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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2018年12月


会うことのないあなたへ――最小で最高の奇蹟をお届けします。

家族が寝静まった夜更け、日課として心の毒をこっそり手帳に吐き出していた井村直美は、そんな自分を変えたいと夢を叶えた理想の自分になりかわって空想の水曜日をしたため、「水曜日郵便局」に手紙を出す。一方、絵本作家になる夢を諦めた今井洋輝も婚約者のすすめで水曜日の手紙を書いていた。会うことのない2人の手紙は、やがてそれぞれの運命を変えていき――。『夏美のホタル』『虹の岬の喫茶店』の著者が贈る、ほっこり泣ける癒やし系小説!

水曜日郵便局とは……
水曜日の出来事を記した手紙を送ると、かわりに知らない誰かの日常が綴られた手紙が届くという、一週間に一度・水曜日だけ開くちょっと不思議なプロジェクト。

               (角川書店HPより)



ファンタジーだなぁ~と思ったら、実際にあったとは!!
閉館する前に知っていたら、手紙出してみたのになぁ~惜しい!


5つの章にわかれているけれど、手紙を通じて繋がる人たちの話。
自分の夢とか、心にあることって、案外、家族とか近い人には言いにくかったり
するから、こんな風に誰かに向けてなら自然と本音が書けたりするのかも。

そして、また誰かがそんな風に書いた手紙を受け取って自分自身にあてはめて
励みになったり・・・

いいお話だった。

登場する人たちの周りの人たちもみんな思いやりがある人たち。

森沢さんの話は、嫌な人がほとんど登場しないので、安心して読めるのが好き。


                      ★★★
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発行年月:2003年7月


 ボートで川下りをしたら滝に落ちそうになり、露天風呂で裸になったらアブの大群に襲われ、103歳のスーパーおばあちゃんと野宿し、電気クラゲの海に飛び込んで…。アウトドア遊びや貧乏旅で、ぼくと悪友たちが遭遇した抱腹絶倒の珍事件を綴る、青春エンタメエッセイ。

        (BOOKデータベース/オーシャンライフ株式会社発行)



森沢さんの若い頃、野宿しながら友達と旅をしたりしていた話をあれこれ。

素敵な心温まるお話を書いている人が、こんなやんちゃな人だったとは・・・
驚き~^m^

ちょっと下品な話は、飛ばしました(笑)。
面白いんだけど。。。長々読むのはちょっと遠慮しました^^;


旅に付き合う友達たちもユニーク。

旅の途中で出会った人たちもユニーク。

一番、可笑しかったのは、103歳のミツコさん!
どうして姿消えちゃったんだろ?
それを暫く探した森沢さんたち、優しいなぁ~。

理不尽な目に合された省略ユースホステルでも、怒っていい状況なのに
友だちと一緒に笑って済ます寛大さ。

ハチャメチャだけど、森沢さんの優しい人柄は、再認識できて良かった(^^)


単行本の発行元がオーシャンライフ株式会社。
安全なライフジャケットを作ってる会社と検索したら出て来たんだけど
そこから発行された本なのかなぁ~?

文庫本化されてるけど、そちらは双葉社でした。

また、心温まる小説、期待してます。


                         ★★★



発行年月:2017年9月



 経営危機に瀕している旅行会社の名物企画「失恋バスツアー」。このツアーの趣旨は、失恋した参加者に、鄙びた旅館、わびしい粗食、うら寂しい観光地を提供してどん底まで落ち込んでもらい、あとは上がるだけ、グイグイ元気になってもらいましょうというもの。しかし、添乗員として乗り込んだ37歳の天草龍太郎は、カウンセラーとして同じく添乗している小雪に自らがフラれたばかりだった。ツアー中も小雪はツレない態度。しかも今回の参加者はとことん濃いメンツで、やたら元気な金髪ハーフ美女、自称パンクロッカー、修験者のような巨漢、謎の中国人、文学少女ふうお嬢様など、彩りが豊かすぎる9名。ハプニング続きで翻弄される龍太郎だが、意外な事実が次々と明かされていく。笑いあり、涙ありの感動ツアー、いざ出発進行!

                     (双葉社HPより)




失恋バスツアー参加者


<男性>
入道さん、サブローさん、教授、陳さん、ジャック
<女性>
桜子さん、ヒロミン、モモちゃん、るいるいさん

添乗員・天草龍太郎、 運転手・吉原まどか、 カウンセラー・小泉小雪



個性豊かなメンバーたち・・・^m^

それぞれの参加理由も徐々に明かされ、ツアー最後は、みんなハッピーという
かんじで、実に楽しい。

特に、陳さんと入道さんが傑作!


森沢さんの物語は、読後感良いから好き♪



                         ★★★



発行年月:2016年6月


 移動販売で「買い物弱者」に元気を届けたい!!
心にエネルギーが満ちる、癒しの感動長編

過疎化と高齢化が深刻な田舎町で「買い物弱者」を救うため、
大学を中退したたまちゃんは、移動販売の「おつかい便」をはじめる。
しかし、悩みやトラブルは尽きない。外国人の義母・シャーリーンとのいさかい、
救いきれない独居老人、大切な人との別れ……。
それでも、誰かを応援し、誰かに支えられ、にっこり笑顔で進んでいく。
心があったまって、泣ける、お仕事成長小説。

                    (実業之日本社HPより)





主人公は20歳の葉山珠美。

大学を中退して地元に戻り、高齢者たちを対象に移動販売を始める。

珠美の父親・正太郎。
父親の再婚相手・シャーリーン。

珠美の心のなかにあるシャーリーンに対してどこか疎ましく思う気持ちが
色々な出来事を通じて、変化していく。

父親・正太郎の接し方がいい。
相手の気持ちを汲んで話すことが出来る人は素敵だ!

周りの人たちもみんな素敵で、森沢作品には、悪い人が殆ど出てこないのが
いい。
読んでいて、ほっこりする。

書きとめておきたい様な素敵な言葉も沢山。


でも、あとがき読んでビックリ!
20代の頃、野宿の放浪者でした・・・っていきなりの発言!
凄く興味あるんだけど、その辺の話、エッセイかなにかになってる?
後で探してみよう^m^


                       ★★★★




発行年月:2016年4月

自分の居場所はここにある……癒やしを求め、次なる挑戦へ!


都内で暮らしていたエミリだったが、恋人に裏切られ居場所を失ってしまった。藁をも縋る思いで身を寄せたのは祖父の家。温かく迎え入れてくれた祖父や周囲の人たちの優しさに触れ、だんだんと自分を取り戻していく。


                   (角川書店HPより)



相手に妻子があると知らずに社内恋愛していて、その噂話に追い込まれ仕事を

精神的にも追い詰められ、仕事を辞めて15年ぶりに独り暮らしの祖父の元へ
向かうエミリ。

10歳のときに両親が離婚。
その後、母親の元で暮らすが、母親は次々に違う男性と付き合っていた。
兄はそんな母親に愛想を尽かして高校卒業と同時にアメリカに留学。


なんてヒドイ母親なんだと思った。
けれど、その母親の父親であるエミリの祖父・大三さんは、とても素敵な人。
こんな父親が育てたのに、そんなヒドイ母親になるかな?と疑問が沸きました。

それはラストに出て来た母親によって、疑問解決。


傷心のエミリがどんどん元気になっていく様子が嬉しかった。
この先も頑張って!と応援したくなる。

大三さんの言葉にグッと来るもの多くて、ジ~ンときた。
森沢さんの物語は、温かいな。


                            ★★★★
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