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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2019年9月

著者2年ぶりの最新長編!
「令和元年」必読の衝撃作!!

隅田川で発生した元警察官殺し。
その息子たちが突き止める、父親たちの秘密――
著者2年ぶりの最新長編!
「令和元年」必読の衝撃作!!

元警察官の辰司が、隅田川で死んだ。
当初は事故と思われたが、側頭部に殴られた痕がみつかった。
真面目で正義感溢れる辰司が、なぜ殺されたのか?
息子の亮輔と幼馴染みで刑事の賢剛は、死の謎を追い、
賢剛の父・智士の自殺とのつながりを疑うが……。
隅田川で死んだふたり。
そして、時代を揺るがした未解決誘拐事件の真相とは?
辰司と智士、亮輔と賢剛、ふたりの男たちの「絆」と「葛藤」を描く、儚くも哀しい、
衝撃の長編ミステリー。
貫井徳郎、新境地!

                   (実業之日本社HPより)



辛い物語だった。

濱中亮輔と警察官だった父・辰司。
今、警察官の芦原賢剛と父・智士。

亮輔と賢剛は、親友であり、お互いの父親もまた親友だった。

時代は、昭和天皇が崩御されたころと現在を交互に語る。

ちょうど、昭和が終わったころ、自殺した賢剛の父。
そして、何者かに殺された(?)亮輔の父。
時を超えてはいるが、二人の死には、繋がりがあって、その真相を知ったとき
大きな混乱と絶望、悲しみ、怒り・・・いろいろな感情が起きる。


冒頭にあった、地上げ屋による悪質な立ち退きの様子に嫌な気持ちになった。
今後、これが物語の大きな核になるとは思わず・・・


二人の父親の過去を知った亮輔と賢剛は、お互い、苦悩するが
暫くは、お互い別々の場所で過ごそうと話し合う。
10年後の再会を約束して・・・。


10年後、二人がちゃんと笑顔で向き合えるといいな。
きっとそうなるだろうけど・・・


                     ★★★★

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発行年月:2017年5月

"人間の心を捨ててもずっと一緒にいたかった。
何が“警察官連続殺人事件”を引き起こしたのか?
山本周五郎賞受賞作『後悔と真実の色』続編。渾身のミステリ長編!!

仕事にしがみつく女刑事と警察を離れた男の因縁。
復讐だけを生きる糧にするふたり――。
幼い日に、警察沙汰で離れ離れになった誠也とレイ。大人になって再会したふたりは、警察への復讐を誓い、その計画を着実に遂行する。
一方、事故か他殺か判然としない警察官の連続死に、捜査本部は緊迫する。事件を追う所轄刑事の高城理那は、かつて“名探偵”を呼ばれた西條の存在を気にしていた。スキャンダルで警察を去り、人生を暗転させた男。彼だったらどう推理するのか――。
止まらない面白さ、圧倒的読み応え。これぞ貫井徳郎の真骨頂! " 

                    (幻冬舎HPより)



前作で、警察を辞めた西條輝司。
一時はホームレス生活。そこからビルの警備員。
兄の口利きで一流会社に再就職(秘書課)。

警察を離れても、西條の勘の良さ。推理力は健在で、それを頼ってくる新人の
女性刑事・高城理那。
理那は、西條のことを先輩刑事から聞いて、自身の事件解決の考えを相談する
相手として西條を頼る。


事件は続けて起きる警官殺し。
警察に恨みを抱くものの犯行。

事件の犯人である渕上誠也とレイ。
2人の犯行時の様子を描く。
だけど2人がなぜそこまで警察を憎むのか?

そして知らされた事件の真相・・・・う~ん。ちょっと理解できないなぁ~。

レイって恐ろしい人間だということがわかった。
誠也を想いどうりに利用したってことか?

この先の物語はないのかな?


西條が兄が紹介してくれた勤務先も辞めて、これからは自分の力を発揮する
仕事をするようで、その話も読みたい。
犯罪コンサルタント?
そういう職業実際もあるのか???


西條の兄・・・・良い人だな。
高城理那・・・・良い刑事になりそう。今後の活躍も読みたい!


