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41q9RekpLpL__SL500_AA300_.jpg 発行年月:2013年1月


ホテルだけが知っている、やわらかな孤独
湿原を背に建つ北国のラブホテル。訪れる客、経営者の家族、従業員はそれぞれに問題を抱えていた。閉塞感のある日常の中、男と女が心をも裸に互いを求める一瞬。そのかけがえなさを瑞々しく描く。


                   (集英社HPより)




ラブホテル「ホテルロ-ヤル」に関わる人々の話が短編7編で綴られます。
ラブホテルが舞台なので・・・そういう場面もありますが・・・・いやらしい感じは不思議とせず
そこには、なんとも言えない哀愁が漂っています。


最後の話「ギフト」は、ホテルの出来るまでの話。
ホテルを建てた田中大吉は、今は入院中。
娘の雅代がホテル経営を引き継いだ。
前の話、雅代が語る「えっち屋」と一緒に読むと、ホテル経営の家族の物語がはっきりわかる。

父・大吉は、母・るり子とは再婚。
娘の雅代は、両親が結婚するまえに出来た子ども。
しかし、雅代が高校卒業後すぐに母は家を出て行った。
噂では、ホテルに出入りしていた飲料水メ-カ-の男性と一緒とか。


最後の「ギフト」では、ホテル経営を始める前の大吉とるり子は仲睦まじかったんだと
知れたのは、ちょっとホッとしたところ。

全体を通して、切なくて暗いかんじが漂っていて・・・・決して読んでいて楽しくはないんだけれど
桜木さんの書く物語は、何か惹かれるものがある。


ホテル廃業後の雅代の生活が気になるなぁ~。
るり子のその後も気になるし・・・・。

続編はないのかな?


★★★★

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