温泉。それは地上最強のパワースポット。
心も体もあったまる。
わたしは、自分が凍えていたことに、気づく。
卒業したら、家は出る。
それ以外、未来は何も決まっていないけれど、人生なんとかなるんじゃないか。
わたしには、地上最強のパワースポットがある。
息が詰まるような日常にも、きっと風穴があく。
極上のガール・ミーツ・ボーイ・ストーリー!
(光文社HPより)
お風呂大好き。
銭湯大好きの女子高校生・大島柚子。
友達がスィーツのお店に寄ろうと誘っても、お風呂に入りに行く日だから・・・と断って・・・・
小学校の時から一人で通っている銭湯・松の湯。
そこで会う、おばちゃん・平松さんとは仲良し。
最初から変わった設定。
銭湯・・・・懐かしいなぁ~。と思いながら読み始めたけど、途中から急展開。
お風呂以外のことは、どーでもよかった柚子の前に現れた男性・瀬田川福一。
短期間のうちに、どんどん二人の関係が急接近!
将来設計まで出来ちゃって・・・・・
うまく行き過ぎでしょ?と思ったけど、面白かったからいいでしょう。
あぁ~温泉に浸かりたくなってきたなぁ~('∀`)
★★★
異才・冲方丁が『天地明察』に次いで放つ、大河エンタテインメント小説!
何故この世に歴史が必要なのか。生涯を賭した「大日本史」の編纂という大事業。大切な者の命を奪ってまでも突き進まねばならなかった、孤高の虎・水戸光圀の生き様に迫る。『天地明察』に次いで放つ時代小説第二弾!
(角川書店HPより)
長かったぁ~!!
751頁ですから!!
でも、面白かったです!
テレビで見ていた「水戸黄門」とは全く別人のようなお話です。
幼少期から晩年までを描いています。
物語の最初は、67歳の光圀が、腹心の藤井門太夫を自ら斬る場面。
テレビでみていて勝手にイメ-ジしていた柔和なイメ-ジとは180度違うその様子にビックリ!
そして、物語は、光圀の幼少時代へ。
父は徳川家康の11男。水戸藩初代当主。
光圀には、同じ母親を持つ兄・頼重(幼名は竹丸)がいるが、父は光圀を次期当主に決めた。
兄が病気をしたこともあるが、なぜ自分を世子に?という疑問がずっと頭にあった光圀。
しかし、兄は、光圀を生涯、助けよき理解者として寄り添ってくれた。
光圀は、詩歌で天下を取りたいと思っていて、学問を通じて、林読耕斎と友情を深める。
そして、剣術では、宮本武蔵を師と呼び、相手に与える苦痛を最小限で止めを刺す方法を伝授される。
最初の場面は、そんな武蔵の教えに従ったもの。
それは「義」を持っての行いだった。
大火により、貴重な書物が殆ど、焼けてしまったことの後、光圀は、日本で初めての歴史書「大日本史」の製作に取り掛かる。
そのとき、大事な人たちも大勢、亡くしたが、自分のするべきことを見つけ、邁進していく姿は
凄いなぁ~と思った。
先の「天地明察」で登場の碁打ちで星の知識がある安井算哲も登場。
新しい暦づくりを応援する光圀との対面の場面はありました。
そして終盤のシ-ン、紋太夫を自ら斬る場面。
なるほど、こういう経緯で冒頭のシ-ンがあったのか。
光圀の心境を思うと、哀しく切ない。
いや~読み応え十分でしたぁ~。
これだけの物語を書くには、相当な資料を読んだんだろうなぁ~。
参考文献が書かれていなかったけれど・・・・・。
★★★★
発行年月:2012年5月
ある雨の日の夕方、ある同じ町を舞台に、誰かのたったひとことや、ほんの少しの思いやりが生むかもしれない光を描き出した連作短篇集。
(ポプラ社HPより)
虐待に纏わる5つのお話。
<サンタさんの来ない家>
ぼくは悪い子だからサンタさんが来ないという小学4年生男子・神田くん。
新米教師の岡野匡は、そんな神田くんの様子を注意深くみる。
「神田さんはいい子だよ」・・・・。
新任最初に受け持った1年生のクラスは学級崩壊させてしまったけれど、
岡野先生もいい先生だと思った!
