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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2016年7月

ランチワゴンは疾走する。
危険な中学生アイドルを乗せて。

街をワゴンで駆けながら、料理を売って生計を立てる女性・夏都(なつ)。
偶然にも芸能界を揺るがすスキャンダルを知ってしまった彼女は、
その流出を防ぐため、緑色の髪をしたアイドル・カグヤと協力することに。
ある女性の携帯電話に残されたメールを削除するという、
難しくないミッションのはずだったのだが――。
 
                (文藝春秋HPより)



読み始めはなかなか面白かった。

夏都がランチワゴン車で販売する様子が楽しくて・・・

で、その夏都がワゴン車ごと乗っ取り誘拐にあって・・・
でもそれは誤認で、その首謀者はなんと中学2年生のアイドル・カグヤ。
そして、夏都が一緒に暮らしている姉の息子・智弥(同じく中2)も加わって
カグヤが夏都を誤認誘拐したわけを聞き、それに協力する形で物語が進む。


登場人物たちもなかなか個性的でよかったけど、
なんとなく途中で飽きてきた。
道尾作品で途中で飽きるのは初めてだったんだけど・・・・^^;


結局、カグヤの計画には、智弥も絡んでいて、二人の心のうちを知ったら
ちょっと切なくもなった。

でも、なんだかグチャグチャしたわりに、すっきりしないかんじの終わり
だったかなぁ~。


次の作品では感動を期待したいけど。


                           ★★
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発行年月:2015年1月

驚きと感動のラストが心ふるわす、無敵のエンタテインメント小説!


冴えない容姿と“特殊”な声を持つラジオのパーソナリティの恭太郎はある雨の日、行きつけのバーでびしょ濡れの美女に出逢う。ひょんなことから彼女の企てた殺害計画に参加することになる恭太郎だったが――。

                 (角川書店HPより)




ラジオDJの桐畑恭太郎が行きつけのバー「If」に集う面々が個性的で楽しく
いいなぁ~こういう仲間の居る場所。
なんて能天気に思いながら、読んでいましたが・・・・
そこは道尾作品、そんな能天気な人たちじゃありませんでした!



常連客やママたちの話をラジオで話す恭太郎だけど、そこには隠された真実があって・・
その真実は結構、重たいもの。

でもバーで語らう人たちは皆、仲良し。

そしてある日、飛び込んできた三梶恵の企てに力を貸すことになった面々。
その恵にも皆には隠していたことがあった!


恭太郎の語る、小学校時代のカメレオンを飼う友達の話が良かった。

恭太郎と恵が良い雰囲気になった場面には笑った!
「紫陽花」=「しようか」・・・・・巧い!!よく思いつくなぁ~と感心^m^

笑いあり涙ありの物語でしたが最高でした(^^)


                          ★★★★★

 



発行年月:2014年4月


 真実は「悪夢」の中に隠されている――。幻惑の極致が待ち受ける道尾ミステリーの頂点!

あの女が、私の眼前で死んだ。かつて父親が犯した殺人に関わり、行方不明だった女が、今になってなぜ……真相を求めて信州の寒村を訪ねた私を次々に襲う異様な出来事。はたして、誰が誰を殺したのか? 薬物、写真、昆虫、地下水路など多彩な道具立てを駆使したトリックで驚愕の世界に誘う、待望の書下ろし超本格ミステリー!

                      (新潮社HPより)




大槇辰男は離婚し、一人息子の俊也と定期的に会っている。
そして、出張のため、息子を預かって欲しいと頼まれる。

辰男には、32年前、体験したあることが元で見る悪夢に苦しんでいた。
そして、その32年前かつて住んでいた村から行方不明になっていた女を駅のホームで
目撃し動揺する。が・・・・次の瞬間電車に飛び込み轢死。


物語の最初から謎が生まれ、期待度が高まりました。
32年前の真実を求めて、信州のかつて暮らしていた寒村を訪ねる辰男。
預かった息子・俊也と共に。

昔からの村のしきたり。
村に起きた事件の噂話。

現実の話のなかに辰男が見る夢が混ざり、謎がより深まる。

事件の真相は、明かされてみれば意外とふつうでした。
悪夢を見ることが、もっと深く絡まってくるのかと思っていましたが・・・・^^;
ま、途中の何とも言えない不穏感を増強させる役目は果たしたからいいのかな?


