林真理子が挑んだ小説源氏物語ついに完結!
恋愛小説の神様・林真理子が世界最古にして最高の恋愛小説『源氏物語』に挑んだ話題作がいよいよ完結します。第三巻は「空の章」と題し、愛人たちを住まわせる六条院を完成させ、さらには、政治的にも栄華を極めた光源氏の人生を、怨念の女性、六条御息所が語り尽くします。「私の名をどうか聞いてくださいますな」という名文ではじまった小説源氏物語はどんなラストを迎えるのか? そして、林真理子は紫式部が描いた千年前の恋愛をどう描ききったのか? 林真理子ファン、源氏物語ファンならずとも必読の小説源氏物語完結編です。
(小学館HPより)
生霊となり、愛しい光源氏の最期までを見届けた女の執念には哀しいものがあった。
今まで「一、光の章」 「二、華の章」と読んで来たけれど
、相変わらずの自己満足の行いぶりの源氏には呆れるやら・・・。
しかし、いくら光源氏でも老いが忍び、手に入らなかった女性も。
老いが来てもなおそれに抗いもがく源氏は滑稽。
そんな姿を御息所は冷ややかに見守り、最期のときまで見届けている。
冥界でもまた多くの女性が迎えるようで・・・
御息所はそんな場面も想像しながら自嘲ぎみに退いていくラストはなんだか哀しく切ない。
これは一人の女性の視点から描いた源氏ものがたりでしたが
ちゃんと一度源氏物語を読んでみたいな・・・・。
読み応えは十分でした!
★★★★
小太刀の名手である紀江は、藤倉勝之進を婿に迎えるが、かつて思いを寄せていた三和十之介への募る思いを消し去ることはできなかった。やがて、父の死をきっかけに夫が自分を避け始めるが、それは自らの業の深さゆえと自分を責めるしかなかった。しかし、ある朝、何者かに斬られ、血まみれとなった勝之進が告げたのは、藩内に蠢く禍々しい策謀の真実だった! 今さらながら夫への献身を誓い、小太刀を手にした紀江だが……。男女の悲哀を描く、感動の時代小説。
(朝日新聞出版HPより)
主人公の紀江の一生が、なんだか哀しい。
勝之進の妻となっても、かつて許婚だった十之助のことが忘れられない紀江。
勝之進が気の毒になる。
紀江自身もそのことを申し訳なく思い、子どもでも出来れば・・・・と思うが
娘は3歳で病死してしまい、続いて父も亡くなる。
しかし、父親の死には隠された真相があり、そのことを知っていた夫・勝之進はひとりでその真相を追っていた。
そして父親と同じく命を狙われ瀕死状態になる。
夫の成し遂げられなかったことを引き継ぐ紀江。
そして、その先で十之助と対峙することになってしまう。
かつての想いを重ねた二人が太刀を振るって本気の勝負。
この場面はハラハラドキドキ。
そして・・・・・・
ラストは哀しい。
やっと夫のことを愛しく感じたところなのに・・・・・。
気づくのが遅いよ~(;O;)
哀しく美しいお話でした。
★★★★
いじめを受け、ひきこもりだった麻生人生。
蓼科でひとりぐらしを続ける人生の祖母、中村真麻。
対人恐怖症の中村つぼみ。田んぼから三人は前を向いて歩み始めた-----。
収穫のとき、それぞれの心にぬくもりが実る。
山本周五郎賞受賞作家が描く、感動の成長小説
(徳間書店HPより)
24歳でひきこもりだった麻生人生と
対人恐怖症だった21歳の中村つぼみ。
二人は血のつながりのない兄妹だった!
人生が小学校6年生のときに両親は離婚。
その後、父親は再婚し、その再婚相手の連れ子がつぼみ。
父親の母・中村真朝からの手紙をそれぞれが見て父親の実家である長野県茅野市へ。
初めて顔を合わせた人生とつぼみはお互いが真朝の孫だとは知らずに衝突。
しかし、やがて意気投合。
しかし、祖母・真朝は、認知症で人に関する記憶を無くしてしまっていた。
それでも三人は共に生活することになる。
マ-サおばあちゃんが素敵♪
人生とつぼみは、祖母が米作りをしていた1反の田んぼを耕し、祖母がやっていたという昔ながらの米作りに挑戦する。米作りの素人に知恵と力を貸すのは、村の大人達。
みんなが協力してひとつの作業を黙々とこなす。
米づくりって皆、昔はこんな風にやっていたのかな?
