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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2016年7月

天上天下唯我独尊! 日本一、傍若無人な女社長、中島ハルコがパワーアップして帰ってきた! 今回持ちこまれる相談事も、医者の息子の進路問題、歌舞伎役者の浮気、相続問題とさまざま。その一方で、自分もドロボーに入られたり、五十女を脱がせたり、美魔女と争ったり、韓国では骨董屋の親父とバトル! 一方、ハルコに振り回されつつ、いつももめごとに巻き込まれるフードライターのいづみは、心許せる男性、熊咲と知り合いながらも結婚に踏み切れず、年上の既婚者に目が行ってしまう……。批判、炎上、なんのその。ハルコのズバリとした物言いに、皆が納得してしまう、痛快なコメディシリーズ第2弾。

                       (文藝春秋HPより)


「中島ハルコの恋愛相談」に続いての本作。
ああ、痛快!
ハルコさんの言葉ひとつひとつが真っ当で・・・・^m^

友人でフードライターの菊池いづみ(39歳)と広告代理店の熊咲を
上手くカップルにしちゃうのも凄い!

面白かったのは、<ハルコ50女を脱がす>
お金持ちのAさんをお客に持つパーソナルトレーナーの青沼裕志(24歳)の
相談を受けてのアドバイス。

驚きの展開が、全てハルコの作戦どうりというのには・・・参りました~。

懲りずに、このままのハルコさんでいてください!


                       ★★★
 
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発行年月:2015年5月


 中島ハルコ52歳、見た目は品のいい女社長だが、その厚かましさと行動力は天下一品。周囲の人々を巻き込みながら、さまざまな悩みを解決していく……。毎回、胸のすくような啖呵と、ハルコの傍若無人なようで鋭い洞察力が、悩める人々の背中を押してくれる、痛快な恋愛小説です

                  (文藝春秋HPより)




文藝春秋のHPの記事読んだら・・・
この中島ハルコは、実在するモデルがいるとか。
著者の20年来の友人で、キヨスクで週刊誌を立ち読みするとか、
3・11の震災で交通機関がストップしたとき、知り合いの運送会社の
社長に電話して、運送会社のトラックを呼んで帰宅したという物語のなかの
話も実話だとか!

凄い人と友達なんだなぁ~。


でも、ハルコの言う事は真っ当なことも多く、なるほど!と思う物も多かった。

表題が恋愛相談室なので、そういう相談事に対するアドバイスもあるんだけど、
ハルコ自身が不倫をしていて、相手となかなか別れられない状況を嘆くという
部分もあったのが面白い。

ハルコが名古屋の出身ということで、名古屋の大学名があれこれ。
実際、名古屋の人が読んだら面白いかも。


ササ~ッと読めて楽しかった!


                      ★★★



発行年月:2015年2月


 小説史上最古の三角関係を林真理子が描く!
恋愛小説の神様による小説「源氏物語 宇治十帖」。
雑誌『和樂』で連載中から人気を博した、
平安貴族たちがくりひろげる一冊完結の恋愛群像劇。
約1000年前に紫式部が書いた「源氏物語」を現代に甦らせた傑作小説。

(あらすじ)
凡庸だが、どこか男好きのするひとりの女性-浮舟。
彼女を巡って光源氏ゆかりの貴公子ふたりが、
究極の恋愛ゲームをくりひろげる。
薫と匂宮、ふたりの男からの求愛に
思い悩んだ浮舟がとった前代未聞の選択とは?
小説史上最古にして最強の三角関係を
描ききった林真理子版「源氏物語 宇治十帖」ここに開幕!

