忍者ブログ
読んだ本の感想あれこれ。
[848]  [847]  [846]  [845]  [844]  [843]  [842]  [841]  [840]  [839]  [838
51frkuQhSWL__SS400_.jpg発行年月:2012年2月


田口&白鳥シリーズでおなじみの、桜宮市警察署の玉村警部補とキレ者・加納警視正が活躍する、ミステリー短編集です。ずさんな検視体制の盲点を突く「東京都二十三区内外殺人事件」、密室空間で起きた不可能犯罪に挑む「青空迷宮」、最新の科学鑑定に切り込んだ「四兆七千億分の一の憂鬱」、闇の歯医者を描く「エナメルの証言」――2007年より『このミステリーがすごい!』に掲載してきた4編をまとめた短編集


                                            (宝島社HPより)


短編集なので、スラスラ読めました。
いちおう、流れでは玉村警部補が不定愁訴外来勤務の田口医師を訪ね、過去の事件を一緒に振り返るという設定。
二人の会話がなんとも良い。
田口は白鳥に振り回されているので、加納警視正に振り回されている玉村警部補の苦労がよ~くわかるというところでしょう。
でもお互いに、振り回されながらも、その相手の能力は高く評価しているところも似ている。

今回振り返る事件は4つ。

「東京都23区内外殺人事件」
同じ場所に死体があるのを2回とも田口が発見する。
ここは公共の遺体置き場なのか?・・・・のつぶやきに思わずクスリ^m^


「青空迷宮」
テレビ番組の撮影中、迷路内での事故?他殺?
被疑者は3人。


「四兆七千万分の一の憂鬱」
薬品研究所の副所長の妻、殺害事件。
綿密な計画殺人だったが・・・。
加納警視正、さすがです!!


「エナメルの証言」
ヤクザの遺書つき自殺続出。
歯科医にもこういう闇の仕事が実際あるのか??
事件としては、一番面白かった。


事件を回想しながらという進み方だけど、途中に入る玉村警部補と田口医師の会話
<不定愁訴外来での世迷い言>が楽しい。
「え?それって・・・・?」と気になる会話はあるんだけど・・・・


白鳥が出てこなくても、玉村&田口コンビだけでも、なかなか面白いな。



★★★
 
 
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
ラブラブラッキ-さんへ
事件は起きるけど、そんなに重くならずにササッと解決してくれるのは短編だからかな?
ま、こういうのも結構いいね。
短編は初らしいけど、意外と短編の方がわたしは好きかも。
ドラマは最初のバチスタくらいしかちゃんと見てないからなぁ~
玉村警部補、俳優だと誰なんだろ?
後で調べてみよう
加納警視正、最初はイヤな性格かと思ったけど、案外お茶目な部分もあっていいね~。

<追記>
玉村警部補・・テレビでは中村靖日さんでしたね!調べたら顔写真が出て納得!!
うんうん、適役だと思う。
この役者さん、結構、いろいろ出てますよね?
名前知らなかったけど、おかげで知ることが出来ました
kyoko 2012/06/24(Sun)08:35:22 編集
無題
この話好きです♪
ドラマで玉ちゃんを演じた俳優さんが好きで、その方を思い浮かべながら読みました。
加納さんのはちゃめちゃな所も好き♪こういうスピンオフ的な作品も楽しくていいですね~
ラブラブラッキー 2012/06/23(Sat)20:05:06 編集
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4
7 8 10 12 13
14 19 20
24 26 27
28 29 30
メ-タ-
kyokoさんの読書メーター
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[09/20 kyoko]
[05/23 のぶ]
[09/15 kyoko]
[09/14 ひろ]
[03/06 kyoko]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;

バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア

Copyright (c)本を片手に・・・ All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  image by Night on the Planet  Template by tsukika

忍者ブログ [PR]