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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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51lVywD9BtL__SL500_AA300_.jpg 発行年月:2012年6月
 

信長亡きあと、清須城を舞台に、歴史を動かす心理戦が始まった。
猪突猛進な柴田勝家、用意周到な羽紫秀吉。
「情」と「利」の間で、どちらに付くか迷う、丹羽長秀、池田恒興ら武将たち。
愛憎を抱えながら、陰でじっと見守る、お市、寧、松姫ら女たち。
キャスティング・ボートを握るのは、誰なのか?
歴史の裏の思惑が、今、明かされる。


                       (幻冬舎HPより)


これは映画化が決まっているようですね。
清須城で開かれた信長亡きあとの織田家をどうするか?の会議の様子に焦点を当てての物語。
信長の後継者は誰?
長男・信忠は既に亡き者。
次男・信雄か、三男・信孝か?

出来の良さでは三男・信孝だが・・・・
そこにはいろいろな思惑が絡み、統一した意見にはならず。

信雄を後継者にし、その後見人として名乗りを上げる羽柴秀吉に対するは
信孝を後継者にし、その後見人として名乗りを上げる柴田勝家。

両者の心理作戦に加えて、それを見守る織田家の面々。

それから・・・信長の妹・お市。

三谷氏にかかるとこうも可笑しくなるのか?
感心するやら呆れるやら。。。。。
表紙の絵もスマホ片手だからね~^^;

でも面白い。

特にお市の心の声がいい!!
秀吉を憎んで、どうしたら懲らしめてやれるか考えた末の柴田勝家に嫁ぐ場面は、凄いな。
秀吉が悔しがるエピソ-ドも可笑しい。


史実を知った上で楽しむのにはいいかも。
映画はあまり興味ないけれど・・・・^^;


                                           ★★★

PR
51LLQXD3inL__SL500_AA300_.jpg 発行年月:2012年9月


知的障がい者の妹と過ごした
愛と勘違いとハプニングの日々――。
共に歩み齢を重ねていった姉妹の人生の輝きが、
まれにみる美しさで胸にせまる文芸ノンフィクション!
素晴らしい人生の愛とユーモア


雨の日も、嵐の日も、
凍えるようなきびしい冬も------
人生のあらゆる季節を生き抜いた人の
抜群の笑顔があります。


                                         (ポプラ社HPより)


著者の自伝でもある物語。
1946年妹のアイリ-ンが生まれた場面から、現在共に60歳を超えるまでの家族の物語。

幼いときから常にほかとはちょっと違う特徴のある妹の存在があり、両親と祖父母という家族構成のなかで暮らす。
アイリ-ンに脳の障害があるのは、赤ちゃんのアイリ-ンに乱暴に哺乳瓶を押し付けたせいかもしれないと思う著者・テレルは、優しい姉である。
アイリ-ンの存在をいつも温かく見守る。
それはほかの家族も同様で、当時はまだ障害を持つ家族を隠したがる風潮だった時代。
そんな時代でも広告代理店を営む父親は、自分の娘のためになる情報を集めようと自分が広告を載せアイリ-ンの存在を隠さなかった。
そして障害者の会も立ち上げる。

そんな父親の姿を見て育った著者だからかな?
大人になるとその活動を引き継ぐ。
州知事に会ってグループホ-ムを既存の施設より低コストで設立することを認めて貰うなど。
大学で知り合ったご主人の理解と協力も素晴らしい。

とはいえ、実際、成人した知的障害者と向き合うって本当に大変なことだと思う。
アイリ-ンのかんしゃくに対抗して自分も激しく対抗したテレルの気持ちはそれまでの経過を読んでいれば共感出来る。
が・・・世間は理解してくれなかった。
アイリ-ンの起こした行動のために周囲に迷惑をかけたりで哀しい想いもいっぱいしている。

両親は相次いで亡くなったけれど、その後は母方の弟・ボブ叔父さんがテレルを支えた。
アイリ-ンの家を購入する手助けをしてくれて、優しい助言も。

この物語には、心温かい人たちばかり。
こんな家族のなかに生まれたアイリ-ンは幸せだろうな。


本を読み終えて、表紙裏にある著者とアイリ-ンの並んだ写真をみたらジ~ンとした。
仲良しの姉妹そのものの写真。


そして興味を持ったのは、この本を翻訳された宇野さんのプロフィ-ル。
中学の英語の先生を勤めたあと、翻訳の勉強をされて本書に出会い、日本の読者にぜひ紹介したいと奔走しながら初の翻訳書出版を成し遂げたとか。

これからも素敵な本を翻訳していただきたいです!!


                                          ★★★★

596868a8.jpeg 発行年月:2012年9月

乾いている人、求めている人、 愛している人、
憎んでいる人、何も考えたくない人。
彼らの日々にそっと加えられる一匹の猫。

さびしくなかったら、きっと仔猫を助けるなんてことはしなかっただろう。
だから、ハッピーを手放すのは、
たんに元いた場所に戻るということなのだ。
元いた場所って?(「自分の猫」)  

猫が横切るままならない人間世界。
短編の名手が紡ぐ9つの物語。


                                       (光文社HPより)


大きく感動するとかの話はない。
ある日、ふとしたキッカケで猫に巡りあった人たちの話。

ひとつ異質だったのは、8番目の「22年目の猫」。
この話に出て来る猫のカオルは既に亡くなっている。
その飼い主家族の主人である父は昔は書生を家に置いていた。
そしてその妻は既に亡くなり。父親と暮らすのは出戻りの娘・悠木。
父親はカオルを呼び続ける。
かつての書生で昔はちょっとお互い好意を抱いていた沢が19年ぶりに家に来る。

この話がなんだか妙に気になった。
ちょっと切ないような寂しいようなそれでいて飼い猫のカオルをいつまでも愛しく思うこの父親の気持ちが温かいような不思議な気持ちになった・・・・で、この物語のあとはどうなったんだろか?


