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読んだ本の感想あれこれ。
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279e7106.jpeg 発行年月:2012年9月


期間はわずか15日。有志を集め証人を探せ! 
14歳の夏をかけた決戦、カウントダウン!


もう大人たちに任せておけない----。保身に身を窶す教師たちに見切りをつけ、一人の女子生徒が立ち上がった。校舎を覆う悪意の雲を拭い去り、隠された真実を暴くため、学校内裁判を開廷しよう! 教師による圧力に屈せず走り出す数名の有志たち。そして他校から名乗りを上げた弁護人の降臨。その手捌きに一同は戦慄した……。

                                          (新潮社HPより)


いや~面白い!!
一人の生徒の死を自分たちで、もっとちゃんと考えようとする生徒たちの姿は、頼もしい。
大人顔負けの判断力とそれぞれの決意。

学校での裁判を開くための準備の話でこの1巻は終わるけど、実際の裁判を見たことがない
彼らなのに、自分たちの出来る範囲でその配役を決めていく作業のなかに、それぞれのこの事件に対する思いが込められている。

弁護側の神原和彦のみ他校の生徒。
そして同じく弁護側につく野田健一は遺体の第一発見者。

1巻では、やや頼りないかんじの野田くんが、この事件を機に、どんどん逞しく成長していくかんじがする。

検事側には、優等生の学級委員・藤野涼子。
最初は、弁護を引き受けるためにこの裁判を起こそうとしたのに、検事を引き受けることに。
事務官として涼子を補佐する佐々木吾郎も1巻では殆ど目立たなかったけれど、良いかんじで涼子を補佐していて頼もしい。

判事の井上康夫は学年トップの成績で、自分しか適任者はいないとこの役を受けたけれど、
嫌味なかんじはなく、発言のひとつひとつに説得力があり流石、優秀な頭脳を持つ生徒と感心。

さてさて、役者は揃った!
学校裁判が、いよいよ最終巻で展開される。

読むのが、楽しみ!


                                         ★★★★





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