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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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51lrlSiT0cL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2012年12月


この裁判は仕組まれていた!? 最後の証人の登場に呆然となる法廷。
驚天動地の完結篇!


その証人はおずおずと証言台に立った。瞬間、真夏の法廷は沸騰し、やがて深い沈黙が支配していった。事件を覆う封印が次々と解かれてゆく。告発状の主も、クリスマスの雪道を駆け抜けた謎の少年も、死を賭けたゲームの囚われ人だったのだ。見えざる手がこの裁判を操っていたのだとすれば……。驚愕と感動の評決が、今下る!


                                        (新潮社HPより)


面白かったぁ~!!
1巻1日ペ-スで3日で読了!!

以下、やや内容暴露の箇所ありなので、これから読む予定の人はスル-してください。
自分の覚書として記したいと思うので・・・m(__)m


柏木卓也の死から始まった物語。
自殺かと思ったら・・・・殺人だった。自分はそれを見ていたという告発状が現れ
犯人は誰もが不良と認識している大出俊次。
俊次はやっていないと否定。
告発状を出したのは俊次にいじめられていた三宅樹理。

警察では既に事件性はなく卓也の死は自殺と解決済みだが、このままでいいのか?と思った
生徒たちは自分たちの法廷の場を設定する。

舞台となった城東第三中学の生徒のなかに、ただ一人その法廷で俊次の弁護人として参加した
神原和彦は他校の生徒。
柏木卓也とは、学習塾で親しくしていたという。

最初から神原和彦の存在が、この事件の真相を握っているのでは?と気づくが、それがこの3巻めで明らかにされた。
神原和彦と柏木卓也の関係が語られた部分は、衝撃的だった!
彼は、卓也の死は自殺によるものだと確信していたから、被告人となっている大出俊次の弁護人を引き受けた?
いや、それよりも秘密にしていることも可能な自分の知っているすべてを多くの人に知って貰いたいという気持ちの方が大きかったんだろう。
和彦の証言により、俊次の罪は無罪と陪審員の判定も一致。
法廷は閉じられた。

物語の最後、それから20年経った場面がちょっと書かれている。
裁判で、神原和彦と同じく弁護側であり、卓也の遺体の第一発見者であった野田健一の近況が
わかる文章。
中学の法廷の経験がプラスに働いたんだなぁ~。
ほかのメンバ-たちもきっと立派な大人になっていると想像出来きたのも嬉しかった!

素晴らしい法廷を傍聴させてもらった気分です!


                                       ★★★★★



PR
279e7106.jpeg 発行年月:2012年9月


期間はわずか15日。有志を集め証人を探せ! 
14歳の夏をかけた決戦、カウントダウン!


もう大人たちに任せておけない----。保身に身を窶す教師たちに見切りをつけ、一人の女子生徒が立ち上がった。校舎を覆う悪意の雲を拭い去り、隠された真実を暴くため、学校内裁判を開廷しよう! 教師による圧力に屈せず走り出す数名の有志たち。そして他校から名乗りを上げた弁護人の降臨。その手捌きに一同は戦慄した……。

                                          (新潮社HPより)


いや~面白い!!
一人の生徒の死を自分たちで、もっとちゃんと考えようとする生徒たちの姿は、頼もしい。
大人顔負けの判断力とそれぞれの決意。

学校での裁判を開くための準備の話でこの1巻は終わるけど、実際の裁判を見たことがない
彼らなのに、自分たちの出来る範囲でその配役を決めていく作業のなかに、それぞれのこの事件に対する思いが込められている。

弁護側の神原和彦のみ他校の生徒。
そして同じく弁護側につく野田健一は遺体の第一発見者。

1巻では、やや頼りないかんじの野田くんが、この事件を機に、どんどん逞しく成長していくかんじがする。

検事側には、優等生の学級委員・藤野涼子。
最初は、弁護を引き受けるためにこの裁判を起こそうとしたのに、検事を引き受けることに。
事務官として涼子を補佐する佐々木吾郎も1巻では殆ど目立たなかったけれど、良いかんじで涼子を補佐していて頼もしい。

判事の井上康夫は学年トップの成績で、自分しか適任者はいないとこの役を受けたけれど、
嫌味なかんじはなく、発言のひとつひとつに説得力があり流石、優秀な頭脳を持つ生徒と感心。

さてさて、役者は揃った!
学校裁判が、いよいよ最終巻で展開される。

読むのが、楽しみ!


                                         ★★★★





51f4WCwe3nL__SL500_AA300_.jpg 発行年月:2012年8月


その法廷は十四歳の死で始まり偽証で完結した。五年ぶりの現代ミステリー巨編!

クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した十四歳。その死は校舎に眠っていた悪意を揺り醒ました。目撃者を名乗る匿名の告発状が、やがて主役に躍り出る。新たな殺人計画、マスコミの過剰報道、そして犠牲者が一人、また一人。気づけば中学校は死を賭けたゲームの盤上にあった。死体は何を仕掛けたのか。真意を知っているのは誰!?


                                         (新潮社HPより)


厚い本ですが、アッと言う間に読了。
読ませる力はさすがの宮部さん!!

14歳中学二年の柏木卓也の死から始まる物語。
学校の校内での死。
自殺なのか?誰かがそこに手を加えたのか?

