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読んだ本の感想あれこれ。
 

発行年月:2014年3月


恋愛小説の名手にしてミステリーの鬼才から最後の贈り物

八人の子供がいる家庭へ脅迫電話。「子供の命は預かった」。
だが家には子供全員が揃っていた。
誘拐されたのは誰? 表題作など八篇

                   (文藝春秋HPより)
 
 
 
 
 
2013年10月に逝去された著者の遺作となった作品。

8つの短編集。

殺人事件が絡んでくる話が多く、男女の恋やら、女性の恨みに対する復讐やら
結構、心理的に暗いものを抱えた人の話が多く、話の展開は面白いけれど
何となく気分が良くない読後感のものが多かった^^;

表題作「小さな異邦人」は、一番最後に登場。

母一人で子ども8人を育てている女性が逞しい。
賑やかな笑いの響くような明るい場面から始まるので「あれ?これは和み系の話?」と
思ったら、誘拐犯から電話がかかり・・・・・
しかし、8人全員が帰宅し、誰が誘拐されたのやら???謎が深まり
物語の展開が気になりましたが・・・真相が明かされると、なんだか一挙に
気持ちが沈みました。


う~ん、物語の展開具合、人物の闇を抱えた佇まいなど巧いんでしょうけれど
こういう感じは、個人的には好きじゃないなぁ~。

前に読んだ長編の恋愛物は結構、面白かったのに、わたしには合わなかったな。


                               ★★
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76db8b95.jpg発行年月:2008年10月

幼稚園から、息子が蜂に刺されて救急車で運ばれたと連絡を受けた小川香奈子。こんな時期に蜂が・・・不審に思いながら幼稚園へ行くが、息子は既に誘拐された後だった。そして、さらに驚くべきことが香奈子を待ち受けていた。幼稚園の職員は、息子を連れ去ったのは、他でもない香奈子だったというのだ。それは前代未聞の誘拐事件の幕開けにすぎなかった-----。
                       想像を絶する事件の真相と犯人とは!?

                         直木賞作家最新ミステリ-が遂に刊行。

                                  (角川春樹事務所HPより)

幼い子どもが誘拐されたところから始まる物語。
それを解決する話なのか?と思いながら、読んで行くと・・・意外とその事件は簡単に解決する。
その誘拐事件そのものは、本当のミステリ-の序幕でしかなかったことにビックリ!

まだ、本は半分残ってるのに・・・どう話は展開し続けるのか?と思っていると・・・またまら新たな事実が突き出され・・・。

そして、それも解決?の予測がつくころ、更なる事実が投げかけられ・・・・。

「あれ?そうすると、前の話は・・・・・・・・ってこと!?」なんて、自分の頭を立ち止まって整理し直さなければその後が、上手く進まない気がして・・・・
結構、詠みながら頭を使いました。
ただ、ダラダラと読んでいるだけでは、謎は解けないかんじで。。。。。

でも、著者の親切心か?ときどき、登場人物の誰かが、過去の謎を整理するかのような話をしてくれたので、助かりました^^;

事実だと思ったことが、嘘で、そのまた先の事実と思ったことも嘘で・・・・・どうなるのぉ~!?と思いながら、ある種の緊張を強いられるお話でした。

本当の犯人とその真相も最後に一応明かされますが、そこには、まだなんとも言えないモヤモヤしたよく見えないものもあるかんじでした。
後味、スッキリのミステリ-ではありません。
けど、こういう最後もわたしは好きなので満足しました!

読み終えてみると、なるほど、このタイトルとこの写真は、物語そのもの。
これは造花なんだろうか?なんて、ちょっと見入ってしまったり・・・・笑

この著者の名前はよく知っていましたが、作品を読むのは初めてでした。
こんなに読者を迷わせる作品を書く方だったとは!
嬉しい驚きでした!

過去の作品も読んでみたい!

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