発行年月:2012年4月
母を亡くした50歳のアキコは、編集の仕事を辞めて調理師免許を取り、母が経営していた食堂を継ぐことになった。従業員は近所に住むサバサバした性格でよく気がつく真面目なしまちゃんの一人だけ。メニューは2種類から選ぶボリュームのあるサンドイッチとスープ、サラダ、小さなフルーツのすっきりシンプルなもの。食材はできるだけ無農薬もしくは低農薬のものを使って、色々な評判に揉まれながらもアキコなりのこだわりと誇りを持って働き続けていた。そんなある日、生まれてこの方一度も会ったことのなかった、今は亡き実父の話を聞くことになり、アキコの異母兄弟が住んでいる町まで出向くことに。一方、唯一の家族であるネコのたろちゃんには異変が起こり……。
(角川春樹事務所HPより)
こういう話はよくあるけれど、いいなぁ~♪
サンドイッチとスープ、サラダ、小さなフル-ツ。
パンは全粒粉か天然酵母の2種類から選べるのは、お店のメニュ-。
これだけのメニュ-だけれど、スープとサンドイッチは、日替わり。
万人に受けなくてもいい、食べたい人が食べに来てくれたら・・・という思いで
ただ出す料理は新鮮で安全なものを丁寧に作って出すという姿勢。
女性には受けそうなお店だなぁ~。
わたしも近くにあったら常連さんに仲間入りしたい♪
主人公、アキコとは同年代だから、会話もしてみたい。
なんてあれこれ、思いながら楽しく読めた。
アキコの生い立ちは、少しわけあり。
自分の異母兄弟かもしれない(その確立はかなり高い)と思われる人に勇気を出して
会いに行ってみた場面も素敵。
結局、訪ねた理由は明かさなかったけれど、もう新しい人間関係は出来たと思う。
ネコのたろちゃんも可愛い!!
ネコ好きには、そのしぐさの描写はたまらない♪
ああ、素敵な物語でした。
WOWOWが見られれば、ドラマも見られたのに、ざんね~ん(/_;)。
カモメ食堂っぽいなと思ったら、キャストが本当にカモメ食堂そっくりな
ことを知り、\(◎o◎)/!ビックリ。
ますます、ドラマが見たいよぉ~!!
この本は、長女が図書館から借りて読んでいて「面白いよ」と言うので
読んでみました。
群さんの本は「かもめ食堂」以来かも。
ほかの本も読んでみたくなりました♪
★★★★★
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発行年月:2013年4月
変質しない夫婦関係などない。罪と罰を抱き共に生きる。それこそが、結婚――。
あの日、月島の路地裏であなたを見つけた。これこそが私の人生の快挙。しかし、それほどの相手と結婚したのに五年が過ぎると、夫婦関係はすっかり変質してしまった。共に生きるためには、不実さえも許す。それこそが夫婦。そう思っていたが、すべては私の驕りにすぎなかった……。結婚の有り様をあなたに問う傑作夫婦小説。
(新潮社HPより)
プロメラマンを目指していた俊彦は、挫折感を味わいながら街を歩いていて
妻となる、みすみと出会う。
ふと入ったお店で、再びみすみを見つける。
みすみは小料理屋を経営していた。
その後、何度か店に通い、結婚。
やがてみすみは妊娠していたことを知らずに流産。
店を続ける気力もなくなるくらいに精神的に落ち込む。
俊彦は、カメラマンになることを諦め、今まで文章を書くことが好きだったこともあり、もうひとつの夢であった小説家を目指そうとする。
みすみが二度目の妊娠をし、今度は細心の注意を払い生活をするが・・・
再び流産。ますます、落ち込む、みすみ。
そんなときに阪神淡路大震災。
神戸にある、みすみの実家・中林酒店も半壊。
夫婦で神戸に向かい、そちらに引越し、復興に力を注ぐ。
その後もあれこれ。
小説家の道が開けたと思えば、力になってくれた編集長が交通事故死。
みすみの浮気疑惑。
夫婦にとっての危機が幾度も訪れる。
それでも2人で居たことが、やがて明るい光が見えてくることに繋がっていく。
最後、みすみの乳がん発症には、ビックリしたけれど、ホッとした結末で良かったぁ~。
若い人には面白くないかもしれない話だけれど
なかなか、面白かった。
★★★★
発行年月:2009年10月
イギリスの貴族生活を離れたベニシアが、日記に綴った里山での日々! 待望のエッセイ集、第2弾!!
NHKhi/BS2の番組で人気の、ベニシアさんの新作。古民家を修復することから始まった、新しい出逢い、豊かな暮らし。
(世界文化社HPより)
NHKのEテレでただ今、日曜の夕方、再放送中。
毎週楽しみに見ています(^^)
テレビでは、ベニシアさんのほか、お孫さんのジョ-くんが時々出てくるくらい。
ご主人やお子さんは1~2度出てきたかな?
