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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2013年7月


「お父さん、会ってほしいひとがいるの」
新たな門出を心から祝うために、父が最後にできること。
感動の家族小説。

父のは父の、娘には娘の、言えない気持ちがある
今年26才になる実希に、結婚を考えている相手がいるらしい。
17年前、妻の佳実が事故で亡くなって依頼、孝彦が大切に
育て上げた娘。
その相手というのは、幼馴染の古市真くんだった。
実は、生前の妻は古市夫人との折り合いが悪かったようなのだ。
孝彦は真に会う決心がつかず・・・。

                   (祥伝社HPより)


男手ひとつで育てた娘の結婚。
結婚相手に会う決心がつかないのには、わけがあり、それは生前の妻が
娘の相手の母親との人間関係に悩んでいた記憶があったから・・・。


結婚となると当人同士だけのことじゃないからね~。
その両親、親戚との付き合いも絡んでくるわけで。。。。
そういう意味で、孝彦が慎重になる気持ちはよく理解出来ました。

相手の真が好青年であったとしても、心から祝う気持ちになれない原因を取り除かねば・・・。
そして孝彦は、実際に真の両親に会う。
以前、同じマンションの向かいの部屋に住んでいた家族。
妻と真の母親との関係は、本当に悪かったのか?確かめるためにも。


当人同士が凄くお似合いのカップルなので、どうにかして幸せになってほしいと
願う気持ちで読んでいました。
そして、孝彦の疑問も解消し、心から結婚を祝福出来る気持ちになったのは
読んでいる側としても嬉しかった。

実希の父親に宛てた感謝の手紙は泣けました。

良い物語でした!!
 
 
                         ★★★★★

 
 
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発行年月:2013年5月


死んでしまえばいい。あの人が死ねば。そう願ってしまうほど、好きだった。

好きな人の死を願うという感情は、果たして、愛情と呼べるのだろうか。もう逃れられない、愛に似て、非なるものから──。究極の愛を描いた島清恋愛文学賞受賞作『欲しいのは、あなただけ』の著者が、愛の真実を読者に問う。ひとつの愛が生まれて力尽きるまでを描き、狂おしいまでに切なく身を捩るほど熱い、大人の恋愛小説。

                 (新潮社HPより)




不倫の話。
よくある話。
好きになってその人に家庭があって、その為に我慢することが多くて
苦しいことばかり。
なんでそんな人との恋愛を始めてしまうんだろう??
わたしにはその心理はよくわからない。

でも、この主人公女性の苦悩は痛いほど伝わって来て、同じように苦しくなった。

読んで楽しくない。
でもこういう気持ちを味わうのは、読書でしか出来ないことなので
たまにはいいかな?


                          ★★★





発行年月:2013年7月

ちょっとおかしな新シリーズ始動!

いまや事業認定された超能力で、所長の増山ほか、
能力も見た目も凸凹な5人の所員が、浮気調査や家出人探しなど依頼人の相談を解決!
 
                  (文藝春秋HPより)



所長の増山圭太郎はじめ
事務所開設当初から事務員として働く元蕎麦やの朋江、
独身組は、所長と不倫関係にあるという噂の悦子、中井、やっと最近超能力師2級を
取った高原篤志。
そして、新人の明美(本当は男?)

個性的な事務所のメンバ-。

依頼主からの仕事を超能力によって解決していく。

浮気調査、家出人の捜索、勤め先の同僚の所在確認、ポルタ-ガイストなど。
事件絡みの依頼は、警察官から変死体の遺留品からさぐる事件の真相究明。

調査活動をしながら、事務所メンバ-の過去のこともいろいろわかってきて
これからもこの事務所メンバ-の活躍を見守りたいなぁ~と思い
続編がまた読みたいな~と思える物語でした。

誉田さんの新たなシリ-ズ始動と文藝春秋のHPにあったから
続編は期待出来そうかな?

