関西の山奥の集落で、新型と思われる強毒性の鳥インフルエンザが発生した。一人、また一人と犠牲者が出る。医療チームが派遣されるが、感染経路をつかめないどころか、都市への感染拡大を恐れ、集落から出る唯一の道が警察の手で封鎖された。このまま自分たちは見殺しにされるのか……。
「明日現実に起こるかもしれない恐怖」を医療サスペンスの第一人者が渾身の力で描く衝撃のヒューマン・ドラマ!
(徳間書店HPより)
表題どおりの封鎖された、とある集落。
強い毒性を持つ病原菌により、次々と悲惨な死を迎える人たち。
住民たちのなかには、パニックを起こす者も。
いつ自分も犠牲になるかわかならい状況のなかで、右往左往。
一家揃って、車で強行突破を図ろうとする者がいる反面、亡くなった人はキチンと葬ってあげなければ・・・と自分が犠牲になるのを覚悟で、遺体の焼却を任せてほしいと申し出る高齢者もあり。
そんななか、集落の医師・新島は、看護師・静香とともにほかの地にいる知り合いの医師に真相究明を依頼する。
国立研究機関室長の女医・紺野がその助けをする。
集落に足を運び、現状を視察。
そして、国際的にも新型インフルエンザ対策で有名な医師・松下が率いる医療チ-ムも派遣されてくる。
封鎖され見捨てられた感じだった集落の住民は、少し安心するが・・・・
松下医師の下した対策は、究極の策だった!
紺野医師の起こした行動も凄い。
それぞれの医師の立場で、行う行動は、どれもその立場に自分がなったら?と考えたら
真っ当なものなのかも。
医師たちの心の葛藤を想像すると辛い。
生き延びた看護師・静香が今後、この経験を活かし、辛いけれど意義ある仕事に進んでいこうと
する姿にはエ-ルを送りたい!
似たような話は過去にも読んだけれど、最初から最後まで引き込まれるように読んだ。
ギョ-カイお仕事コメディ。
あたしが編集長!?一体どうしたらいいの!?
27歳経理部、高沢久美子の生活が一変。
多忙な仕事と恋の板挟みに!?
(詳伝社HPより)
主人公の久美子は、社内恋愛の学・31歳と結婚を考えた付き合いをしている。
交際期間3年。
出版社勤務の久美子だけど、勤務するのは経理部。
編集のことなど、さっぱりわからない。
そんな久美子の企画書が社長の目に留まり、新しい雑誌の編集長として勤務することに
なったから一大事!!
最初は、ダメダメなかんじで
久美子のほか4名の部員たちのリ-ダ-であるべきなのに何をしていいのかオロオロ。
その4名の部員のなかに学もいるのが心の支え。
仕事面でも頼りっぱなし。
しかし、途中で、学の進める仕事はちょっと違うと気づき始め、意見を述べ
自分のやりたい方向に持っていく。
当然、学との関係はギクシャク。
でも、仕事の方は、部員のなかの年長者・白沢の人脈から良い方向に進み出し
学との関係も久美子の妊娠発覚により元通り。
そして、驚いたのは、学の決断。
いやはや、すべてがウマく行きすぎですが・・・・
ま、楽しく読めたのでいいでしょう(^^)
★★★
発行年月:2012年6月
会えない人と、死んでしまった人と、どこに決定的な違いがあるのだろうか。
世界は変わってしまったと騒ぐけど、いつのまにか戻っている。戻ったみたいに、なっている-----。大阪で、ユーゴスラヴィアで、墨田区で、アフガニスタンで、世田谷で、イラクで、瀬戸内海で、ソマリアで……、わたしは、かつて誰かが生きていた場所を、生きていた。今この時を確かな言葉で捉えた作家の放つ、圧倒的飛躍作。
(新潮社HPより)
タイトルから惹かれるものがあった。
主人公の36歳・平尾砂羽(さわ)は離婚して引越した。
休みの日は一人で戦争に関するドキュメンタリ-番組を見るのがすき。
そして偶然、ネットで見つけた作家・海野十三の敗戦日記を知り、文庫を買い求め、
終戦間際の海野氏の日記を読みながら、あれこれ考える。
自分の祖父も1945年の広島でホテルのコックをしていたと聞く。
砂羽の日常はごくごく普通。
職場の同僚とのたわいない会話。
友人の中井は、自由気ままに旅を続け、その様子を帰って来ると報告してくれる。
そして、中井との会話にたびたび登場の行方知れずの葛井(クズイ)。
ごく普通の生活をしながら、ふとした瞬間に、自分が居るこの場所の
過去に起きたこと、そこに居た人のことを思う砂羽。
旅行中には、たびたびそういう気持ちになることがあるけれど、
自分が今、ここに存在しているのは、いろいろな偶然が重なってのことなんだと
改めて気づかされた。
砂羽が読む『海野十三敗戦日記』・・・ちょっと読んでみたい。
なかなか深い話だった。
廃校が決まった高校の、最後の生徒として入学した僕ら。
平凡な毎日は、熱血中年オヤジ・ジン先生との出会いによって一変した……。
今を生きる全ての人に贈る、まっすぐな青春賛歌。
(中央公論新社HPより)
廃校が決まった東玉川高校の3年生の主人公たち。
松田錬太郎(ネタロ-)、大久保省吾(ヒコザ)、戸川翔太(ドカ)
3人それぞれのキャラクタ-が個性あって楽しい。
そして、錬太郎に堂々告白した、天然キャラの小島史恵(ムクちゃん)がかわいい♪
そこに赴任してきた元は私立高校教師の神村仁。
廃校で学校がなくなっても、気持ちが通じる仲間と出会えた場所で
楽しい思い出があればいいんじゃないかなぁ~?
