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読んだ本の感想あれこれ。
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51f4WCwe3nL__SL500_AA300_.jpg 発行年月:2012年8月


その法廷は十四歳の死で始まり偽証で完結した。五年ぶりの現代ミステリー巨編!

クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した十四歳。その死は校舎に眠っていた悪意を揺り醒ました。目撃者を名乗る匿名の告発状が、やがて主役に躍り出る。新たな殺人計画、マスコミの過剰報道、そして犠牲者が一人、また一人。気づけば中学校は死を賭けたゲームの盤上にあった。死体は何を仕掛けたのか。真意を知っているのは誰!?


                                         (新潮社HPより)


厚い本ですが、アッと言う間に読了。
読ませる力はさすがの宮部さん!!

14歳中学二年の柏木卓也の死から始まる物語。
学校の校内での死。
自殺なのか?誰かがそこに手を加えたのか?

早い段階から卓也の両親は自殺を認め、警察側も事件性はないと判断する。
しかし・・・・彼は殺されたのだという告発状が届き、関係者たちは混乱する。

中学生たちのそれぞれの抱えた心のなかの悩みを明かしながら、卓也の死が彼らに行動を起こさせていく。
読み始めは、これで3部作まで話が持つのか?と正直思った。
けれど、読み進めるとどんどん、面白くなっていく。

学校、警察、マスコミ、生徒たちの家庭・・・・いろいろな場面で、いろいろな人の思惑も絡みながら、一人の生徒の死から広がっていく話の展開は、これからどう収束していくんだろ?

Ⅱ部では、学級委員の藤野涼子が、校内で法廷を開き、事件の真相究明を自分たちの力でやろうとする様子。

気になる続きを早く読もう!!


                                        ★★★★




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