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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2014年3月


 古い団地に移り住んだ青年がめぐりあう、なつかしくも奇妙な昭和の暮らし。誰もが団地生活にあこがれた“あの頃”が鮮やかによみがえる、著者初の団地小説!

                    (毎日新聞社HPより)




20代後半の安彦くんが1960年~1970年代に集中的に建設された

旧来式の森中団地に引っ越し、そこでの暮らしぶりを描いた物語。
とはいえ、安彦くんの話よりも団地雑学が主なかんじかなぁ~。

安彦くんのお隣の是清昭子さんは80歳。
昭和38年に入居した時には、ご主人と息子さんの3人暮らしだったそう。
是清さんから昭和30年~40年くらいの団地が語られる部分は面白かった。
なるほど・・・そういうかんじだったのかぁ~と団地暮らしの経験のない
わたしには初めて知る事実。

昔は、内職の斡旋などもあったとか。

今は、我が家の近所にある公営の団地も見た感じから寂れている。
だんだんと入居数も減ってきているかんじ。
今の若い夫婦はなかなか住みたがらないかもね~。


安彦くんの話をもっと展開させてくれたら面白かったのになぁ~。
長野さんの作品にしては、ちょっと残念なかんじ。


                             ★★
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発行年月:2014年1月


 失われた時間は、かつての自分は、莫大な金で取り戻すことができるのか? 熱い論争を巻き起こした痛快なイギリス小説。

昏睡状態から目覚めた「僕」は、自分が事故で記憶の大半を失ったことを知る。「事故について何も語らないこと」を条件に巨額の示談金を得た彼は、広大な土地を買い上げ、大勢の役者を雇い、執拗に練習を繰り返して、おぼろげな過去を忠実に再現しようと試みる――。滑稽、不可解、それでいて切ない。異色の話題作、遂に邦訳。

                    (新潮社HPより



事故に遭い記憶を亡くした男。
昏睡状態から覚めリハビリにより肉体的には回復したが記憶は戻らない。
事故については何も語らないことを約束に手にした示談金850万ポンド。

ある日、男はバスルームのひび割れた壁を見つめているうちに既視感を覚える。
何かが思い出せそうで、でも思い出せない。

そのもどかしさを埋めるため、巨額の金を投じての一大プロジェクトを開始する。


自分のイメージ通りの建物を見つけそれを買収し、そこに自分の思い描く人物たちを配置し
演じて貰う。
その人物選考はオーデションで。

バイク狂いの男役からレバーを焼くおばあさん役、退屈なカップル役、ピアニスト・・・

そして建物を更に自分のイメージ通りに内装を変え選び抜いた小道具を配置し・・・・


ここまでは、まあお金もあるわけだし・・・と愉快に読んでいました。
が・・・近くで起きた事件を再演したいと言いだし、お金でそれを実行しようとする姿は狂人というか怖かった。

最後はもう無茶苦茶です・・・苦笑。

でも、ここまでやると笑えてきた。


映画化も考えられているとか。
これは映像で見るとどんなかんじになるのか、凄く興味があります。


                             ★★★
 

発行年月 :1987年10月

ルピナスさんはおじいさんと約束したとおり世界中を旅行して、海辺の小さな家に住み、3つめの約束「世の中を美しくする」ためにすてきな魔法を思いつきました。

                     (ほるぷ出版HPより)



最近、絵本を読んでいないなぁ~と図書館から借りて来ました。
ルピナスさんは、本当の名前をアリス・ランフェスと言います。

幼いとき、おじいさんから、遠い国の話を聞き
「わたしも大きくなったら遠い国に行く」と言います。
するとおじいさんは「世の中をもっと美しくするために、なにかしてもらいたい」と。
そしてアリスはそうすると約束します。

大きくなって世界中を旅して、年老いて、さて世界中を美しくするとは?と考え
思いついたこと。

それは美しいことでした。

絵も素敵。

ルピナスは花の名前。
実際に見たことあるようなないような・・・

ウィキペディアで調べてみたら・・・



こんなお花。絵本の絵と同じでした。
和名はハウチワマメ属。
花が下から咲きあがるためノボリフジとも呼ばれるとか。
なるほど・・・確かに逆さまにした藤の花のようです。

これが一面に咲いていたら、さぞ美しいでしょうね~。


素敵な絵本でした♪
やはり、絵本もたまには開いてみるものです(^^)
とても癒されました。

                         ★★★★★




発行年月:2014年3月


 あおのは、ストレス性の病を抱え、神話伝説の残る山にあるキシダ治療院で暮らすことに。そこにはつきのという同年代の同じように両親を幼いころに亡くした女の子が居候していた。二人を結びつけた運命とは。

                   (角川書店HPより)


山奥の治療院「キシダ治療院」での物語。

タウン誌の編集部所属の水野あおの(23歳)は、潔癖症で加害恐怖。
心配した会社の先輩が治療院での治療を勧めてくれる。

治療院の岸田節子は、あおのを暫く治療院で暮らしながら治療することに。
治療院には、平井つきの(24歳)が家事手伝いとして既に暮らしていた。

あおのとつきのの会話がほのぼの。
高飛車なかんじのつきのとおっとり系のあおの。
ラストで明かされた二人の関係には・・・なるほど~と納得。

山奥の自然に囲まれた環境のなかで、ほのぼのした3人の暮らしが良い感じ。
家族のような時間だなぁ~と感じた。

河童のキヨシとあおのの関係もよかったし・・・カラス天狗まで登場には
ビックリだけど、全然、怖い感じじゃなく不思議な世界観がユーモラス。

表題の意味からして、薄々感じていたけれど、最後はちょっと切ないかんじだった。

でもあおのとよしのは幸せだろう。
二人が出会えてよかった!


不思議だけど、温かくて優しい物語でした(^^)
イラストが可愛いのもマル!


                           ★★★★




発行年月:2014年1月


 80年代。都内のOL・青子は、偶然入った鮨店で衝撃を受けた。そのお店「すし静」では、職人が握った鮨を掌から貰い受けて食べる。
青子は、その味に次第にのめり込み、決して安くはないお店に自分が稼いだお金で通い続けたい、と一念発起する。
お店の職人・一ノ瀬への秘めた思いも抱きながら、転職先を不動産会社に決めた青子だったが、到来したバブルの時代の波に翻弄されていく。一ノ瀬との恋は成就するのか?

                      (小学館HPより)


1983年6月~1992年5月までのOL本木青子の物語。

田舎に帰ろうと決めて送別会だと上司に連れて行って貰った寿司屋「すし静」。
そこでは職人の握った寿司をその握った手から受けて食べるスタイル。
その食べ方も衝撃的だったが、寿司の美味しさにも更なる驚き。

また食べに行きたい!
そう思った青子は、田舎に帰るのをやめ、一人でまた「すし静」に食べに行けるように
なりたいと転職し自分の給料でたまに「すし静」に行くのが楽しみになる。


へ~お寿司で人生の転機が変わったんだぁ~。
面白い展開だなぁ~と最初から期待感が高まりました。
職人が握る寿司をそのまま受けて食べるスタイルって、実際にあるのかな~?


新しい会社での出会いもあったけれど、青子が憧れるのは「すし静」の
若職人・一ノ瀬。

青子の恋の行方は???なんてことも気になりながら、最初から最後まで
楽しく読めました。
食べるシーンが巧い!

最初に読んだ著者の作品「ランチのあっこちゃん」同様、食べ物の描写がいい。

ラストは、ちょっと切なかったけど、青子頑張れ!!と言いたくなった。



                       ★★★★★
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