忍者ブログ
読んだ本の感想あれこれ。
[949]  [948]  [947]  [946]  [945]  [944]  [943]  [942]  [941]  [940]  [939
51LLQXD3inL__SL500_AA300_.jpg 発行年月:2012年9月


知的障がい者の妹と過ごした
愛と勘違いとハプニングの日々――。
共に歩み齢を重ねていった姉妹の人生の輝きが、
まれにみる美しさで胸にせまる文芸ノンフィクション!
素晴らしい人生の愛とユーモア


雨の日も、嵐の日も、
凍えるようなきびしい冬も------
人生のあらゆる季節を生き抜いた人の
抜群の笑顔があります。


                                         (ポプラ社HPより)


著者の自伝でもある物語。
1946年妹のアイリ-ンが生まれた場面から、現在共に60歳を超えるまでの家族の物語。

幼いときから常にほかとはちょっと違う特徴のある妹の存在があり、両親と祖父母という家族構成のなかで暮らす。
アイリ-ンに脳の障害があるのは、赤ちゃんのアイリ-ンに乱暴に哺乳瓶を押し付けたせいかもしれないと思う著者・テレルは、優しい姉である。
アイリ-ンの存在をいつも温かく見守る。
それはほかの家族も同様で、当時はまだ障害を持つ家族を隠したがる風潮だった時代。
そんな時代でも広告代理店を営む父親は、自分の娘のためになる情報を集めようと自分が広告を載せアイリ-ンの存在を隠さなかった。
そして障害者の会も立ち上げる。

そんな父親の姿を見て育った著者だからかな?
大人になるとその活動を引き継ぐ。
州知事に会ってグループホ-ムを既存の施設より低コストで設立することを認めて貰うなど。
大学で知り合ったご主人の理解と協力も素晴らしい。

とはいえ、実際、成人した知的障害者と向き合うって本当に大変なことだと思う。
アイリ-ンのかんしゃくに対抗して自分も激しく対抗したテレルの気持ちはそれまでの経過を読んでいれば共感出来る。
が・・・世間は理解してくれなかった。
アイリ-ンの起こした行動のために周囲に迷惑をかけたりで哀しい想いもいっぱいしている。

両親は相次いで亡くなったけれど、その後は母方の弟・ボブ叔父さんがテレルを支えた。
アイリ-ンの家を購入する手助けをしてくれて、優しい助言も。

この物語には、心温かい人たちばかり。
こんな家族のなかに生まれたアイリ-ンは幸せだろうな。


本を読み終えて、表紙裏にある著者とアイリ-ンの並んだ写真をみたらジ~ンとした。
仲良しの姉妹そのものの写真。


そして興味を持ったのは、この本を翻訳された宇野さんのプロフィ-ル。
中学の英語の先生を勤めたあと、翻訳の勉強をされて本書に出会い、日本の読者にぜひ紹介したいと奔走しながら初の翻訳書出版を成し遂げたとか。

これからも素敵な本を翻訳していただきたいです!!


                                          ★★★★

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
カレンダー
07 2017/08 09
S M T W T F S
3 4
9 10 11
13 14 15 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
メ-タ-
kyokoさんの読書メーター
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[09/20 kyoko]
[05/23 のぶ]
[09/15 kyoko]
[09/14 ひろ]
[03/06 kyoko]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★なんとか最後まで読み終えた
★途中放棄^^;

バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア

Copyright (c)本を片手に・・・ All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  image by Night on the Planet  Template by tsukika

忍者ブログ [PR]