錬太郎が公園で偶然、見かけたピエロ。
そこでやっていたジャグリングに興味を覚え練習する錬太郎。
ピエロは元東玉川の生徒・藤田智子(フジトモ)。
仁先生とは同級生の設定。
天然キャラのムクちゃんが一番、具体的な将来の目標があるのに驚いたけど、
みんなそれぞれ悩みながら卒業後の自分の道を決めたようで
彼らのこの後のことも知りたくなる。
大きな感動はなかったけれど、読んでいて楽しい
爽やかな青春物語でした♪
★★★
国有化、反日デモで中国軍が動き出す!
2012年、中国は尖閣諸島を「核心的利益」と言い出し、「(尖閣に)軍が施設を作れ!」と軍幹部が号令した。そして日本の国有化で反日デモが巻き起こり、中国海軍のフリゲート艦も進出して、尖閣海域は緊張が続く。中国は潤沢な予算で空母やイージス、ステルス艦などの新鋭艦の開発、配備を進めている。日本は経済に次いで海軍力でも中国に凌駕されるのか?漁民に偽装して中国軍が出てきたら、領土問題ではアメリカも動きにくく、日本独自で対処せざるを得ない。そこで、かつてソ連の潜水艦をオホーツク海に封じ込めてきた元海将(少将)の著者が、日中の海軍力を徹底分析し、起こりうる海戦の様相と自衛隊の戦い方を明かす。「海軍力とは武器の数やカタログ性能ではなく、戦略と統合運用能力による。勝利のカギは海自の新型潜水艦が握ると思う」(著者)
(小学館HPより)
〔プロフィ-ル〕
昭和11年、鹿児島生まれ。
35年防衛大学校卒(第4期)、海上自衛隊入隊。
対潜哨戒機パイロット、在米日本大使館駐在武官、第5、第4航空郡司令、
昔の陸・海郡大学校を統合した学校に相当する統幕学校副校長として
高級幹部教育に従事する。
退官後、NPO法人岡崎久彦研究所複理事長、日本戦略研究フォ-ラム監事。
海軍戦略、中国海軍分析のエキスパ-ト。
何度か訪中し、中国軍幹部と激論を交わす。
専門的な話が多いのですが、述べたいことはストレ-トに伝わってきました!
著者が言いたいことは大きくは3つ。
・尖閣諸島の領有を叫ぶ中国の真の狙いはなにか?
・中国海軍の実力とはどのくらい?
・日本の防衛力はどうあるべきか?
読んでいると、日本政府が中国が主張する領有権問題そのものが存在しないと冷静に対応していることが果たして正しいのか?と思えてくる内容でした。
中国は強行突破で尖閣を獲りに来るという危機感を国民も少しは危機感を持って考えるべきなのか?
そうした場合、日本の自衛隊がどう動くかがカギ。
最初は軍として獲りに来るわけではなく、漁民として尖閣諸島に接近し、上陸するするだろう。
そのときに、ナンとしても阻止しなくてはならない。
本書第7章では、中国が獲りに来たときをシュミレ-ション化した物語を載せている。
シュミレ-ションのように奪還出来ればいいけれど、そうでなかったら・・・・と考えると恐ろしい。
野田政権では、あまり動きがなかった尖閣諸島問題だけれど、
時期政権を執るであろう自民党にはそのへんも毅然とした対応で臨んでほしいと思う。
自民党の公約を見てみると・・・・
「尖閣諸島の実効支配を強化し、島と海を断固守ります」と書かれている。
何らかの形で尖閣諸島に日本の領土だと示す建物なり、形になった実行支配がされるべきなのかも。
そのためには、今の自衛隊のあり方も見直さなければならないこともあり
難しい問題もあるけれど、いざとなったらアメリカが味方してくれると考えるのは
間違いとなると・・・・・。
読みながらいろいろなことを学び、いろいろなことを自分なりに考えました。
★★★★
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記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