シリーズ化するといいなと思う。
2冊続けて読んだけど、面白かった!

        

                        ★★★

 









発行年月:2009年10月


 若い女性を襲い、人指し指を切り取る連続殺人事件の捜査が進まないまま、捜査一課のエース、西條輝司はある出来事を機に窮地に立たされていた。不器用に生きる男たちを活写する傑作長編!

                    (幻冬舎HPより)



面白かったぁ~。
警察官たちの職場を離れての生活も垣間見れて・・・

しかし、西條は、窮地に立たされて大変な目に遭いながら
事件解決に一役かって流石!

警察官じゃなくなった西條が今後は、どう生きていくのか
続きが気になる!

早く続編を読まなきゃ!!


しかし、事件の犯人、屈折してるな。
普通に社会生活していて、こんな凄惨な事件を起こすって恐ろしい。



                         ★★★★



発行年月:2006年3月


 ええ、はい。あの事件のことでしょ? えっ? どうしてわかるのかって? そりゃあ、わかりますよ。だってあの事件が起きてからの一年間、訪ねてくる人来る人みんな同じことを訊くんですから……。数多のエピソードを通して浮かび上がる、人間たちの愚行のカタログ。痛烈にして哀切、『慟哭』の作者が放つ新たなる傑作!

                  (東京創元社HPより)



映画化されたので、気になり読んでみた。

冒頭に書かれていたネグレクトの事件が展開されるのかと思ったら・・・
別の一家四人惨殺事件の被害者夫婦を知る者たちの取材文で進んでいくという
もので、ああ、この事件と最初のネグレクトで逮捕された女性は
何らかの関わりがあるんだな~と予測しました。


ま、結末は、その予想通りだったけど、
殺された一家の夫婦の過去を知る人たちの話は、興味深かった。

夫は、早稲田大学卒で、妻は慶応大学卒。

夫の方は嫌なかんじだったけど、妻は、そんなに嫌な人という印象は
受けなかった。
だけど、実際に関わると違うのかな?
本人は全く悪気がないのに、人を傷つけるタイプ?

しかし、殺されちゃった子どもたちが気の毒過ぎる。


始終、会話文なので読みやすい。
しかし、後味悪いな。
慶応のイメージ悪くなるな・・・と思ったら、著者は早稲田卒でした。
実際の大学名出さなくても良かったんじゃないかな?
なんて思ってしまった。


映像化されたものも、ちょっと気になる。




                           ★★★



発行年月:2015年1月


 峰岸晄は五歳で伯父夫婦に引き取られ、空腹を抱えながら育った。母は死に、父は人を殺したからだった。学校では、椅子に画鋲が置いてあったり、いじめに遭った。幼なじみの木下怜菜は万引きまでさせられる晄をただ一人、案じてくれる存在だった。まったき孤独の闇の中で、晄が向かう先は――。驚愕のラストが待ち受ける、心に迫る傑作長編!

                     (双葉社HPより)




峰岸晄の5歳から29歳までの生き様。

両親が離婚し、母親と二人暮らしになった晄。
母親は水商売をしながら、ホスト通いにはまり、まだ幼い晄は部屋の外からカギを
掛けられ置き去り。
空腹、寂しさに堪えるなか、唯一の支えは仔猫だった。
従兄弟の慎司と見つけた仔猫だけど、慎司は晄が連れ帰っても良いと言ってくれた。


その後、伯父夫婦の家で暮らすことになり成長していく。
が・・・・家のなかでは肩身が狭く、学校では虐められるという生活が続く。
でも、そんなことは平気だと。

一人ぼっちで部屋に置き去りにされた時が最悪だと思っているからかな?
そして、大人になり、陥れる人を決めて生活を滅茶苦茶にする。


その動機は・・・。
なるほど・・・・とそれは理解出来た。
でも、ふつう、それを動機にするって考えにくいこと。
晄にとってのそれは、どん底の中の光を奪った者たちということだったんだろう。


辛く哀しい物語でしたが、最後まで一気に読んだ。

こんな風に成長する子が世の中にはいるんだろうな・・・と思ったら
堪らなく哀しくなった。


                       ★★★★

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