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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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41hNln9SPQL__SL500_AA300_.jpg 発行年月:2008年5月


俺たちは、何も信じちゃいない。『のぼうの城』で大ブレイク、超弩級新鋭の第二作!

人間離れした技ばかりが、忍びの術ではない。親兄弟すら欺き、ひたすら出し抜くこと。でなければ、生き残れぬ。戦国大名不在の国、伊賀国に織田軍一万余が攻め込んだ。「その腕、絶人の域」と言われる忍びの無門は想い女のお国を連れて敵前逃亡をはかるが……。歴史時代小説の枠を超えた面白さと圧倒的な感動に包まれる傑作長篇。

                                               (新潮社HPより)


織田信長の次男・信雄(のぶかつ)が父親に無断で伊賀攻めに。
信雄に仕える日置大膳と伊賀一番の忍び・無門の対決が面白かった。
どちらの人物も強い。

戦いに対する姿勢もそれぞれ格好いい。

銭が全て。己の命さえ守りきれればほかは切り捨ててても構わない伊賀の忍びたちの中では無門は異質。
妻・お国の尻に敷かれっぱなしだけど、戦の場面では無敵。
そのギャップが魅力的。


伊賀攻略のために織田軍が仕掛けた作戦を冷静な目でみて、伊賀者は武士以下だと思ってはいるけれど、簡単に攻め入れる相手ではないと感じている。
そして、信雄の伊賀攻めは結果的には失敗に終わる。

無門と大膳の対峙場面はよかったなぁ~。
戦いの場面は生き生きとした描写でドキドキした。

信雄の首を取ることが出来た無門だったけれど、それをしなかった。
お国の安否を確かめる必要があり、そちらに気持ちが向かった故。

ああ、お国の元に駆けつけた無門だったのに、最後は哀しかった。
そんなぁ~(;O;)

信雄が語る自身の抱える苦悩もなんだか切なかった。
秀でた父・信長を持つ息子の心情。


伊賀の忍びの一人として、若き日の石川五右衛門の登場もちょこちょこ。
石川五右衛門が忍びであった説に基づく登場かな?

どこまでは史実でどこからが著者の創作なのか?
歴史に疎いわたしですが、楽しんで読めました。

「のぼうの城」以来2冊もの和田竜さんですが、
ほかの作品もきになる作家さんです。


★★★
 
PR
61cmXAfHrnL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2012年6月


拉致監禁。両手親指切断。強姦、そして扼殺。
あまりに残虐な殺人事件が世間を賑わせているとき、
ひとりの女子高生が俺の前に現れた。
「たぶん、私犯人を知ってる」。
『ストロベリーナイト』の著者がおくる渾身の恋愛ホラーサスペンス。


                     (集英社HPより)



なかなか面白い設定の話でした。
連続して起きる若い女性を拉致して強姦して扼殺するという残虐な描写が怖かった。
ここまで詳細な描写は欲しいのかな?
こういう女性が被害者になる暴力的シ-ンが過激なのがちょっと苦手^^;

物語の冒頭のプロロ-グでは殺人罪に問われている曾根崎栄治が弁護士・佐伯と面談中の描写。
そして、曾根崎を中心としての物語が展開されていく。

曾根崎が営む興信所に高校3年生だという民代が訪ねてくるところから始まる。
民代はある人物を二人探してほしいと。
その人物を探せば、巷で騒がれている連続殺人を止めることが出来るかも?
なぜ高校生が、そんな依頼をするのか??
謎は段々にわかってきて・・・・・・・・
殺人を犯す理由には驚き!
これはSF的な話だったんですね~。
しかし、殺人はやはり身勝手としか言えない。

いろんな人物がどんどん出て来るけれど・・・後半少しずつ繋がっていく。
しかし、メモを取りながらでないと混乱してくるかんじ。
この子はこの人の魂を受け継いでいて・・・・・・・この子は・・・・・・・。

