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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2016年4月

自分の居場所はここにある……癒やしを求め、次なる挑戦へ!


都内で暮らしていたエミリだったが、恋人に裏切られ居場所を失ってしまった。藁をも縋る思いで身を寄せたのは祖父の家。温かく迎え入れてくれた祖父や周囲の人たちの優しさに触れ、だんだんと自分を取り戻していく。


                   (角川書店HPより)



相手に妻子があると知らずに社内恋愛していて、その噂話に追い込まれ仕事を

精神的にも追い詰められ、仕事を辞めて15年ぶりに独り暮らしの祖父の元へ
向かうエミリ。

10歳のときに両親が離婚。
その後、母親の元で暮らすが、母親は次々に違う男性と付き合っていた。
兄はそんな母親に愛想を尽かして高校卒業と同時にアメリカに留学。


なんてヒドイ母親なんだと思った。
けれど、その母親の父親であるエミリの祖父・大三さんは、とても素敵な人。
こんな父親が育てたのに、そんなヒドイ母親になるかな?と疑問が沸きました。

それはラストに出て来た母親によって、疑問解決。


傷心のエミリがどんどん元気になっていく様子が嬉しかった。
この先も頑張って!と応援したくなる。

大三さんの言葉にグッと来るもの多くて、ジ~ンときた。
森沢さんの物語は、温かいな。


                            ★★★★
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発行年月:2015年11月


 双葉社文芸WEBマガジン「カラフル」で大好評のうちに連載を終えた、人生の岐路に立つ若者の、せつなくてひたむきな恋と決断の物語。愛猫ペロを亡くした喪失感にうちひしがれていた立花明海は古本屋で普段は読まない自己啓発本を買った。中には前の所有者か、「大滝あかね」と書かれた名刺が挟まっていた。そして自分が唯一心を打たれたフレーズには傍線が。明海は思い切ってあかねにメールしてみるが……。新たな出会いとともに違う人生が現れ、明海は悩み、勇気を奮い、道を決めていく。


                    (双葉社HPより)




久しぶりに泣ける純愛小説を読んだ感じがする。
登場する人たちが皆、良い人たちで・・・

主人公の立花明海(25歳)が古書店で購入した本の元の持ち主・あかねと出会い・・・


主人公の明海がいい。
過去にイジメにあって辛い思いをした青年が、こんな風に相手の気持ちを察して
本当に気持ちの優しい人に成長しているのがいい。
彼の優しさに惹かれる職場の先輩と最初、良い感じになるのかな~?とも
思いましたが、彼自身が自分で好きな人に対して素直に向き合う姿勢も良かった。


きらきら眼鏡の意味が読むとわかります。

そういう風に物事を捉えていくって大事かも。

あかねの恋人・祐二の言葉にもハッとさせられました。

「あたりまえの幸せに気づかないと、もったない人生になるんだよ」

森沢さんの物語は、温かいものが多いなぁ~。

以前読んだ、作品の登場人物?と思う人が登場するのも嬉しかった!


次の作品も期待しちゃう作家さんです♪


                      ★★★★★




発行年月:2014年8月

悩みがあるということは、それを解決した喜びと幸せが、
これからのあなたを待っているということ。

読みながら心のデトックスができる、読んだ後、
回りの人に優しい気持ちになれる感涙小説。


                    (幻冬舎HPより)



純喫茶<昭和堂>のオーナー・有村霧子。
お客の悩みを聞きながら癒す力があるという噂で、色々な人が訪ねてくる。
が。。。キリコは、ロッキングチェアーに揺られながら、たばこをふかし
コーヒーや紅茶を美味しく入れるのは、柿崎照美(通称・カッキー)。

カッキーは、美味しいコーヒーの淹れ方を以前、岬の喫茶店のママに伝授して
貰ったとか。



常連客の入道、イケメン青年の諒くん、キャバクラ嬢のキララなど楽しいメンバーが
勢ぞろい。
お客の悩みを解決していく過程も面白かったけれど・・・・
終盤は、カッキーとキリコの話。

カッキーは、DV夫から逃れて生きている身だった!
しかし、居場所がばれた。
その夫が今度、別の女性と結婚したいからと離婚届を提出したいという、
カッキーはDV夫と店で会うことに・・・。

キリコがアドバイスした言葉は良かった!
なるほど・・・・過去を受け入れましたの言葉は、前に向かうために必要な言葉。
深い話だなぁ~。


そして、物語の途中から気になっていたキリコへの脅迫状。
誕生日に殺すという殺人予告。
キリコは親友のジョークだから心配要らないと周囲に言っていたけれど・・・
その真相は違った。
そういうことだったんだ~。

能天気でガサツな感じのキリコだったけれど、本当は、人の気持ちの細やかな部分を
汲むことが出来る、本物の癒し屋だったんだなぁ~。


旅に出たキリコは、この後どうするんだろ?


