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読んだ本の感想あれこれ。
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413bYNWsfcL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2012年2月


あの忘れられない日を心に刻む、胸に迫るアンソロジー。
作家・詩人17人は、3.11後の世界に何を見たのか?
日本、アメリカ、イギリス同時刊行

2011年3月11日に発生した東日本大震災により、甚大な被害を受けた日本列島。福島原発の重大事故との闘いは、今後何十年も続く。大きく魂を揺さぶられた作家たちは、何を感じ、何を考えたのか?


                                             (講談社HPより)


谷川俊太郎・・・・・言葉
多和田葉子・・・・・不死の島
重松 清・・・・・おまじない
小川洋子・・・・・夜泣き帽子
川上弘美・・・・・神様2011
川上未映子・・・・・三月の毛糸
いしいしんじ・・・・・ルル
J.D.マクラッチ-・・・・・一年後 
池澤夏樹・・・・・美しい祖母の聖書
角田光代・・・・・ピ-ス
古川日出男・・・・・十六年後に泊まる
明川哲也・・・・・箱のはなし
バリ-・ユアグロ-・・・・・漁師の小舟で見た夢
佐伯一麦・・・・・日和山
阿部和重・・・・・RIDE ON TIME
村上 龍・・・・・ユ-カリの小さな葉
デイヴィッド・ピ-ス・・・・・惨事のあと、惨事のまえ


17人の作家たちによる物語。
3.11の当日のことを描いた物語もあれば、それ以降のことを描いたものもある。
そして、どの話にも胸に迫るものがあった。

最初の谷川さんの詩もいい。
言葉は壊れない・・・・・・

次の多和田さんの物語は、ちょっとSFっぽい要素があって、3.11を体験しての未来の話。
こんな風に本当になったら怖いな。初めての作家さんだけど、すごく印象的だった。
そのあと、重松さん~いしいしんじさんは知っている作家さんなので、うんうん、らしいな・・・というかんじ。
重松さん、小川さん、いしいさんの話には、温かい想いが感じられた。
特に、いしいさんの「ルル」は良かった!

外国の作家さんの話もなかなか興味深いかんじでバリ-・ユアグロ-氏の「漁師の小舟で見た夢」は、とても幻想的なかんじだった。
舞台は日本にしているので、文章だけ読むと外国の人が書いたとは思えないかんじ。


アンソロジ-のよさは、まだ読んだことのない作家さんの文章が読めること。

これを機にそれらの作家さんの近著も、そのうち読んでみよう。


★★★★
 
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