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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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51e7NTRVAFL__SL500_AA300_.jpg 発行年月:2012年7月


不意の出会いはありうべき未来を変えてしまうのか。
ふつうの家庭、すこやかな恋人、まっとうな母親像・・・
「かくあるべし」からはみ出した30代の選択は。ミ
リオンセラー作家の真骨頂


                     (中央公論新社HPより)



変わった人たちの人間模様を描いた作品。
感動はしなかったけれど・・・面白かった。


直子と智親子は、他人の善意に甘えて生活を続けていた。
誰かが必ず、親子を拾う。
そして、一時期、一緒に暮らしていた男性の連れ子・泰子という自分と同い年の女性の存在がずっと思い出としてあった智は彼女を探す。
意外とすぐに見つかり、泰子も実は智のことを忘れていなかったことがわかる。

泰子には結婚を考えた男性が居たのに・・・・智のことが大好きというわけではないのに・・・

2人は流れるまま子どもの頃、一緒に過ごしたように2人の時間を重ねる。

う~ん。
他人のこととしてみていると理解しがたいようなかんじだけど、案外、こういう状況になったら、楽チンでズルズル関係が続いちゃうのかもなぁ~。なんて思ったりして・・・。

ま、2人がこの先、成り行きまかせでなく、ちゃんと考えて幸せな暮らしを築いていってくれたらいいな。
それでなければ、生まれた明日香ちゃんが、また成り行き任せの人生を歩むことになって、
この生き方が受け継がれていきそう。
あ、でもそれはそれでいいじゃんと2人は思うか?(笑)。


表題の意味はどういうところからだろうか??
考えたけれど・・・・・わからない^^;


★★★
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41qrIiAjzuL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2012年8月


稀代のストーリーテラーが集めた「泣ける」話
冲方丁が出会った人々から集めた実話を元に創作した、
33話の「泣ける」ショートストーリー&エッセイ集。
2009年から3年間に亘る、
小説すばるでの人気連載を一冊に凝縮!


                     (集英社HPより)



ひとつひとつの話が結構、短いのでアッと読めていいです。
そしてどの話もちょっと泣ける。
実際にもらい泣きはしなかったけど・・・・・・^^;タイトルとしてはいいと思う。

33の話の中で結構、グッと来たのは・・・
「教師とTシャツ」
厳格な元教師の父親が内心では疎ましく、実家から離れて暮らす。
社会人になり父の意外な一面を知る話。
こういう不器用だけれど実は娘のことを思っている父親の姿って・・・ちょっと泣ける

「地球生まれのあなたへ」
天体観測が好きな妻が夫に贈ったのは、星に夫の名前をつけてのプレゼント。
星なんて興味ない夫だけど、妻は震災で亡くなって・・・・
妻の残したバ-スディカ-ドの言葉にグッと来た。

「先に行きます」
駅の掲示板に書かれた言葉。それと一緒に描かれた落書きは自殺を予告するものだった。
しかし、そこにどんどん他者が書き込みしていく。
何とかして一つの命を救いたいと思う人々の気持ちが温かくて泣ける。


ほかにも著者のあとがきの後に公募作品が幾つか載っていた。
それも結構、ジ~ンと来ました。




 
★★★
 
51JfHEo55RL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2012年8月


昭和のよそゆきのお出かけとは、家族でデパートに行くことでした──。

大食堂でお子様ランチを食べたら、屋上遊園地へ。かつて家族の贅沢な楽しみだったデパートも、時代と共に変わってきました。百貨店の成り立ち、包装紙のオキテ、店員のおじぎの角度や独特の言葉遣い、店内アナウンスや雨が降った時にかかる曲名まで、勤務経験者でないと知り得ないデパートの秘密いっぱいの愉しい読み物。

                                           (新潮社HPより)


著者とは確か同年だったと思う。
なので、昭和の時代の懐かしいデパ-トでの思い出話を語る気楽なエッセイかな~?なんて思っていましたが・・・・結構、深いデパ-トのお話で大変、勉強になりました。
80年代前半ころには、実際にデパ-ト勤務の経験のある著者。
知らなかったぁ~。へ~そうなの?と驚きの裏話も多く楽しかった。

そして、デパ-トの歴史も詳しく解説。
老舗百貨店の前身は呉服店だったんですね~。

昔の呉服屋さんは、商品が並べてなくて、お客さんの求めに応じて品物を出して見せて
値段は、掛け値。正札はなかった。
なるほど、お客とお店の交渉による取引だったんですね。
それを正札をつけ現金取引に限定して、その後は陳列販売を始めたそうで、その形が出来たのは
1900年(明治33年)だとか。
そのとき、女子3名を採用しこれがデパ-トガ-ルと呼ばれる最初だそうです。
1904年に三井呉服店は三越呉服店と名を変え百貨店として開店。
三越が老舗百貨店と言われる所以がよ~くわかりました。

ちょっと堅めの百貨店の歴史のほかに、著者が勤務していた百貨店での決まりごとなどもあれこれ語っていて、どれも興味深かった。
包装紙はゴミ箱に捨てない。
なぜなら会社の大事な顔だから。
包装作業で失敗して破けてしまったりしたものも保管しておき決まったところに集められていたとか。
今はそうではないようで、ちょっと微妙な気持ちになると書いていたのが印象的だった。

