忍者ブログ
読んだ本の感想あれこれ。
[386]  [385]  [384]  [383]  [382]  [381]  [380]  [379]  [378]  [377]  [376
4e859abe.jpg発行年月:2010年6月


父親が被害者で母親が加害者--。
高級住宅地に住むエリート一家で起きたセンセーショナルな事件。
遺されたこどもたちは、どのように生きていくのか。
その家族と向かいに住む家族の視点から、
事件の動機と真相が明らかになる。
『告白』の著者が描く、衝撃の「家族」小説。

                       (双葉社HPより)

今回のお話は、二つの家族のお話を交互に語りながら進む。
ともに高級住宅地として知られる「ひばりヶ丘」に住居を構える家族。

遠藤家は、ひばりヶ丘で一番小さな家。
その家の娘・彩花は中学受験に失敗し、地元の公立中学に通う中学2年生。
度々、癇癪を起こす娘に両親は辟易としながらも時には笑いもある家族。

高橋家は、父親が大学病院の勤務医。その子ども達3人も皆、優秀で長男は医大生。
長女は有名私立女子校の高校に在学中。次男も難関私立中学生というエリ-ト家族。


けれど、ある日、高橋家で殺人事件が起きる。
そして、その事件の後、高橋家の次男・慎司が姿を消す。

事件の真相を追いながら、二つの家族の背景を鋭く描く。
心理描写は、やはり上手いですね!

そして、二つの家族を常に観察している近所の老婦人・小島さと子の存在が不気味でした。
ある意味、一番、怖かった人。

事件の真相が明かされ、今後、二つの家族はどうしていくのか?が気になったけど、今までの湊さんの作品に比べると、結構、明るいものが見えるラストだったような気がする。


しかし、次々といろんな話を書ける人だなぁ~。
次の作品も今から楽しみ♪

★★★
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
ラブラブラッキ-さんへ
今回のお話も人間の心の内面の黒い部分を上手く表現した作品でしたよ~。

読み始めたら止まらない面白さは、さすがだな。と毎回思います。
わたしは、「Nのために」がまだ予約中なので、それも早く読みたいわ~。

読んだ感想、楽しみにしてます
kyoko 2010/07/20(Tue)08:20:02 編集
無題
ちょうど私の手元にもあります♪
今は他のものを読んでいるので、もう少しあとになりますが、読むのが楽しみです♪
ラブラブラッキー 2010/07/19(Mon)20:49:16 編集
この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 6 7 9
10 12 15
17 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
メ-タ-
kyokoさんの読書メーター
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[09/20 kyoko]
[05/23 のぶ]
[09/15 kyoko]
[09/14 ひろ]
[03/06 kyoko]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;

バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア

Copyright (c)本を片手に・・・ All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  image by Night on the Planet  Template by tsukika

忍者ブログ [PR]