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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2017年9月


 仙台の住宅街で発生した人質立てこもり事件。SITが出動するも、逃亡不可能な状況下、予想外の要求が炸裂する。息子への、妻への、娘への、オリオン座への(?)愛が交錯し、事態は思わぬ方向に転がっていく――。「白兎(しろうさぎ)事件」の全貌を知ることができるのはあなただけ! 伊坂作品初心者から上級者まで没頭度MAX! あの泥棒も登場します。

                     (新潮社HPより)




冒頭から出て来る「白兎事件」。

仙台での人質たてこもり事件の真相を描く物語。

事件というと物騒だけど、それが起きた背景の物語は実に複雑。
いろいろな複雑なことが絡まって段々わかってくること。

伊坂氏お得意の技ですね~。


全く関係ないような事柄が段々と結びついて・・・・ああ、あれはこういうこと
だったんだね~という気づきが楽しい。

泥棒、黒澤と宮城県警の夏之目課長が特にいい。

妻子を事故で亡くした夏之目の家族を想う場面がジ~ンと来る。

レ・ミゼラブル・・・映画しか見てない。
いつか読んでみたい小説のひとつ。


最初から最後まで面白かった!


伊坂氏の作品はよく映像化されるけど、これはムリかな?



                           ★★★★★
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発行年月:2017年7月


 
最強の殺し屋は――恐妻家。

物騒な奴がまた現れた!
新たなエンタメの可能性を切り開く、娯楽小説の最高峰!

「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。
一人息子の克巳もあきれるほどだ。
兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。
引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。

こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。

書き下ろし2篇を加えた計5篇。シリーズ初の連作集!

                   (角川書店HPより)




殺し屋としては最強なのに、家庭のなかでは、妻の言動にびくびく。
機嫌を損ねる受け答えはしないといつも気をつけて発言し、夜間、音を立てずに
空腹を満たす食べ物は、魚肉ソーセージがいちばん!という。

なんだかそのギャップが可笑しい。

でも、殺し屋は止めたいと思い始め、そのことが、<兜>を追い詰めて
いくことになる。

後半、兜の息子・克己が成人し、家庭を持ち、父親のことを知ろうと
奔走。

ボルダリングジムで知り合った松田との関わり方や、文具メーカーの営業社員と
して出向いた先で知り合った警備会社社員の奈野村との関わり方が、良かった。

でも、奈野村は同業者だったとは・・・・\(◎o◎)/!
お互い、殺し屋じゃなければ、良い友人関係が続けられたのに・・・。


そんななか、一番不気味だったのは、兜に依頼をする役目の医師。
殺しの依頼を病院の医師がするっていう設定は面白かったけど。


殺し屋だけど、色々な人の命も助けた兜・・・恰好よかったな。



                       ★★★★



発行年月:2017年10月


 

舞台はドイツ。探偵・カールがクリスマスの夜に出会った不思議な男とは……? 著者の初小説が自身の手により完全リメイク。フランスのBD作家による描きおろしイラスト付オールカラー絵本。

舞台はドイツ。
探偵カールがクリスマスの夜に出会った謎の男とは……?

伊坂幸太郎が贈る聖夜の奇跡の物語



大学生のときに著者が初めて書いた小説(初出『文藝別冊 伊坂幸太郎』/2010年小社刊)を自身の手により完全リメイク!

デビュー以来の伊坂作品のモチーフ、
「探偵」「男2人」「親子愛」「巧妙な構成」「ラストのどんでん返し」……
などのエッセンスがすべて凝縮された、珠玉の物語。
伊坂作品にはおなじみ、あのキャラクターの元祖とも言える人物も登場。

* * * * *

生まれて初めて完成させた短篇が元となった作品です。 ────  伊坂幸太郎

お話の最後ではいつも呆然となり、もう一度読み直したい気持ちで胸がいっぱいになりました。 ────  マヌエーレ・フィオール

* * * * *

*挿絵について*
伊坂さんも注目し、また松本大洋さんら日本の第一線の漫画家も各所で推薦している、フランスのバンドデシネ作家であるマヌエーレ・フィオールによる描き下ろし!


                      (河出書房新社HPより)



大学生の時、初めて書いた小説なんだぁ~。
凄く良かった。
探偵が浮気調査の尾行をしながら、立ち寄った公園で知り合った男との会話が
ユニーク。
色々と想像してみるって楽しい。

サーカスから逃げた男は、どこに???
公園で話をした男の仲間だったのか?

読み終えた後も、あれこれ想像。

絵も大人っぽくて、素敵。


                          ★★★★





発行年月:2016年3月

陣内さん、出番ですよ。『チルドレン』から、12年。
家裁調査官・陣内と武藤が出会う、新たな「少年」たちの物語。
書き下ろし長編

                  (講談社HPより)



「チルドレン」読んだような、読まなかったような・・・^^;
でも、楽しく読めました!
家庭調査官の仕事は、馴染みがないけれど、凄く大変な仕事だな。

陣内は、独特な雰囲気の人だけど、罪を犯してしまった少年たちに接する態度に
温かみがあっていいなぁ~。
こういう調査員に出会った少年たちは幸せかも。
罪を犯さないことが大事だけれど、いろいろな事が重なって重罪を犯してしまう
者もいるんだということに気づかされた。

罪を犯したものには厳罰をというのは、ちょっと違うのかな?
なんて色々と考えさせられた。

ここには、無免許運転の末、事故を起こし人をひき殺してしまった棚岡佑真(19歳)。

ネットで事件予告をする者に逆に脅迫文を送った罪で試験観察中の高校生小山田俊。

そして、棚岡佑真が小学生の時、登校中、突っ込んできた車により一緒に歩いていた
佑真の親友・栄太郎をはねて死亡させた、若林青年。


それぞれのことを知れば、3人とも悪人とは違う。

罪を罰するって難しいと思った。


重苦しい題材を、陣内というキャラクターが息抜きさせてくれるので読みやすい。
チルドレンも読みたくなった。


                         ★★★★



発行年月:2015年2月


 あの、正義って何でしょう。

住人が相互に監視し、密告する。危険人物とされた人間はギロチンにかけられる――身に覚えがなくとも。交代制の「安全地区」と、そこに配置される「平和警察」。この制度が出来て以降、犯罪件数が減っているというが……。今年安全地区に選ばれた仙台でも、危険人物とされた人間が、ついに刑に処された。こんな暴挙が許されるのか?そのとき! 全身黒ずくめで、謎の武器を操る「正義の味方」が、平和警察の前に立ちはだかる!


                   (光文社HPより)




最初からショッキングな描写が続き・・・・なんじゃこりゃ?と引いちゃいました^^;

身近にごく普通の生活をしていた人が、危険人物だとされて平和警察に
連行され公開処刑なんて・・・残酷過ぎて。


登場人物たちが兎に角多くて・・・・
後に話にどう関わってくるのやら?とメモを取りながら読みました。

そして、暴力的な平和警察に立ちはだかる人物登場!
全身黒づくめのその人物は、平和警察に危く乱暴されそうな人を救う。

その黒づくめの正義の人(犯人でもある)を捕まえようとする平和警察ではない
県職員の警官たち。
平和警察のやり方に疑問を持ちながらも黒づくめの人物を捜査していく。


終盤、その黒づくめの人物がわかる。
物語には途中から出ていた人物で、その人がそういう行動を取ることにした
動機がなんとも切ないような・・・。


結構、人が惨く死んでいくのが少し嫌だったけれど
まあまあ面白かったかな?

表題の意味はよくわからなかったけど・・・・^^;
伊坂さんらしいといえばらしい話。


                          ★★★
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