本では、結構、家族のことも書かれていて興味深かった。
特にご主人との出会いがこの本で知れました(^^)
巡り遇うべきだった、お2人というかんじ。
素敵なご夫婦。
ハ-ブ研究家であるベニシアさん。
お庭がハ-ブでいっぱい。
育てている草花も自然なかんじだけど、すごく手入れされているんでしょうね。
毎日を丁寧に暮らすって、こういうことなんだなぁ~と感じました。
お友だちも素敵な方ばかり。
ベニシアさんの性格がきっと呼び寄せるんでしょうね~。
秋には映画が公開予定。
そちらも楽しみです(^^)
★★★★★
発行年月:2013年7月
明治13年(1880年)、福岡藩士出身の月形潔は、維新での政治犯を中心とする集治監の建設の団長として横浜港から汽船で北海道へと向かった。その旅のさなか、亡き従兄弟の月形洗蔵を想った。尊攘派の中心となり、福岡藩を尊皇攘夷派に立ち上がらせようとしていた洗蔵。だが、開国通商論を支持していた藩主・黒田長溥は、尊攘派の台頭を苦々しく思っていた。同じ志士たちとともに闘う洗蔵だったが、維新の直前に勤皇党弾圧により刑死した。維新の後、薩摩・長州藩の出身者が政府の要職を占める中で、福岡藩出身者に与えられるのは、政治の本流とは関わりのない瑣末な仕事ばかり。時は過ぎ、自分は今、新政府の命令によって動いている。尊敬していた洗蔵が、今の自分を見たらどう思うのか? 激動の明治維新の中で国を思い、信念をかけて戦った元武士たちを描く、傑作歴史小説!
(角川春樹事務所HPより)
2つの章からなっていました。
『第一章 月の章』
福岡藩士の出身である月形潔が、従兄弟である月形洗蔵を回顧しながら
幕末の福岡藩で藩を尊王攘夷に向かわせようと奔走した洗蔵の生き様を描く。
薩長同盟を成立させるため、長州の高杉晋作、薩摩の西郷隆盛にそれぞれ会い、
両者を引き合わせ、それぞれが尊王攘夷の意志を持って共に幕府と戦う旨を確認し合う。
坂本竜馬が有名だけれど、同じように動いていた人物なんだ!
無知で、今まで月形洗蔵という名前すら知らなかったけど、志のために
自らの命を懸けた凄い人だと知りました。
凄い働きをしているのに、上にたつ者に阻まれたのが悲劇・・・(/_;)
藩主の長薄にとっては、邪魔な存在になってしまった。
藩主の意向に添わないものは命を取られる時代。
なんと酷い時代だったんだろう。
洗蔵の無念を思うと、泣けて仕方なかった。
『第二章 神の章』
時代は移り、新政府になった。
洗蔵の無念の死のときは、まだ少年だった潔だが、政府の命令で北海道での開拓そして監獄づくりの先頭に立つ。
北海道に以前から暮らすアイヌたちとの交流。
囚人たちとの関わり。
囚人達とは言え、幕末の内乱時での危険分子として逮捕された者達。
高い知識を持つものもあり、潔は囚人とはいえ、一人の人間同士として接する。
寝起きを共にし、共に北の地の開拓を進める。
が・・・看守が囚人を斬る事件が起きる。
それに心を痛める潔。
時々、洗蔵のことを思い出し、自分はこれでいいのか?と苦悩する。
重苦しい話でした。
時代が違えば、上にたつ者が違えば、素晴らしい英雄として名前がもっと
知れていたかもしれない2人。
無知ゆえ名前も知らなかった2人の武士の悲運だったけれど
その時代で精一杯、自分の信念の元に生き抜いた姿は感動しました。
★★★★★
発行年月:2012年3月
たくさんの愛と涙に溢れた人気ミステリ作家の闘病記
5年生存率は3分の1。急性白血病の宣告を受け、仕事も家族の世話も放棄しての緊急入院。抗癌剤治療、転院、そして骨髄移植へ
(文藝春秋HPより)
好きな作家さんのひとりである加納さんが急性骨髄性白血病で闘病生活をされて
いたのを少し前、加納さんの本のあとがきから知りました。
その闘病生活の様子を日記形式で書かれた本書。
ご主人は作家の貫井徳郎さん。
病気の宣告を受けたのが2010年6月。
それから抗がん剤治療を経て、弟さんの骨髄がフルマッチという幸運で
移植手術を終え今は一応、落ち着いている状態。
辛い状況のなかでも常にユ-モアを忘れず、病院スタッフ、家族や友人にも感謝の言葉が素直に言えるのは、素晴らしい。
今まで加納さんの作品が好きでしたが、これを読んで加納さんご自身が好きになりました!
ご主人である貫井徳郎さんとの関係も素敵。
辛いときに本当に頼りになる旦那さま。
加納さんのご兄弟も素晴らしい。
皆で骨髄の適合検査を希望し、なんとか移植できますように・・・と祈る気持ちが
幸運にも一番健康に問題ない弟さんとフルマッチという幸運を呼んだのかな?
これからもまだまだ新刊を読ませていただきたい作家さんなので
無理のない範囲で執筆活動も続けていただきたいな。
★★★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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