そして、曾根崎栄治が犯した殺人の経緯がわかる。
う~ん。切ない・・・(/_;)
全体を読んでから、プロロ-グとエピロ-グだけをもう一度読んだら
泣けて来ます(;O;)

最後はちょっと明るめのかんじで終わっていたけど、後味悪いかんじ。

物語としては面白いのかもしれないけど・・・・あまり好きじゃない。


★★★



 
51Tr1dHmHDL__SL500_AA300_.jpg 発行年月:2012年3月

遠く離れた異国から見た故郷ニッポン、ここが変! 
「一億総おしん」で慎ましくトイレで尻まで洗うくせに何処でもしゃがみ……。
大ベストセラー漫画『テルマエ・ロマエ』の著者初エッセイにして大傑作。



                        (幻冬舎HPより)



漫画『テルマエ・ロマエ』もまだ見てないのですが・・・
これを読んだら、絶対見てみたいと思いました。
こんなにユニ-クな人が作った話なら絶対、面白いはずだから。


日本人なのに17歳のときに絵の勉強をしたくてイタリアへ留学。
その後、イタリア人のご主人と結婚。
息子さんが一人。
現在はシカゴに住んでいるそうですが、それまでに住んだことがある国は30カ国というから驚き!!

行く先々の国で感じたことは、こちらもビックリなことが多かったのですが、
同時に日本人と比べているのも面白かった。
日本に住んでいるとわからないことがいっぱい。
日本では常識なことが海外の人からみると珍しいこととか。

トイレ文化は日本は最先端というのはよく聞くけれど、その他の家電製品も結構、日本のものは先端を行ってたらしい。
ウォ-クマンが日本で発売され、帰国にときに購入してイタリアで使っていたら
すごく羨ましがられたとか。

東日本大震災のことにも少し触れていて、当時世界各国のメディアでも言われていたことですが、
やはり大きな災害に遭っても冷静に行動する日本人の姿はかなり驚くべきことだそうで、日本人の忍耐強さとか人のことを思いやる気遣いの心は、賞賛されることだそうで
日本人でよかったなぁ~と読んでいて感じ嬉しくなりました。

最後にある漫画も面白かったぁ~。

漫画家ですが文章もすごく面白い。
イタリア人のご主人を漫画で描いたものもあったけど、実物はどんなかんじなんだろう??
ほかにもいっぱい本を出されているようなので、ほかのも読んでみたいな。



 

★★★★★

 
41k9cxMN8dL__SL500_AA300_.jpg 発行年月:2010年6月


2万体を検死した法医学の権威・上野正彦医師が、
退官後、時を経てなお忘れ難い、愛と生と死のドラマ。
感涙必至!


                  (ポプラ社HPより)





メディアに時々、登場し監察医としての意見を述べるのを何度か見たことがあります。
穏やかな口調で優しいお人柄を感じていましたが、
ここでも実際に亡くなった方と向き合う姿勢が温かい。
亡くなった方の体を調べ、どういう経緯で死に至ったのかを探る。
そして、そうなった背景にある人間関係にも言及していく。

先生は自身の仕事を天職だとおっしゃっていて、そんな風に思えることは凄い!

先生のお父様は北海道の無医村地区で開業されていて、いろいろな疾患を全て診ていたそう。
そして、「医者は金儲けではない」と言い、先生が臨床医でなく法医学を学び監察医になりたいと相談したときには喜んだそうです。

ここには32のお話があり、それぞれの遺体を監察しながら、その方が生きて生活していた頃の話が織り交ぜられて語られる。
そのどの話も切ない。哀しい。やりきれない感情が起きてきて読むのが辛かった。
先生も本のなかで何度も書いていましたが、やはり幼い子どもの死は特に辛い。
まだまだ生きていたら楽しい経験もいっぱい出来たでしょうに・・・・。

