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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2007年7月


一組の男女が迎えた最後の夜。
明らかにされなければならない、ある男の死。そ
れはすべて、あの旅から始まった――。
運命と記憶、愛と葛藤が絡み合う、恩田陸の新たな世界

                (発行:中央公論新社)




奇妙なミステリー。

高橋千浩と藤本千秋。
2人は双生児。アパートの部屋で二人の語りが始まる。

3歳までは一緒に暮らし、その後、千秋は他所に貰われて行き別々に
過ごしたけれど、大学進学後、同じ大学でサークルも一緒だったことで再会。


2人は、一緒に山登りをする。登山ガイドの父親と共に・・・
しかし、父親はその最中、転落死してしまう。

お互いを犯人だと疑っていたと告白し合い、二人とも明確な殺意はなかっと
言いながら、転落死の原因を作ったかもしれないと。


話しながら色々な憶測を交換し、会話から疑問が生じ、新たな真実が判明。
えええ?2人は、いとこ同士だった???


結局、父親の死の真相は分からず仕舞いなのだけど、二人の心理描写が
巧みに表現されて読んでいて飽きない。

結構、前の作品なのに、やはり恩田作品は面白いなと思った。


                    

                      ★★★★

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発行年月:2016年12月


夏流城(かなしろ)での林間学校に初めて参加する光彦(てるひこ)。毎年子どもたちが城に行かされる理由を知ってはいたが、「大人は真実を隠しているのではないか」という疑惑を拭えずにいた。ともに城を訪れたのは、二年ぶりに再会した幼馴染みの卓也(たくや)、大柄でおっとりと話す耕介(こうすけ)、唯一、かつて城を訪れたことがある勝ち気な幸正(ゆきまさ)だ。到着した彼らを迎えたのは、カウンターに並んだ、首から折られた四つのひまわりの花だった。少年たちの人数と同じ数――不穏な空気が漂うなか、三回鐘が鳴るのを聞きお地蔵様のもとへ向かった光彦は、茂みの奥に鎌を持って立つ誰かの影を目撃する。閉ざされた城で、互いに疑心暗鬼をつのらせる卑劣な事件が続き……? 彼らは夏の城から無事に帰還できるのか。短くせつない「夏」が終わる

                      (講談社HPより)




「七月に流れる花」を先に読んで、謎に思って居た部分がこちらで

結構明かされていた。

「七月・・・・・」は、女の子たちの話で、こちらは、男の子たち。

夏流城のホテルに宿泊を招待された四人の男の子たち。

卓也、光彦、耕介、幸正。

幸正は、今回二回目。

共通して登場は、佐藤蘇芳(すおう)。
光彦と親友という関係。

女の子と男の子は、別れて宿泊しているけれど、時々、会って情報交換。


それから、謎多き緑男。

でも、その緑男の謎が明かされる。

これはホラーだ。
緑男の命の引き継ぎ方が別の表現だったら良かったんだけどなぁ~^^;

挿絵が綺麗だから、怪しく美しい話みたいにも思えるけれど挿絵に救われている。




                           ★★★


 



発行年月:2017年3月


 「最後の事故」で、人間が立ち入れなくなった地域をパトロールしているロボット「ウルトラ・エイト」。彼らの居住区に、ある日、人間が現れた。国税庁から来たという20代の女性・財護徳子。人間である彼女の命令に従わざるを得ないロボットたち……。恩田陸の想像力が炸裂する本格長編小説。

                    (朝日新聞出版HPより)



直木賞受賞作「蜜蜂と遠雷」後、長編第一作!

これは凄い。
原発事故後の日本の未来。

立ち入りが禁止されている区域が日本全土の20%の世界。
登場するのは、人間一人・国税庁の財護徳子(28歳?)と後は
ロボットたちとゾンビとよくわからない生命体。
それからロボットにはネズミのアルジャーノ。


ロボットたちは7体だけれど、1体行方知れずのシンコ。


徳子とロボットたちのやりとりがユーモラスなので、緊迫した状況下なのに
なんだか楽しい。
不思議な物語だった。


徳子が1人、この地を訪れたわけは、なるほどね・・・とは思ったけど
もっと重大な何か理由があってのことだと思って読んでいたのでやや拍子抜け^^;


しかし、シンコはどうなった???

これ続きあるのかな?

しかし、やはり原発事故は恐ろしい。
再稼働止めて~と思ってしまう。


                         ★★★★



発行年月:2016年12月

坂道と石段と石垣が多い静かな街、夏流(かなし)に転校してきたミチル。六月という半端な時期の転校生なので、友達もできないまま夏休みを過ごす羽目になりそうだ。終業式の日、彼女は大きな鏡の中に、緑色をした不気味な「みどりおとこ」の影を見つける。思わず逃げ出したミチルだが、手元には、呼ばれた子どもは必ず行かなければならない、夏の城――夏流城(かなしろ)での林間学校への招待状が残されていた。ミチルは五人の少女とともに、濃い緑色のツタで覆われた古城で共同生活を開始する。城には三つの不思議なルールがあった。鐘が一度鳴ったら、食堂に集合すること。三度鳴ったら、お地蔵様にお参りすること。水路に花が流れたら色と数を報告すること。少女はなぜ城に招かれたのか。長く奇妙な「夏」が始まる。

                       (講談社HPより)




かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド


へ~こういうのあったんだぁ~。
読みやすくていいな。

恩田さんのお話以外も読んでみたい。



挿絵の酒井さんの絵も素敵。

主人公のミチルが招待された林間学校。
まだ転校してきたばかりで親しい友達がいないミチルに親切にしてくれる
学級委員の佐藤蘇芳も参加者の一人。

他の学校からの参加者を含め計6人の少女たち。


謎の「みどりおとこ」の正体が明かされ、参加者6人に共通していることも
明かされる。

謎が明らかになるまでの過程がミステリアスで美しい。

そして少し怖くて、哀しい。


挿絵も素敵で、これは大人でも十分楽しめた!

<八月は冷たい城>も読まなきゃ!



                        ★★★★★



発行年月:2017年2月


 直木賞受賞第一作! “恩田ワールド”全開のエンターテインメント長編
錦糸町、川崎、上野、大阪、呉、六本木・・・・・・。日本各地の旧軍都に発生すると言われる「裂け目」。 錦糸町、川崎、上野、大阪、呉、六本木・・・・・・。
日本各地の旧軍都に発生すると言われる「裂け目」。
かつてそこに生きた人々の記憶が形を成し、現代に蘇る。
鮎観の一族は代々、この「裂け目」を封じ、記憶の化身たちと戦う“力”を持っていた。
彼女と同じ一族の遼平もまた、同じ力を有した存在だった。
愛し合い結婚した二人だが、息子、俊平を産んだことから運命の歯車は狂いはじめ・・・・・・。

――新時代の到来は、闇か、光か。


                    (KADOKAWA HPより)




「蜜蜂と遠雷」とは、全く違う世界。

特殊能力を持った一族の奮闘。
やってることは凄いことなのに、世間の人には知られずに行う。

裂け目から、わらわら発生する「グンカ」たち。
それに向かう遼平と鮎観。

二人はいとこ同士で結婚、息子・俊平が生まれたが
その息子に異変が・・・。

大阪城では武士たちまで出てきて、何じゃこりゃ?と思ったけど
助太刀で登場のカオルが活躍!

登場人物たちのやり取りが愉快なので、ダークな世界観もユーモアあって
和む。

遼平と鮎観の息子・俊平の今後はどうなるのか?
続きはあるのかな?


まあまあ楽しく読めました♪


                      ★★★
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