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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月;2019年10月

「久々に、派手なペテン仕掛けるぞ」詐欺師から足を洗い、口の上手さを武器に実演販売士として真っ当に生きる道を選んだ武沢竹夫。しかし謎めいた中学生・キョウが「とんでもない依頼」とともに現れたことで
彼の生活は一変する。シビアな現実に生きるキョウを目の当たりにした武沢は、ふたたびペテンの世界に戻ることを決意。そしてかつての仲間――まひろ、やひろ、貫太郎らと再集結し、キョウを救うために「超人気テレビ番組」を巻き込んだド派手な大仕掛けを計画するが……。

                   (講談社HPより)



前作の「カラスの親指」は、ウロ覚えですが・・・(^^ゞ
問題なく楽しめた♪
読んでいるうちに、思い出すこともあったし・・・・。

今回は、武沢、やひろ、まひろ、貫太郎、やひろと貫太郎の子ども・鉄平(小6)に
中学生14歳のキョウが加わる。

最初、男の子かと思ったら、キョウは女の子。

実演販売をしている武沢にテレビにその技で出演したいから教えて欲しいと
頼み、武沢のところに居候する。
夏休み中だし、同居の祖父母は四国にお遍路さんで留守だという。
父親は居ない。母親はある男に騙され、その男を刺し、自分も自殺を図ったと。


キョウは母親の仇を討ちたいんだと、メンバーたちは協力するんだけれど・・・

キョウの本当の目的は違うところにあって・・・
敵討ちを武沢たちは、役者を揃えて演出するという作戦へ・・・


つまり互いに騙し合うわけで、読んでいて、自分も騙されていました~(^^ゞ
で、最後の最後に、真実が・・・


ああ、キョウがこの後、幸せに暮らせるといいなぁ~。

騙し合うなかに、温かい気持ちもあって、いい。


前作の「カラスの親指」映画化されていることを今更、知った!
阿部寛が、武沢!面白そう~!

是非、観てみたいな♪


                       ★★★★

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発行年月:2018年7月

僕に近づいてはいけない。 あなたを殺してしまうから。

週刊誌記者のスクープ獲得の手伝いをしている僕、坂木錠也。この仕事を選んだのは、スリルのある環境に身 週刊誌記者のスクープ獲得の手伝いをしている僕、坂木錠也。この仕事を選んだのは、スリルのある環境に身を置いて心拍数を高めることで、“もう一人の僕”にならずにすむからだ。昔、児童養護施設<青光園>でともに育ったひかりさんが教えてくれた。僕のような人間を、サイコパスと言うらしい。
ある日、<青光園>の仲間の“うどん”から電話がかかって来て、平穏な日常が変わり始めた。これまで必死に守ってきた平穏が、壊れてしまう――。

                (発行:角川書店)


<ネタバレ含むので注意>


坂木錠也・19歳。
バイク便の仕事と並行して、スクープ記事を書く間戸村の片腕として
ターゲットの尾行などをして情報を提供している。

錠也は、乳児院~児童養護施設(青光園)で育った。

錠也の母親も施設育ちで、青光園・園長も同じ施設の出身。
パブで働いていた錠也の母親は田子庸平という男の散弾銃で死んだ。
その事件の2年後、園長は錠也を自分の施設で育てることにした。
 

錠也は、母親を殺した男に復讐をする。
田子は、錠也の施設で親友になった迫間順平(愛称・うどん)の父親だった!


衝撃の真実は、まだここから・・・・

田子庸平は、うどんの父親だったが、錠也の父親でもあった!
それから・・・錠也には、一卵双生児の兄・鍵人が居た!


田子を殺し、同じ施設出身のひかりを殺したのは・・・・錠也ではなく兄だった!


後半の急展開に読むスピードが上がった。

しかし、サイコパスって恐ろしいな。
鍵人はどうなったんだろ??