虐待、いじめ、無理心中。。。

それと老いた人の死も哀しい。
「夫の献身愛」の妻の死とそれを見届けた夫の話は、本当に切なかった。
こんな思いを両親にはさせたくないなと強く思った。

死は避けられないものだけれど、亡くなる時には安らかな気持ちで逝きたいと誰も思っているはず。
それが出来なかった人たちの物語でもあるので、いろいろ考えさせられた。

そして最後には、先生の奥様の死について。
胃癌末期の診断から1ヶ月ちょっとという短い時間で亡くなってしまったそうです。
医師として何も出来なかったことに落胆する先生の気持ちを考えたら泣けて来た。
幸いなことは、奥様が眠るように息を引き取ったこと。
最後に先生の話した言葉もジ~ンと沁みました。

監察医も医師ですが、その待遇は、臨床医などに比べるとかなり低いそうです。
そうなると監察医を目指そうとする医師も少なく優秀な人材が育ち難いという環境。
法医学の講義は人気があるのに法医学に携わろうとする者は本当に少ないそうです。

監察医の社会的地位をもっとあげるべきだと先生もおっしゃっていました。
そうしないと優秀な人材は確保し難いでしょうからね・・・・。

たくさんの書物を書いていらっしゃるようなので、ほかにも読んでみたいなと思いました。


★★★

 
41dvXA12SLL__SL500_AA300_.jpg 発行年月:2012年8月
 


何があっても、愛妻家を貫こう──波瀾万丈の国際結婚を描く、傑作長編!

イタリア人のファブリは、大阪生まれの和泉と出会い、恋に落ち結婚する。せっかちでドライな和泉と、どことなく要領が悪く、ロマンチストなファブリ。「大阪人vsイタリア人」とも言える二人は、惹かれ合ったり反発し合ったりしながら、日々を送り、やがて子供も生れる。爆笑の中で、夫婦、家族、日本を問う、新鮮な、書き下ろし長編。

                                        (新潮社HPより)


著者はスイス生まれ。
日本の大学に編入学して、卒業後はテレビ朝日初の外国籍社員となり記者兼ディデクタ-として働いた経歴の持ち主。
1996年に、すばる文学賞受賞、芥川賞候補になった「いちげんさん」は読みましたが、外国の方が書いた文章とは思えない素晴らしい作品だった!
それは、純文学の雰囲気だったのですが、こちらはそれに比べると軽いかんじで
なかなか面白かった。

イタリア人のファブリと日本人の和泉の物語。
二人は結婚前に偶然、飛行機のなかで出会っていて・・・・

その後、ファブリがロ-マ大学を卒業し、日本の大学に編入して経済を学び、大手飲料メ-カ-に就職後、うっかりビザの期限が切れていることに気づき、慌てて入国管理局に飛び込むところで二人は再会。

和泉は法務省 入国管理事務所で働いていた。

5日間の不法滞在のわけを説明するファブリとその面接相手の和泉の会話が面白い。

お役所仕事を淡々とこなす和泉の言葉は冷たい。
けれど、お互い一度、会っているとうことで何か通じるものをかんじ・・・
ファブリが和泉の仕事が終わるのを待ち伏せして、食事に誘う。
そのときの和泉の返事が可笑しかった!
「公務員を接待するということですか?収賄罪すれすれの危険なお誘いですよ」。

それでもめげないファブリが可愛い(^^)

なかば諦めていたところに和泉から連絡があり二人の初デイト♪

その後、結婚しするのだけど、二人の関係は和泉が主導権を握ってるかんじ。
ちょっと妻が強すぎるかんじなんだけど、まあ、なんとかうまくいく夫婦。
子どもも次々生まれて・・・・

ちょっとした危機も訪れるけれど、二人は乗り越えていく。

イタリア人と日本人カップルだけど、日本人同士のカップルと何ら変わらないかんじの日々。

内容としては、まあまあでした。
でも、前にも書いたけど、外国の人が日本語でこれを書いたというのは凄いなと思う。

「いちげんさん」後の著者のほかの作品も読んでみよう。


                                       ★★★




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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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