早い段階から卓也の両親は自殺を認め、警察側も事件性はないと判断する。
しかし・・・・彼は殺されたのだという告発状が届き、関係者たちは混乱する。

中学生たちのそれぞれの抱えた心のなかの悩みを明かしながら、卓也の死が彼らに行動を起こさせていく。
読み始めは、これで3部作まで話が持つのか?と正直思った。
けれど、読み進めるとどんどん、面白くなっていく。

学校、警察、マスコミ、生徒たちの家庭・・・・いろいろな場面で、いろいろな人の思惑も絡みながら、一人の生徒の死から広がっていく話の展開は、これからどう収束していくんだろ?

Ⅱ部では、学級委員の藤野涼子が、校内で法廷を開き、事件の真相究明を自分たちの力でやろうとする様子。

気になる続きを早く読もう!!


                                        ★★★★




41VwBN7oiWL__SX230_.jpg    発行年月:2012年11月


   終わらない波を知ってるかい――?




高1の泳はなりたいタイプの大人がいないのが悩みだが、サーフィンをしている間だけは全て忘れられる。終わらない波・ポロロッカの存在を知りアマゾン行きを決意する……。泳の成長を鮮やかに描き出す青春大河小説!


                                        (角川書店HPより)



坂木さんの青春小説は、清清しくて好きだけど、これはダントツかも!
高校1年生の八田泳が主人公。
父親はIT関係の社長で、裕福な家庭。
父親のことをチャラいといい、両親のことをバカップルと心の中でけなしている。
そんな彼が、ブラジルの奥地、アマゾン川でボロロッカに乗る目的を果たすために奮闘する物語。

ボロロッカってなに?と先ずは思った。
潮の満ち干きに関係してか、川の水が大きな波を作りながら次から次へと起きる自然現象だとか。
サ-フィンを趣味にしていた泳は、そのことを知り、母親の弟、剛がブラジルに転勤になり一度遊びにおいでと言われていたことから、剛を頼ってあれこれ準備を始める。

最初は両親に内緒で、資金づくりのためにアルバイトをあれこれ。
その様子も面白かった。
簡単でラクそうだと思っていたテッシュ配りが意外にも一番、イヤだった様子。
なるほど・・・・。
チャイニ-ズレストランでのバイトは、中国人から罵声を浴びせられたり、中国語に苦労したりと
一番、辛そうに思えたけれど、乗り切って、結構、タフなんだと感心。

両親を説得する場面もよかった。
最初は反対していた母親の助言で父親も渋々納得した形だったけど、許せない理由が
普通と違っていて笑えた。
良い両親だなぁ~。

実際にブラジルに着いてから、お世話になったヤマモト家の面々も泳に好意的で特に長女のエリとは
初体験もしちゃって、なんだか上手く行きすぎ~(笑)。

ボロロッカに乗った場面は、意外とサラリと終わるけど、少しタイミングが狂ったら命を落とす状況だった。
実際にこんな風に波乗りする無謀な人はいるのかな?
わたしが親だったら、こんな危険なこと高校1年生の子どもには許せないけど・・・。


外国で大きな体験をして帰ってきた泳とそれを迎えた家族の様子が微笑ましかった!
一人で苦労すると子どもって大きく成長するんだなぁ~。
子どもの成長は嬉しいことだけれど、同時にちょっと寂しい気持ちにもなる親の心情も
よく理解できる。

600頁ほどのかなり厚い本でしたが、一気読みでした!
楽しかったぁ~!!


                                     ★★★★★

51LCV1T5tRL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2012年12月


人生の〈小さな奇跡〉の物語
夫の浮気が原因で離婚する夫婦と、その一人娘。ひょんなことから、「家族解散前の思い出」として〈岡田〉と名乗る男とドライブすることに──(第一章「残り全部バケーション」)他、五章構成の連作集。


                      (集英社HPより)



表題作の「残り全部バケ-ション」から始まる短編連作集。
車の当たりやなど、犯罪っぽいことをやってる溝口と岡田のコンビ。
元締めは毒島?
こんな仕事から抜けたいという岡田に溝口が「メ-ルで友達を今すぐつくれ」と。
適当な番号にメ-ルして相手が応じて友達になってくれたら、仕事から抜けるのを許すと。

そんなメ-ルが届いたのは、ある男の元。
浮気がばれて離婚することになり一家解散という状況の元に届いたメ-ルを別れる妻と娘が
面白いからそのメ-ルを受けて、皆で会おうということに・・・。

そんな愉快な話があったら面白いなぁ~。
と楽しい気分で読み始めました。

「残り全部・・・・・」の一家の話は岡田と旅行に出かけ、仲良しになってその話しはおしまい。
その後、どうなったんだろ?と思うけど、次から続く話もそれぞれ「その後、どうなったんだろ?」と
思うものばかり。
二番目の話「タオキン作戦」では、虐待を受けている少年を救おうと、その父親をある作戦で
諭す。心理的に懲らしめるのは良い!

物語は、岡田の小学校時代の話になったり、時系列がよくわからない。

でも、それぞれの話が面白いので、ま、いいか?というかんじ。

ボス的存在で姿を表さなかった毒島も最後に登場。
この人も怖そうなかんじかと思いきや、なかなか情が厚そうでカッコウ良い。

伊坂さんが書くと、怪しい仕事をしてる人たちだけど、なんだか憎めない。

なんじゃこりゃ?と思いながらも、クスッと笑いながら、最後まで楽しみました♪


★★★★

 
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

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