グロイシーンもあるし、重苦しい話なんだけど、最後は、少しホッとする場面の
おかげで読後感は悪くない。

折角、再会した双子の兄弟が、これから「生まれてきてよかった」と
思える生き方が出来たらいいな。



                        ★★★




発行年月:2018年1月

彼/彼女らの人生は重なり、つながる。
隠された“因果律(めぐりあわせ)”の鍵を握るのは、一体誰なのか──

遺影専門の写真館「鏡影館」がある街を舞台にした、朝日新聞連載の「口笛鳥」を含む長編小説。読み進めるごとに出来事の〈意味〉が反転しながらつながっていき、数十年の歳月が流れていく──。道尾秀介にしか描けない世界観の傑作ミステリー。
ささいな嘘が、女子高校生と若き漁師の運命を変える――心中花
まめ&でっかち、小学5年生の2人が遭遇した“事件”――口笛鳥
死を前にして、老女は自らの“罪”を打ち明ける――無常風
各章の登場人物たちが、意外なかたちで集う――待宵月

                       (朝日新聞出版HPより)



4つの章から成る物語。
別の話のようで、それぞれに登場する人物たちが後に繋がりがあった人たちだと
わかるしかけ。


最初の話で、癌で余命わずかと知れている藤沢奈津実は、娘の歩美(15歳)と
高校2年まで住んでいた街の写真館を訪れる。

そこは、遺影を撮影してくれるという写真館で、店内に飾られているのは
亡くなった人が以前、そこで写真を撮った人たち。
故人の身内からの報せを受けて、そこに飾る。

そんな写真のなかから、奈津実はある人物の写真を見つける。

そして、奈津実の高校時代の話へ。


その後の話も奈津実が高校生だった時代とほぼ同じ。
背景に起こった事件が共通している。


第三章では少し時が経ち、小学生だった、まめとでっかちも成人している。
歩美も看護師として働いている。
母親の奈津実は他界し、その母親と交際していた崎村源人の子ども源哉も
高校生になっている。
母親が亡くなる前(7年前)、実は源哉は奈津実と歩美に会っていた。


人の縁って不思議だな。
辛くて哀しいことがあっても、なんとか生きていれば、こうして
次の代(子どもや孫)が、幸せな日々を送っていることに繋がっていく。

辛かった出来事も実は別の事実があったりもする。


全ての繋がりがわかった今、また再読してみたい!


                         ★★★★★
 



発行年月:2017年6月

生の悲哀、人の優しさが沁みわたる、人情ミステリーの傑作。

娘を失った二美男と母親に捨てられた汐子は、貧乏アパートでその日暮らしの生活を送る。このアパートの住人は、訳アリ人間ばかりだ。

二美男はある人物から、公園の池に沈む死体を探してほしいと頼まれる。大金に目がくらみ無謀な企てを実行するが、実際、池からとんでもないものが見つかった! その結果、二美男たちは、不可解な事件に巻き込まれていくことになる......。

                                 (毎日新聞出版HPより)




二美男と汐子・・・二人の関係がいい。

実の親子のように暮らしていて・・・。
しっかり者の汐子に二美男が助けられている場面の方が多いけれど・・・。

アパートの住人たちもユニークで、事件の真相究明に皆で乗り出すのも楽しかった。


汐子の本当の母親が現れ自分の元を去ってしまうんじゃないかと気が気じゃない
二美男に対して汐子の方が、大人な発言は、ちょっとホロリ。


ミステリー色はあまりなかったけれど、こういう人情物もいい。


                            ★★★
 




発行年月:2016年7月

ランチワゴンは疾走する。
危険な中学生アイドルを乗せて。

街をワゴンで駆けながら、料理を売って生計を立てる女性・夏都(なつ)。
偶然にも芸能界を揺るがすスキャンダルを知ってしまった彼女は、
その流出を防ぐため、緑色の髪をしたアイドル・カグヤと協力することに。
ある女性の携帯電話に残されたメールを削除するという、
難しくないミッションのはずだったのだが――。
 
                (文藝春秋HPより)



読み始めはなかなか面白かった。

夏都がランチワゴン車で販売する様子が楽しくて・・・

で、その夏都がワゴン車ごと乗っ取り誘拐にあって・・・
でもそれは誤認で、その首謀者はなんと中学2年生のアイドル・カグヤ。
そして、夏都が一緒に暮らしている姉の息子・智弥(同じく中2)も加わって
カグヤが夏都を誤認誘拐したわけを聞き、それに協力する形で物語が進む。


登場人物たちもなかなか個性的でよかったけど、
なんとなく途中で飽きてきた。
道尾作品で途中で飽きるのは初めてだったんだけど・・・・^^;


結局、カグヤの計画には、智弥も絡んでいて、二人の心のうちを知ったら
ちょっと切なくもなった。

でも、なんだかグチャグチャしたわりに、すっきりしないかんじの終わり
だったかなぁ~。


次の作品では感動を期待したいけど。


                           ★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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