また子どもの頃のデパ-トの思い出は、わたし自身も共通の思い出があり、懐かしく自分の子どもの頃が自然と頭に浮かんできた。
そうそう、子どもの頃はデパ-トに行くって、ワクワクしたなぁ~(^^)

今は、地元に百貨店と呼べるお店は1つだけ。
政令指定都市で人口も80万人を超えたのに・・・。
郊外の大型ショッピングセンタ-はどんどん増えるのに・・・・。
しかし、ネットショッピングも出来る時代に変わったのだから仕方ないか?
なんて、自分なりにもあれこれ考えてしまった。


そうそう、この表紙絵もよく見ると実に楽しい。
アドバル-ン、お子様ランチ、店員のおじぎ。
表紙がそのままデパ-トの包装紙みたいなデザインなのも素敵です♪


                                         ★★★★

41PJ0eF2xGL__SX230_.jpg   発行年月:2007年5月


   人間が駄目になってしまうのなんて、簡単だ-----

  せっかく正社員になって頑張っていた会社を
  リストラされた久里子は実は
  自主退職扱いになっていたことを知る-----
  その悲しい真相とは


                           (文藝春秋HPより)


「賢者はベンチで思索する」の続編。
図書館本を続けて借りることが出来てよかった(^^)

主人公の七瀬久里子は、前作のラストでやっと自身がやりたかった服飾関係の仕事に就けた。
しかし、2ヶ月で突然の上司・木村から解雇の通達。
木村のことは憧れていて自分も早く追いつきたいと思っていたのに・・・・。
再び就職先を探す立場になるが、両親にはなかなか本当のことを言えず、出勤時間に家を出て一日、時間を潰す日々。
そして、再び、赤坂氏と会う。
前作で行方がわからなくなってしまった赤坂氏登場!!
家族には言えないリストラのこともすんなり言えて、自分の解雇にまつわる疑問にも一緒に考えてくれる。
いつも冷静沈着なアドバイス・・・・心強い知り合いがいていいなぁ~。
そして、リストラに隠された真実。
ああ・・・・そんな理由だったとは・・・・。
久里子が気の毒過ぎる。
しかも受け入れるとは、ちょっと人好し過ぎないか?(笑)
でも、ま、戻ったところでややこしそうだからな~。

そして前作から、ちょっと良い関係になりつつあった弓田との関係は、彼が調理の勉強のためイタリアへという遠距離の関係になってしまっていたけど、親交は更に深まってよいかんじでした(^^)
一時ライバル登場か?と思う弓田実家の隣に住む明日香の登場があって、やきもきしたけど、それもなんだか新たな人間関係が出来た風で面白かった。

そして、ラストは、またまた赤坂氏がどこかに行っちゃったぁ~(;O;)
明らかに狙われたように車に当てられ入院し、その治療中だったのに。

入院中、久里子に頼んだ「歩道橋の街灯を壊してほしい」の依頼の意味も最後にわかった。

赤坂氏の優しさにジ~ン。
それにしても、赤坂氏の正体がますますわからなくなった。

なぜ、また姿を消したんだろう??
気になる!!

続きを早く読みたいです!

物語としては先の「賢者は・・・・」の方が面白かったかな?
こちらはミステリ色もやや薄いかんじなので・・・。



 

★★★

 

 

 
51VDTVFK57L__SX230_.jpg   発行年月:2005年5月


   公園のベンチに座る、気になる“あのひと”の正体は?

   ファミレス常連客のあの老人。
   でも公園のベンチで見かけるときとあまりにも印象が違うのはなぜ?
    日常を見すえた新感覚ミステリー


                        (文藝春秋HPより)



主人公の七瀬久里子(21歳)は服飾関係の専門学校を卒業したが、思うような会社に就けずファミレスでバイトをしている。
バイト先のファミレスに常連の気になる老人・国枝。
いつも同じ席で外を見ながらコ-ヒ-1杯で数時間。
そんな老人と飼い始めた犬の散歩で訪れた公園で会い、会話をするようになる。

会話する老人は穏やかで、久里子のちょっとした相談にも的確なアドバイスをくれる。

そんなとき、公園内で犬の死体を見つける。
明らかに誰かに頭を痛めつけられた様子。
老人の推理によって犯人がわかる。

次はファミレス内で起きた事件。
お客から食べたものが変な味がすると何度か指摘され、警告文のようなものが届く。
これは久里子の推理が働き解決。

そして、最後の事件は、ファミレス近くに住む小学3年生の男の子の誘拐事件。
久里子が親しくしている老人が容疑者になっている。
やがてそれも解決し、老人は犯人ではなかったが、老人が男の子を連れ出したのは事実で
それには理由があった。

それから・・・・久里子が親しくしていた老人は国枝という名前ではなく、赤坂一郎というらしい。
そして本当の国枝から聞いた彼とのこと。


ラストには、再び赤坂が登場か?という終わり方。
これは続編を続けて読まなきゃ!

ホントいうと続編の方を読もうと思っていたら・・・・
それが続き物と知ったので、慌ててこちらを先に読んだ次第です^^;


久里子も念願の服飾関係の仕事に就けた様子だし、浪人中でやや引きこもり状態だった弟・信にも少し明るい展開が起きそうなので次の話も楽しみです♪



 

★★★★

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