話の展開は、複雑に広がりますが、最後にそれを収束させる力は、やはり流石!


暗くて重いたい話のなかに、俊也くんの存在が癒しになっていた。
ぎこちなかった辰男との関係も、良い感じになってきたし、辰男も悪夢から
解放されて生きる希望を持てるかな?と期待させるラストに救われた。


                            ★★★



発行年月:2013年9月


 少年が抱える切ない空想、曼珠沙華が語る夫の過去。老夫婦に届いた絵葉書の謎、少女が見る奇妙なサソリの夢。姉弟の哀しみを知る月の兎、製鏡所の娘が願う亡き人との再会。

ほんの小さな行為で、世界は変わってしまった。それでも――。
六つの世界が呼応し合い、眩しく美しい光を放つ。まだ誰も見たことのない群像劇。      

                   (集英社HPより)



6つの短編連作集。
6つの話に登場する人物たちは、重なる。
最初の話<やさしい風の道>で登場の8歳の少年・章也とその姉の翔子。
最初の話では翔子は、章也の生まれる前に転落事故で亡くなっている。
章也のそばにいつも翔子がいて、二人は会話する。
章也には、自分の存在は姉の死があったからではないか?
姉が生きていたら、自分は生まれなかったんじゃないか?と思い、自分が生まれる前
両親と姉が生活していた家を訪ねる。
そこに住んでいるのが、瀬下という男性。

次の話<きえない花の声>では、瀬下の物語。
けれど、この話では瀬下は、溺死していて、その妻・栄恵の夫に対する疑惑。
浮気をしていたんじゃないか?という思いが勘違いであったことがわかる話。
瀬下は職場の同僚である男性・飯先と結乃の仲を取り持っていた。
栄恵は夫の死後、息子の俊樹を連れて引っ越す。

三番目の話<うあゆたう海の月>では瀬下と栄恵は、瀬下の定年を機に引越しことにする話。その引越し先は、女の子がベランダから転落死した家。
栄恵は、その女の子が寂しがらないように自分たちが住もうと決めた。
2番目の話の飯先と結乃は結婚し、女の子葎が生まれる。


そんな調子で、先の話に登場した人物が、次に出てきたときには、前の不幸はなかった
ことになっている話が展開される。
普通に生活しながら、突然、ふりかかる不幸が読んでいて辛いのだけど、
また別の設定で、この人たちの違う人生を読めるのでは?と期待しながら
途中からは読んでいました。

そして、最終章の<鏡の花>では、今までの物語で別々に語られた人たちが
一つの場所に集まる。
その場所は、民宿「菱花」・・・鏡という意味をもつ。

民宿に集う、面々は、5章までの話では、亡くなった人も多い。
日常のちょっとした事が変わるだけで、全く違う人生が展開されるという話。

辛いことが多かった話でしたが、最終章で、期待通り、救われて良かったぁ~。
最後にああ、よかったと思わせるための前の5章だったのかな?


こういう話は、映像化できないだろうな・・・。
なかなか面白い物語展開でした。
 
 
                       ★★★★

41c6aDh0SRL__SL500_AA300_.jpg 発行年月:2013年1月

全てを失った家具職人と家なき仲間たち。
「アイツ」の正体を見破り、ここから這い上がれ! 
読売新聞連載時から大反響。
一歩を踏みだす大きな勇気をくれる、感動エンターテインメント。


 

                    (中央公論新社HPより)


息子を亡くし、職も無くして妻とも離婚した家具職人、東口太一40歳が主人公。
全ても無くしても、彼には温かい仲間がいたから前を向いて頑張れた。
ホ-ムレス仲間たちと語らい、家具職人として、家具修理の仕事を続けている。
仲間たちは一様に明るい。
けれど、それは、仮面を被っているから。
仮面をかぶって懸命に明るく振舞って生きている。

太一のそばに時々、現れる疫病神。
太一の本音をつつき、厳しい一言を告げたりする煩い存在だけど、その正体は・・・・

ハ-レキンとはなんだ?と最初は思ったけど、道化師の意味だったんですね。
なるほど、表紙にも描いてあった!

途中までは辛い話が多かったけど、最後は、本物の笑顔を取り戻したのかな?

嘘でも懸命に笑顔を作って前を向いて歩けば、希望の光は見えてくるという話?

ハッピ-エンドはやっぱり読後感がいいな~(^^)



 

★★★★

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