                    (小学館HPより)



貴公子2人とは・・・

光源氏と女三の宮の子である、薫と
今生帝と明石の中宮の三男である匂宮のふたり。

薫は光源氏の子。匂宮は光源氏の孫にあたるが、年が近いことから兄弟の
ように育つ。
が・・・女性が絡むとそのライバル心は激しく、
それぞれの胸のうちに秘めたものを描いているこの物語は
ドロドロの三角関係の物語。
でも、やはり平安時代の雅な世界の物語ゆえ
何か優雅さも感じてしまう。
そんな風に感じさせる林さんの巧さもさすがだなぁ~と思った。



宇治の八の宮の娘
大君と中の宮、八の宮とは離れたところで育った浮舟。
それぞれの生き様が哀しい。
2人の貴公子と巡り会ったために起きる波乱。

大君が病に倒れなお、妹の行く末を案じていた姿は心打たれた。

林さんの小説源氏物語は、読みやすくて面白いなぁ~。


                          ★★★★★




発行年月:2013年8月

歴史の渦と夫婦の深淵。林真理子の新たな代表作!

わたくしは妻でございます。妻なら真実を聞かねばなりませぬ――。
鳥羽伏見の敗戦で江戸へ「逃げ帰った」と伝えられる最後の将軍、徳川慶喜。若い頃から英邁と讃えられた男は、しかし、本当にただの卑怯者なのか。
公家の姫として京から江戸へ嫁いだ美賀子の人生を通して、妻だけが知り得た歴史の真相を描き、幕末史に新しい光をあてる傑作長編、完結!

                  (講談社HPより)


幕末の日本史を背景に、美賀子の生き様を描いていた。
薩摩と長州が手を結び、徳川を倒そうとしている。
そしてイギリスやフランスは、日本に開港を機に自国の利益を目論んでいる。
いろいろな事が、これから起きると頭のなかで考えていた慶喜。


そして、鳥羽伏見での敗戦で謹慎の身となり江戸から駿河(静岡)に移り住む。
幾人かの側室と美賀子も共に・・・。

そして、側室に次々と子が生まれ、美賀子は「おたあさま」と子等に呼ばれ
徐々に母性をかんじ、子ども経ちと過ごす時間にも穏やかな幸せを感じる。

一方の慶喜は、多趣味で、油絵、写真、鷹を使う猟に夢中になり、村人の家にも気安く
立ち寄ったりして「けいき様」と呼ばれ親しまれていく。


晩年の暮らしは、穏やかで、美賀子との間にも温かい夫婦らしい会話があって
ホッとした。
このままでは美賀子が気の毒と思っていたが、最期はきっと心穏やかだったんじゃないかな?
と想像できる物語の結びになっていた。


美賀子のほかに同じように好感が持てたのが、火消しの辰五郎の娘・お芳。
側室とはちょっと違うかたちで慶喜のそばで世話をしていた女性。
思ったことをハッキリ言うところが気持ちよかった。
お芳の父・辰五郎も慶喜のことをどんなときにも支えて自ら「上さまには男惚れした」と言っていた。


世間的には、戦を放り出し、自分だけ先に逃げた卑怯な者という認識だけど
こうして物語を読んでみると、確かにいろいろな考えがあっての事だったのかな?
なんていう風にも思える。


なかなか面白い物語だった。


                          ★★★★





 
 

発行年月:2013年8月


新聞連載時から大きな話題を呼んだ傑作長編!

わしは将軍にはならん。どんなことがあってもならぬつもりだ――。
幕府と朝廷の関係が激しく揺れ動く幕末。京から江戸へと嫁いだ、一人の姫がいた。その夫、家康公の再来とも噂される男こそ、のちに「最後の将軍」となる徳川慶喜であった。公家の姫から将軍の妻となった美賀子の人生を通して、幕末の動乱と人間の深淵を描く、林真理子の傑作歴史長編。

             (講談社HPより)



読みやすく面白い。
徳川家15代将軍・慶喜のことよりもその正妻・美賀子の視点で描かれているのが
興味深い。

慶喜との子どもが出産後、まもなく亡くなったのは気の毒でした。
その後、子が出来ず・・・
自分で「・・・女に好かれるのだ」と言い、美賀子との子どもがなくても
その後、側室に子が次々に生まれることに。
現在では、考えられないけれど、この時代では普通のこと。
それでも美賀子は自分の立場をわきまえて、静かに慶喜を見守る。
今まで美賀子の存在すら、知らなかったけれど
とても好感のもてる女性だなぁ~。

さて、下巻も楽しみに読みましょう。


                           ★★★
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