あちらこちらに胸に響くセリフがありました!
森沢さんらしい素敵なお話でした♪



                              ★★★★★
 




発行年月:2013年10月

限界集落と言われるほど田舎の養鶏場で、村田二郎は革命を起こそうと思っていた。もっとたくさんの人に「たまご」のおいしさを分かってほしい!その一途な気持ちだけで「卵かけごはん専門店」を開くことを決意したのだ。「え?家で食べられるものを?」と周囲は大反対するも二郎の心はうごかない。そしてついにオープン!果たしてそのお店の運命は? 小さな村に大きな奇跡がおこる?!

                   (徳間書店HPより)


都会からは程遠い田舎の限界集落である蛍原集落が舞台。
村の人たちが集うのは母と娘で切り盛りしている「居酒屋トミ子」。
主人公はそこで亡き父から受け継いだ養鶏場を経営している村田二郎(35歳)。
病気の母親・孝子(63歳)との二人暮らし。
近所の一枝さん(77歳)が家事を手伝いに通ってくれている。

二郎の養鶏場の卵は美味しい。
そして、二郎は同級生の臼山大吉と育てているお米「夢気分」も最高の味。
美味しい卵と美味しいご飯で、たまごかけご飯を作って皆に食べさせたい!
そんな二郎の夢は、たまごかけご飯専門店を作ること。
しかし、大吉は、反対する。
二人の意見は合わず仲たがいすることに。
大吉は自分の夢に向かって突っ走る。
そんな姿を母親の孝子は応援する。二郎の父親が養鶏場を始めたときも
同じような気持ちだったからと・・・・。

二郎のもう一人の同級生・直子は居酒屋トミ子の娘。
都会に出て結婚したが離婚して(旦那の浮気が原因)出戻って来ている。
直子は二郎の良き理解者。


ほかにも都会から田舎に引っ越して来た、駆け出しの陶芸家・若部毅(通称:ワカメくん)
や元寿司職人の桜田源三が、たまごかけご飯専門店に協力する。


良い物語でした!
人々が自分の出来る範囲のことで、協力し合う姿が清清しい。
仲たがいした大吉も影では二郎を応援していたということもわかり
ほっこりした気持ちになりました。

二郎は、本人の言うとおり、本当にツイてる!!
でもそれは、二郎の人柄が人々を巻き込むからでしょうね。

鶏とか生卵とか、苦手なんだけど、最初から最後まで楽しかった。


                         ★★★★★




 




発行年月:2013年9月


 生まれてすぐに両親に捨てられ、祖父母に育てられたミーコの特技は、毎日、「小さな宝物」を見つけること――。
孤独と不安のなかにも、一縷の希望を探し続けるミーコの半生を、祖父、同級生、教師、ボーイフレンド、そして愛する娘・幸子(チーコ)の視点で切り取った感涙のハートフル・ストーリー。

                      (光文社HPより)


何の前知識もなく、読んだので、最初の第一章
<ミーコとナベちゃん>にはビックリ!
風俗嬢・ミーコの仕事上での付き合いのナベちゃんとのこと。
ミーコには幼い娘・幸子(チーコ)が居て、アルコール依存症だった夫は
借金を残したまま蒸発。
生活費を稼ぐために風俗業で働いているミーコ。
生い立ちも複雑な様子。
両親に捨てられ、祖父母に育てられた。
祖父は優しかったけれど、祖母は躾に厳しく、時には虐待めいたお仕置きも
受けていたという。

ひぇ~~どれだけ悲惨な主人公なのぉ~!?
とちょっと読むのが辛くなっちゃった第一章でした^^;


けれど・・・実際は違ってた。
人の生活の上っ面だけみて「アノ人は可哀想・・・」なんていうのは
その人にとってとっても失礼なことなんだと、強く思った物語でした。


ミーコの子ども時代、中学生時代、その後の話と章を追って関わる人物が変わって
いくなかで、ミーコはいつも出会う人たちに安らぎとか幸福感みたいなものを
与えている。

厳しかった祖母の本当の気持ちも分かったし、いろいろな人に愛されている
素敵な女性なのですね~。

最終章では、ミーコは51歳。娘のチーコが26歳で、結婚式を控えて
母娘最後のクリスマスを過ごすという場面は、本当に温かいものでいっぱい。

指物師だった祖父の手作りの宝箱の蓋を開けると祖母の大事にしていた鏡が
ついている理由にも感動でした!!

心は絶対に傷つかない、磨かれるだけ・・・・良い言葉です!


あとがきで、表紙写真の女性との会話から本書の内容を決めたという話も
興味深かった。

素敵な素敵な物語でした!


                       ★★★★★
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