最初は人生が受けたいじめの凄惨なシ-ンで暗い気持ちになったけど、
勇気を出して一歩踏み出したことにより、新しい人間関係が生まれ、どんどん前向きになっていく人生の成長ぶりを読むのは気持ちよかった。
トントン拍子に上手く行きすぎなかんじもあるけど、こうなってくれたらいいなぁ~と読みながら期待していたその通りになるから嬉しかった!!
そして、ラストの場面では、ジ~ン。
真朝おばあちゃんの手紙の真相・・・・・泣けた!
文句なしの感動作でした!
悩み相談お任せください――。
あらゆる悩みの相談に乗る、不思議な雑貨店。
しかしその正体は……。
物語が完結するとき、人知を超えた真実が明らかになる。
すべての人に捧げる、心ふるわす物語。
(角川書店HPより)
温かい気持ちにさせてくれるちょっとSFっぽいお話でした。
最初は現代。
3人のわけありの男が警察から逃れて辿り着いた空き家が「ナミヤ雑貨店」。
明け方までそこに潜んでいようと思った3人組に不思議なことが起きる。
なにやら悩みらしき物をかいた紙が届き、相手はその回答を待っている様子。
無視することが出来ずに一生懸命知恵を絞り、回答をする男達。
男達はその後も幾つかの悩み相談に回答する。
が、その建物の時間の流れは、どうも違う時代で時間の流れる速度も奇妙。
相談相手は1980年代の人たちの様子。
そして、語られるナミヤ雑貨店のル-ツ。
浪矢さんが営んでいた雑貨店で、浪矢さんが子ども相手に最初は面白半分で始めた悩みの相談室。
勉強しないで100点満点を取るにはどうしたらいいか?
これは子どもなら書きそうだな・・・・(^^)
悩みに大して答を貰ったところで、大人しく従う人は少ない。
自分になかに既に答えを出していて、それを確認したいだけだから・・・・・
自分の答えと逆の回答を貰えば腹立たしさを感じたりもする。
物語が面白いのは、相談者たちのその後がわかってくるところ。
過去に子どもだった相談者が大人になり、相談しその回答を貰った事を覚えていて、成長する過程でその回答が何らかの影響を与えていたとわかる。
相談者たちが少しずつ関わりを持っていたりと、こういう繋がりを持たせるあたりはやはり巧いなぁ~。
でも、ほかの人も書きそうな話で、既に読んだことあるようなかんじの内容。
面白かったけど・・・大きな感動みたいなのはなかったな。
信長亡きあと、清須城を舞台に、歴史を動かす心理戦が始まった。
猪突猛進な柴田勝家、用意周到な羽紫秀吉。
「情」と「利」の間で、どちらに付くか迷う、丹羽長秀、池田恒興ら武将たち。
愛憎を抱えながら、陰でじっと見守る、お市、寧、松姫ら女たち。
キャスティング・ボートを握るのは、誰なのか?
歴史の裏の思惑が、今、明かされる。
(幻冬舎HPより)
これは映画化が決まっているようですね。
清須城で開かれた信長亡きあとの織田家をどうするか?の会議の様子に焦点を当てての物語。
信長の後継者は誰?
長男・信忠は既に亡き者。
次男・信雄か、三男・信孝か?
出来の良さでは三男・信孝だが・・・・
そこにはいろいろな思惑が絡み、統一した意見にはならず。
信雄を後継者にし、その後見人として名乗りを上げる羽柴秀吉に対するは
信孝を後継者にし、その後見人として名乗りを上げる柴田勝家。
両者の心理作戦に加えて、それを見守る織田家の面々。
それから・・・信長の妹・お市。
三谷氏にかかるとこうも可笑しくなるのか?
感心するやら呆れるやら。。。。。
表紙の絵もスマホ片手だからね~^^;
でも面白い。
特にお市の心の声がいい!!
秀吉を憎んで、どうしたら懲らしめてやれるか考えた末の柴田勝家に嫁ぐ場面は、凄いな。
秀吉が悔しがるエピソ-ドも可笑しい。
史実を知った上で楽しむのにはいいかも。
映画はあまり興味ないけれど・・・・^^;
★★★
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記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
