の身辺調査は、殆ど、祐太郎の仕事。


5つの話、それぞれの依頼者からの本当の依頼目的を探る二人。

今の時代、確かに死んだあと、残されるデータの処分方法は考えておかないと
いけないことだろうなぁ~。
そのまま残って差支えないものばかりではないだろうし・・・。


依頼人の削除して欲しいというそのことだけを忠実に守ろうとする圭司と
中身をみて遺族に必要なことなら伝えるべきでは?と考える祐太郎の
意見のぶつかり合いは、読み手としても悩みどころで、どちらが正しいのか?
と思ってしまった。

5つの話のなかで一番、印象に残ったのは
<ドールズ・ドリーム>かな?
癌末期で療養中の妻が自分の死後、削除するように頼んでいたデータ。
夫は、自分の浮気を疑う妻が何らかの証拠を掴んでいたのでは?と考える。
けれど、それは自分の娘を想った母親の気遣いだったという話。


最後まで疑問だったのは、圭司はどうして車イス生活になって、なんで
この仕事を始めたのか?ということ。

これは、続編ありで、そちらでその辺のことも出てくるのかなぁ~?

所長の圭司自身の物語がちょっと読みたいなと思った。


                         ★★★


発行年月:2002年5月

全選考委員絶賛の、第22回横溝正史ミステリ大賞受賞作

脳死状態にありながら、月夜の晩に限り意思伝達装置を使って話をすることのできる少女・葉月。彼女は、自 脳死状態にありながら、月夜の晩に限り意思伝達装置を使って話をすることのできる少女・葉月。彼女は、自分自身の臓器を必要とする人たちに分け与えたいと願っていた。移植問題に深く切り込んだ傑作。

               (角川書店HPより)



初めて読んだ作家さん。
名前はなんとなく知っていたけれど、これがデビュー作とは!


脳死状態にありながら、自分の臓器を与えたいと望む葉月。
彼女の希望を叶えるため芥圭一郎医師は、その手伝いをしてくれる者の前に現れる。

暴走族幹部の高校生・高村昴。


昴は、臓器移植が必要な人たちに接触し必要な臓器を運ぶ。

第4章、5章がやはり印象的。
昴と葉月の接点が明かされる。

なんだか切ない二人の境遇。
葉月がまだ意識があったとき、出会っていたら、もしかしたら何かが変わっていたかも
しれないのに・・・・。


昴と兄のこの後の生き方が、良い方向に向かうといいな。

他の作品も読んでみたくなる作家さん!



                        ★★★★



発行年月:2016年11月


病に倒れていたドラァグクイーンのシャールが復活。
しかし、「マカン・マラン」には導かれたかのように悩みをもつ人たちが集ってきて――?

                   (中央公論社HPより)



これ、前作があっての続編だったんだ~。

後で気づいた・・・^^;
でも困らずに楽しく読んだ。

オカマ・・・じゃなくてドラァグクイーンのシャールさんがステキ!
悩める人たちを美味しい夜食と優しい言葉で癒す。

いいなぁ~こんな人たちが居るお店。

前作もぜひぜひ、読みたい!


                       ★★★



発行年月:2015年7月


 戦後70年、命の重さを問う渾身の人間賛歌
 ブラック企業に追い詰められ多額の借金を背負った達希(27歳)は発作的に飛び降り自殺を図り、15年前に死んだ祖父の霊に助けられる。祖父は生前心残りの「人探し」を一緒にすることを条件に隠し財産で借金の肩代わりを提案。そこから祖父の霊とのボルネオへの旅が始まる。
 そこで出会ったのは、個性豊かな人々と悲惨な戦争の記憶。将校でも戦闘機乗りでもない大多数を占めた一般兵士の彼らの戦死とは、飢えや伝染病で命を落とす悲惨なものだった。
 やがて一行は赤道の街に到着。そこには、この旅に祖父が託した本当の目的が隠されていた。今まで決して口にすることのなかった、「知られざる謀略事件」とは・・・・。そして、そこに隠された,祖父の過去にまつわる真実とは・・・・・。

                    (小学館HPより)




ブラック企業で理不尽な目に遭う八重樫達希。
上司から命令的に言われた売上の水増し報告が問題に。
消費者金融から借金して自腹で補填したのに・・・
自身の生活は困窮に、精神的にも追い詰められて投身自殺を図る。


ああ、悲惨な話だな・・・と思ったら・・・・15年前の病死した祖父・勉が現れ
死ななかった。
助けた代わりに人探しをしてほしいと頼まれ、一緒にその人が居るであろう
ボルネオ島に。
そこでNPO活動をしている高校生・城垣澤雪音と知り合う。
雪音の父親は政治家で不登校になった雪音に言われてここに来たという。
そして死んだ人が見え、あの世とこの世を繋いでしまう力があるという。


祖父の探し人は石野紀代子。

そして祖父・勉の戦争体験の話に移る。
紀代子は、島で農作業に従事していたとき知り合った夫婦の娘。

ボルネオ島のポンテアナ事件のことはこの小説で知りました。
そんな惨い事件があったとは。
祖父のずっと抱えて来た苦悩がわかってなんとも言えない気持ちになった。


戦争はやはり惨い。
惨いことしか起こらない。


勉と共に旅をして、達希自身の考え方も変わって行く。
自分を陥れた企業と闘うことに決めた姿は以前とは別人のよう。

達希の両親も素晴らしい。

なんとか、この先の人生を素晴らしいものにしていって欲しいなぁ~。


読み応えあって凄く良かった!
他の作品も是非、読みたい!


                          ★★★★
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