<べっぴんさん>
毎日、娘を連れて公園に行く母親。
子どもを遊ばせながら、みな優しい母親を演じている。
<うそつき>
小学6年生のだいちゃんはうそつきだという息子。
そして、家に遊びに来るようになり、だいちゃんの言っていることは嘘ではないと気づく。
けれど、息子はあくまでもだいちゃんは嘘を言っていると信じている。
なぜなら、とうてい信じられないような哀しいことだから・・・。
<こんにちは、さようなら>
小学生の通学路に住んでいる老女。
子どもの可愛らしい様子を日々楽しみにしている。
特に気になるのは会うと必ず「こんにちは、さようなら」と挨拶してくれる男の子。
ある日、その子が家の鍵を無くして困っている様子を見かねて、自宅に招き
迎えに来た母親と話をするとその子は障害を持っているという。
男の子の良いところを褒め、一人で子どもを育てている母親に温かいことばを掛ける老女。
切ないけれど、ちょっと温かい気持ちになれる良いはなしだった。
<うばすて山>
40過ぎで独身のかよ。
子どもの頃は、母親かた冷たくされ傷ついた。
そんな母親が認知症のため、近いうちに施設入所すると、母親と一緒に住んでいた妹から聞き、
施設入所の準備中、2~3日、母親を預かることになる。
暫くぶりに会った母は自分のことを娘とは認識しない。
まるで子どもに戻ったような母親にはじめて「かよちゃん」と呼ばれる。
過去のことを忘れてしまった母親と向き合い、複雑な思いを抱くかよ。
虐待という重いテ-マで綴られる物語だけど、桜ヶ丘と同じ町に暮らす人たちの物語で、
最初に出てくる岡野先生が、4番目の障害を持った男の子の話にもちょこっと出てきたりする。
虐待の話だけれど、救いがないわけではない。
誰かがそこにちょこっと関わるだけで、抑えることが出来そう。
身の回りにそういう子は今のところ居ないけれど、こういう時代、気を配って周りの
子どもたちの様子をみることも必要なんだなぁ~なんて思った。
周三は大手都銀で不良債権処理に追われる日々を送った。20年後、早期自主退職した周三は趣味の山登りを再開するつもりだった。だが、ある弁護士の恩義に報いるため、母子家庭支援のNPOバンク設立に向けて奔走することになる。任務に充足感を憶え始めた矢先、周三を襲ったのは…? 社会で働くことの意義を見つめる傑作長編!
(双葉社HPより)
一流大学を出て、名も知れた銀行に勤め20年で自主退職した主人公・大鉢周三。
なんでまた!?と思ったけれど・・・・
過去に遡っての話では、いろいろ抱えていたものがあったんだと分かった。
親子関係が特殊。
母親は有名人で結婚しないで、出産した。
父親が誰だか知らされず、祖父母の家で暮らしていた時期が長かった。
周三は母親の考え方が理解できず、憎しみさえ感じていた。
母親との関係のほかには、大学時代の山岳部OBの先輩の死など、周三の胸のうちに秘める重苦しい思いが物語のなかにちらほら。
退職後は山登りをしようとしていたが、ひょんなことから新しい仕事をすることになっていく。
そして、そのことが周三を危険な目に遭遇させることになるのだけど・・・・
ずっと避けてきた母親が周三を救ったかたちになり、親の愛情を感じるラストは良かった。
今までの作品ほど、大きな感動は正直、なかったけど、まあまあ楽しめました。
発行年月:2012年4月
笑いと涙あふれる、著者初の自伝的実名小説
昭和30年代、長崎。カステラの香りに包まれた記憶の中には、明るくて、ちょっと迷惑で、それでも皆から愛された破天荒な父と、振り回された家族の姿があった――。『精霊流し』『解夏』『眉山』など、数々の名作を綴る作家・さだまさしが父に捧ぐ、「もうひとつの“精霊流し”」。フォークデュオ・グレープとして、ソロとしても『雨やどり』『関白宣言』『秋桜』『親父の一番長い日』『北の国から』など、温かな涙の果てに、涙あふれる独壇場世界を紡いできた著者の、真骨頂とも言える、初の自伝的実名小説。
(小学館HPより)
さださんのお父さんが危篤の状態だというところから話は始まり・・・・
父親の過去、さださん自身のルーツも語る本書。
とても男らしくて、格好いいお父さんでした!
金利取立てのやくざを見事に追いやり、逆に慕われてしまう話は最高でした!!
みんながその死を残念がって、でも悲しみに暮れているだけは、喜ばないと
皆が最後は笑顔で送り出す姿に温かい気持ちが伝わってきた。
最後の家族写真・・・・・いいなぁ~。
★★★
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記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