表題作の「さようなら、猫」も変わった話だったなぁ~。
肝臓移植してまて生きたいかな?
でもボサノバが病気を克服して何処かで元気に居てくれるかも?と思うと救われるか?


ササッと読めちゃうお話ばかり。
最初に書いたように、特に感動はないけど、まあまあ面白い。
猫好きだからかな(=^・^=)?



 

★★★

1485cb33.jpeg 発行年月:2012年7月

戦争を忘れても、戦後は終らない……
16歳のマリが挑んだ現代の「東京裁判」を描き、
朝日、毎日、産経各紙で、“文学史的”事件と話題騒然! 
著者が沈黙を破って放つ、感動の超大作。


                (河出書房新社HPより)



独特の雰囲気で、ちょっと難解な部分もありましたが、興味深い内容で一気読み出来ました。
主人公の真理は、15歳でアメリカに。
自分の意志ではないようで・・・気づいたらアメリカに居たというかんじ。
学生生活のなかで、友人たちとも楽しく会話していたり、まあ普通の留学生生活?と思ったら・・・・・

突如30年後の自分と交信したり・・・
級友たちと森に入りヘラジカと遭遇し、そこで意思の疎通を感じたと思ったら・・・・級友が持参の猟銃でシカは捕らえられ、みなでその肉を食す。

現実と幻想が入り乱れる。
そして現在と過去が交錯する。

実に難解な物語で・・・???の連続なのに、不思議と惹き込まれる物語。

そして表題にもなっている「東京プリズン」。
それは巣鴨プリズンに通じる東京裁判で裁かれた者たちを考えさせる。

最初、この本を手に取ったとき、その東京裁判に関係する物語なのかと思ったのだけど、途中からその予測が少し当たってくる。

マリは高校の授業の一環で、ディベ-トの議題「日本の天皇には戦争責任がある」を主張しなくてはならない役割に当てられる。
しかし、役割を忘れて天皇を弁護する意見をつい述べてしまいスペンサ-先生から注意を受ける。
アメリカ人の認識の「A級戦犯」が多くの日本人が理解しているものとは違うことが
ちょっとビックリだった!

マリと同様、「A級」というと罪が重いように、考えていたけれど違うらしい。
単なる種別分けで使われるABCだそうで、罪の重さは関係ないのだとか。

ほかにも「へ~そうなんだ~」と言うことがいろいろ。

日本の国に居ると不思議に思わなかった天皇という存在を改めて自分なりにあれこれ考えてしまう物語であった。

なかなかほかに読んだことがない物語で、新鮮なかんじがした。
こういう物語はキライじゃない。

面白かったとは言い切れないので、あまり人には薦めないけど・・・^^;



 

★★★★

51UOqDEF8XL__SL500_AA300_.jpg 発行年月:2012年10月
 


ぼくらは家族になるのだろうか――?
モヒカンで、料理上手で、おまけに超能力者。兄妹と母が暮らす家庭に、ヘンな男がやってきた!

ある朝、中学一年生の進也は、妹の亜由美に起こされた。
台所を見に行くと、知らない男の人が体育坐りで眠っている。
夜の仕事をしている母が連れて帰ってきた人らしい。
進也はあまり気にせず、いつものように目玉焼きを作りはじめると……
「あ、そろそろ水を入れた方が、いいんじゃないですか?」
3人家族と謎の男チキさんの、忘れられない物語が始まる。

直木賞作家が描く、とっておきの感動長編。


                                   (講談社HPより)




中学1年生の進也と小学5年生の亜由美は、両親が離婚して母親と3人暮らしだった。
両親の離婚の原因には、亜由美が遊具から落ちて右足が不自由になったことが大きく関係している。
そして、そのとき一緒に居た進也は以来、自責の念を抱いている。

そんなちょっと重苦しいかんじで始まった物語に、突如登場のモヒカン頭のチキさん。
最初は怪しいかんじだったけれど、物腰柔らかで、料理上手。
母親が経営するスナックの客だったらしいけど、成り行きで進也たちと同じ家で暮らし始める。
妹と一緒に居る為、大好きだったバスケ部も中断していた進也だったけど、チキさんがその代わりをしてくれるのでバスケ部にも復帰。
このまま家族になれるといいのになぁ~なんて読みながら思っていました。

が・・・・・ある事件発覚。
チキさんの過去。
アノ教団が絡んで来るし・・・・事態は予想外の展開で、ハッピ-エンドじゃないのぉ~!?
なんて焦る。

話は進也が成人してチキさんのことを思い出しているという設定なので
ラストの今の進也と亜由美がちゃんとそれぞれ成長して、今は幸せそうな様子だったことにはホッとした。

チキさんのその後のことは哀しかったけど・・・・・。

チキさんの作る料理が美味しそう。
作っている進也と亜由美たちの会話も楽しそう。

満月ケチャップライス・・・・なんだか可愛い料理名。

豆腐ステ-キ・オ-ロラソ-スがけが個人的には気になった。
豆腐ステ-キにオ-ロラソ-スは合うのかな??

超能力とか出て来るけれど、いつもの朱川さんの不思議ワ-ルドに比べると
割と普通の物語。
それでも結構、楽しめたけど・・・・・。


                                         ★★★
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