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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2007年4月

出会った瞬間から少しずつ、日々確実に、発狂してきた――。有名カメラマン新崎の専属モデルを務める早希は、私生活でも密かに彼と同棲している。付き合って三年を過ぎ、セックスの時以外は体に触れてこない新崎。不均衡な関係に深い倦怠感を覚えるなか、ずっと早希のファンだったというバンドマンの松木と出会う。ひずみのない愛を求めては傷つく女性の心理に迫る、傑作恋愛小説。

                   (新潮社HPより)



モデルの早希みたいな若い子、多いのかな?
摂食障害で35kgの体重を維持するために、大量の食べ物を
咀嚼しては吐き出すの繰り返し。

専属カメラマンの新崎と同棲しているけれど、友人が引き合わせた
バンドのボーカル・松木と親しくなる。
松木は、感情を素直に表現し、会った途端から、早希に猛アプローチ。
そんな松木に惹かれていく気持ちは、なんとなく理解できたし、
このまま、松木と付き合って新崎とは別れるのか?と思ったら・・・
ああ、元に戻るのね・・・・。
なんだか、それも妙に納得。

他人から見たら、生き難い方に流れたと思うけれど、本人は、案外、そちらの方が
安心するのかも。

読み終わったあと、ドヨ~ンとした重たい気持ちが残ったけれど、
物語だとすれば、まあ面白かったかな?


                       ★★★
 
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発行年月:2017年4月


 小学生になったばかりの沙恵は、学校帰りに母京子の勤務先に寄り一緒に帰宅する。スーパーに入った京子は、入口のベンチで待っていたはずの沙恵が、忽然と姿を消し狂乱する。そして数年が経ち、離婚した京子は今日もひとり、わが子の帰りを待ちながら、情報を集めてビラを撒く。失われた時間、果たせなかった親子の絆を求めて……。
『嫌な女』『我慢ならない女』に続く、もがく女たちの物語。その展開に驚愕する、衝撃の書下ろし長編!

                   (光文社HPより)



最初は、行方不明になった一人娘の紗恵の帰りを誰が何を言おうと帰ってくると
信じてまつ母親・京子が諦めない女だと思って読んでいた。
母親も諦めなかった女に違いないけれど、最後まで読むと、その娘・紗恵の方が
この物語の主役なんだと思う。


しかし、突然、行方不明になった6歳の紗恵が13歳で再び両親の前に姿を
見せるまでの生活は奇妙。
日本と離れて、他の国の島で同じように拉致された子どもたちと暮らしていた
日々。
そこから他に行った子どもたちは、どうなったんだろう?。
紗恵のようにそれでも保護された子どももいたけれど。


親元に戻ってからの生活も島で暮らしていた時とは違う窮屈さ。
母親の過干渉にうんざりの紗恵。


そして起きた事件には、びっくり。
それでも、それを機に紗恵に穏やかな日々が待っていると信じたい。


しかし、ちょっと異常な精神状態の女性を描くのが巧い作家さんだな。



                        ★★★



発行年月:2017年3月


 夫を亡くした夏葉子は、次第に義両親との関係に息苦しさを感じ始める。
やがて彼女が下した決断は――? 
「嫁」の立場に悩む女性たちに贈る、人生大逆転ストーリー。

               (中央公論新社HPより)




44歳で未亡人になった高瀬夏葉子。

夫は46歳でシティホテルで脳溢血で急死。

夫の死後、現れる人たちに戸惑う夏葉子。
一番、不可解なのは、サオリという女性の存在。
夫とどんな関係だったのか?


高瀬家の両親、引きこもりの義姉・弓子。

自分は、嫁と言う立場にがんじ絡めにされてこの後の人生過ごすのか?
自分に大した愛情も感じてくれていなかったんじゃないかという夫の生前の
ふるまいを考えると、高瀬家から逃げ出したくなる。

そんな気持ちを理解し、一番、力になったのが夏葉子の父親。
気持ちをよく理解して、義父母との縁を切る姻族関係終了届なるものの提出を
行うよう知恵をだし、高瀬家に一緒に行って、その辺りのこともキチンと
義父母に説明してくれた。

そして友達の千亜希の存在もありがたい。


また、最後、夏葉子が姑に対して、本心から優しく接している姿も良かった。
義姉の弓子による夫とサオリとの関係説明も夏葉子にとって気持ちを
軽くする要因になった。


法律上は高瀬家の嫁をやめても縁あって一度は親族になった者たちを
夏葉子は、今後、優しい気持ちで接していくんだろうな~と思えた
ラストも良かった。


                          ★★★★



発行年月:2016年6月


大切な人を殺された者は言う。「犯罪者に復讐してやりたい」と。凶悪な事件が起きると人々は言う。「被害者と同じ目に遭わせてやりたい」と。20××年、凶悪な犯罪が増加する一方の日本で、新しい法律が生まれた。それが「復讐法」だ。目には目を歯には歯を。この法律は果たして被害者たちを救えるのだろうか?

                     (双葉社HPより)



いや~凄い内容でした!
これがデビュー作ということにも驚いた!


5つの章からなる。
5つの犯罪による犯罪者と法のもと復讐する関係者たち。
それぞれの被害者の遺族が法のもと復讐する権利を得たことで
悩み考える。

それぞれの事件と復讐する側の人物。
<第一章 サイレン>
16歳の息子を拉致、監禁の末、暴行を受けて4日目に殺害された父親。

<第二章 ボーダー>
14歳の娘に自分の母を殺害された女性。

<第三章 アンカー>
無差別に人々を刺した男は3人を殺し5人に重軽傷を負わせた
・専業主婦の母親を殺された娘
・医大生の弟を殺された弟
・教師だった婚約者の女性を殺された男性

<第四章 フェイク>
屋上から10歳の息子を突き落された母親

<第五章 ジャッジメント>
ネグレクトの母親とその内縁の夫に可愛い5歳の妹を餓死させられた兄



復讐法に則り、犯罪者に罰を与える被害者の関係者たちの葛藤。
実際に被害者と同じ苦しみを与えるために自ら法の元とはいえ殺人を行うことへの
躊躇い。
自分ならどうするだろう?
自ら手を下すのは、やはり悩む。
そうかといって単に長期間収監されてよしとなるのは許せない。

読みながら、色々と考えさせられた。


次の作品が今から楽しみだ。
本当に凄い新人作家が登場したものだ!



                       ★★★★★

 



発行年月:2017年2月

「未来」は、永遠ではない……。心に迫る、切ないディストピア小説!


東京近海の小さな島へ、ヨットレースに参加するため先入りしたクルーたち。
しかし、レース当日になっても合流する他のメンバーや家族らが到着しない。
やがて一切の通信が途切れて。一体世界で何が起きているのか?

                    (角川書店HPより)




広島市生まれで被爆2世の著者。
いつも平和について考えさせられる物語。

今回の小説は、ヨットレースに参加を決めたクルーたち6人の交流の様子や
それぞれの家族や大切な人たちの物語が中盤過ぎまで続く。
このままじゃ終わらないだろうなぁ~と半ば覚悟はしながら読んでいましたが
想像以上の恐ろしい状況に急展開!


まだ実際、その恐ろしい状況に直面していないクルーたち.

この後のことは、読者が想像してくださいということかな?
 
 
現実になっても何ら不思議じゃない
今の状況を各自、目を逸らさず覚悟しなきゃいけないと言われた気がする。

今、この瞬間、この物語のような事態になるかもしれないという恐怖。
ああ、怖い。
個人ではこういう事態にならないことを祈るしかないかな~?



                         ★★★
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