所長の増山の妻・文乃とのことが最後に書かれていましたが、
もう少し、詳しく現在の様子なんかも知りたいな。

しかし、特殊な人ばかりが集まるこの事務所内の人間関係って
かなりややこしくなりそう。
超能力って、凄い力だけれど、持っていてると神経磨り減りそう。

独身組のメンバ-が良い人と巡り遇うような話も今後は読みたいな。


                            ★★★




発行年月:2013年3月

もしもまたホロコーストが起こったら、誰があなたを匿ってくれるでしょう――。

フロリダの旧友夫妻を訪ねてきたイスラエルのユダヤ教正統派夫妻。うちとけた四人は、酒を飲み、マリファナまで回してすっかりハイに。そして妻たちが高校時代にやっていた「アンネ・フランク・ゲーム」を始める。無邪気なゲームがあらわにする、のぞいてはいけなかった夫婦の深淵。ユダヤ人を描いて人間の普遍を描きだす、傑作短篇集。【フランク・オコナー国際短篇賞受賞作】

                       (新潮社HPより)

 



表題作を含む8つの短編から成る書。

最初が表題作「アンネ・フランクについて語るときに僕たちが語ること」
ユダヤ人の迫害の話は知っているけれど、それを今も引き継いで生きている
ユダヤ人の存在については、考えたことがなかった。

表題作は、そんなユダヤ人の心のなかに潜む不安を知る。
再びホロコ-ストの時代になったとしたら、自分はどうする?
ユダヤ人じゃない人はユダヤ人を匿うことが出来るだろうか?
二組の夫婦がそんな話に及び、自分だったら、どうするか?と自然と考えてしまう作品。


他の7編もユダヤ人が主人公。
ユ-モアを交えたものもあるけれど、ブラックが効いているかんじ。

現代に生きるユダヤ人は、ずっと心の中にホロコ-ストの闇を抱えているのかな?
日本人としては、想像するに余りある出来事だけれど、
全く知らない民族のことを学ぶには、とても興味深い書であった。


読むのに正直、時間がかかるし、理解し難い部分もあるけれど
こういう外国人の書物を読むことも大切だと感じた。


                            ★★★





発行年月:2013年5月


「何もしない、動かない」ことをモットーとする社会人2年目の小和田君。ある朝目覚めると小学校の校庭に縛られていて、隣には狸の仮面をかぶった「ぽんぽこ仮面」なる怪人がいる。しかも、そのぽんぽこ仮面から「跡を継げ」と言われるのだが……ここから小和田君の果てしなく長く、奇想天外な一日がはじまる。朝日新聞夕刊連載を全面改稿、森見登美彦作家生活10年目にして、3年ぶりの長篇小説。

                     (朝日新聞出版HPより)

 


またまた京都が舞台のお話。
今回は、「ぽんぽこ仮面」を巡るお話。
怪人・ぽんぽこ仮面ってなに?と思ったら、単に狸のお面を被った人で
怪人と名がついているけれど、ちょっとした人助けはするし、
逆に追い詰められて困惑していたりとナンだかかわいい存在。

そんな怪人・ぽんぽこ仮面を追いながら・・・・なんて思ったら
すぐに対面しちゃうのが、この物語の主人公・小和田君。
そして、「後を継がないか?」と言われる。

小和田君は自分で怠け者と言うだけのことはあり、本当に動かない。
なのに、要所要所でナイスな行動。
逆に動き回っているのに、何ら成果を得られない、探偵事務所の週末探偵・玉川さん。
けれど、玉川さんも良い味出してる。

登場人物たちがみんな憎めない人たちというのが、森見作品の特徴かな?

京都の宵山祭りの夜のお話というのも、独特な雰囲気。

楽しく読ませていただきました。

挿絵のフジモトマサルさんの絵もほのぼの。
そんあ挿絵を1冊にまとめた本も同時発売されているそうなので
手に取ってみてみたいな~。

                          ★★★★
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