発行年月:2014年4月
片想いをモチーフにした連作短編集。
彼の部屋でラブレターを見つけた女、好きな人だけに振り向いてもらえないOL,
まだ恋を知らない女子高生、数か月で離婚したバーテンダー、恋人に会えない人気モデル、元彼の妻のブログを見ることを止められない二児の母・・・・・。
等身大の恋の物語
(発行:幻冬舎)
・五月の雨
・さっきまで、そこに
・ほんの、ちいさな場所で
・この夏も終わる
・雨が止むまで
・Too Late, Baby
・九月の近況をお知らせします
7つの短編、どれも恋の話だけど、ドラマチックなことは何も起きない。
誰かの日常を覗かせてもらっているかんじ。
ある意味、リアルかもね。
高校生の恋を描いた2つが好きだった。
<さっきまで、そこに>と<この夏も終わる>は、好きな人には思いが届かず
でも男子って、まだまだ男友達と居る時間の方が楽しかったりするんだろうなぁ~。
たわいもない話だけれど、こういう話を飽きずに読ませられるのは
やはり巧いってことなんだろうな。
しかし、大きな感動とかはないので、感想を書きにくいです^^;
この表紙の絵、くらもちふさこさんだったんだ~。
ずいぶん、漫画見てないけど、こういう絵だったっけ??
★★★
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発行年月:2013年12月
「謎のCM美女」の正体は?
芸能記者、ブラック・ジャーナリスト、そしてヤクザも!?
ネット情報に踊らされながら、思惑が交錯し、驚愕の真相へ。
軽やかでミステリアス!
こんな誉田哲也、読んだことない!
正真正銘の新境地!!
(講談社HPより)
舞台は芸能界?
「Qros(キュロス)」ってなんだろ?と読む前から不思議だったけど、
ファストブランドの名前でした。ユニクロみたいな感じの低価格の割に高品質を
売りにしているブランド。
その商品CMに出演している女性が絡んだ軽いかんじのミステリー。
誉田さんの作品は、青春ものは別として、殺人場面が普通なので、今回みたいに
死人の出ないミステリーは少し今までと違った雰囲気でした。
でも、面白かった。
謎の美女の正体は、途中でわかるのだけど、その謎を追いかける雑誌の記者や
ジャーナリストたちの奔走も愉快。
栗山孝治(32歳)は、以前、自分の書いた記事により一人の女性を不幸にしてしまった苦い経験があり、今もその女性の元に謝罪に出向く。
そして、そんな栗山が偶然、正体不明の「Qros」の女を匿うことになって・・・
ああ、芸能人とか、有名になった人って大変なんだなぁ~と思った。
外に出てふつうに行動しているだけで、注目されてしまい
今はすぐネットに画像も載せられてしまう時代。
よほど、自意識強い人じゃなきゃやっていけない世界かも~。
芸能レポーターとかも仕事とはいえ、結構ひどいこと言ったりしてるから
追いかけられる有名人も可哀想に思えてくる時があるからね~。
でも芸能人を追いかける記者のなかにも、今回のように間違ったことは許せないという
常識人がチームみたいに組んで巧く世間を騙す、このお話には痛快さがあった。
こんな少し最後はホッとするお話もいいな。
★★★★★
発行年月:2013年10月
まほろ駅前で起きる、混沌と狂乱の大騒ぎ!
まほろ市で便利屋稼業を営む多田と行天。
ある日多田は行天の元妻から子供を無理やり預けられて困惑する。
待望のシリーズ第三弾。
(文藝春秋HPより)
高校時代の同級生の二人。
多田啓介と行天春彦。
多田が営む、2年前便利屋に転がり込んで居候している行天。
二人のドタバタな感じが今回も楽しめました♪
でも、今回は、二人の過去がちょこっと詳しくわかり・・・二人ともそんな
辛いことがあったのね~(;O;)とややショックを受けて・・・
特に今回は、行天の元妻から娘・はるちゃんを預かることになり・・・
子どもが大の苦手の行天が、はるちゃんから最初は逃げ回るのだけど
少しずつ変化していく様子が微笑ましくもあり感動もした。
それから多田の恋バナも微笑ましい。
怪しげな宗教っぽい団体が絡んで来たり、やくざが登場したり
行天の指が飛んだり、話題豊富過ぎる最初から最後。
でもキッチリまとまるのは、凄いなぁ~。
行天のこれからの仕事ぶり、多田の恋の行方など、今後が気になることが
あれこれあるので、これはまた続編ぜひ書いて欲しいです。
ああ、そういえば、映画化されたのも見てみたいなぁ~。
★★★★★
発行年月:2014年3月
星新一の流れを受け継ぐ
新世代ショートショート作家の旗手、初の単行本!
田丸ワールド全開の、ちょっと不思議な20編。
(出版芸術社HPより)
ああ、面白かった!!
星新一の流れ・・・確かに受け継いでいました!!
20のお話、どれも良かったぁ~。
特に最初の<蜻蛉玉>は、切なくて美しい不思議なお話で、最初が凄く良かったので
この感動が次のお話以降はどうなるかなぁ~?と不安でしたが、
どれもこれもパーフェクト!!
凄いなぁ~。巧いなぁ~。
感心しきりでございましたぁ~(^^)
不思議ななかに、クスッと笑えたり、少しブラック効いていたり、メルヘンチック
だったりと、いろいろな雰囲気で楽しませてくれました。
表題の<夢巻>も良かった!
思い出を葉巻のようにピンクの煙を吐き出しながら、堪能するなんて
楽しそう。
でも思い出だから、ちょっぴり切なかったりもするのかな?
表紙の絵は、そんなイメージを表しているんでしょうね~。
この表紙の絵も素敵です!
これからもショート・ショート作家として、いろいろなお話を読ませて
欲しいです!!
プロフィールを見たら・・・・東京大学工学部、同大学院工学系研究科卒!?
すっごい、頭いいんだぁ~。
なるほどなぁ~理系でも頭良い人は、こういうお話も書けちゃうんだぁ~。
プロフィール見て、またまた感服致しましたm(__)m
★★★★★
発行年月:2014年2月
夢が現実を浸食してゆく
殺してもいいんですよ─── リセットすれば何度でも殺せます 快楽を追求する都市「エピキュロポリス」の夢を繰り返し見る充(みつる) これはただの悪夢か、それとも─── 早くも本年の衝撃度No.1! 夢と現実の狭間を揺れる著者の最高傑作! (祥伝社HPより) |
||
主人公の日夏充は、システムエンジニアとして働いている。
ある日、中学時代の同級生・高峰と久しぶりに会い、再会を約束する。
そして、その翌日、中学時代の恩師の訃報を聞き、通夜に出かけ、再び
同級生・高峰と会う。
通夜の帰り、電車に乗り、その途中で、不思議な体験をする。
知らない都市になぜか居て・・・次に気が付いたら、日付が変わった昼間の電車内だった。
それから慌てて会社に行くが、大事な仕事をすっぽかした状態になり
突如、解雇命令が下される。
が・・・すぐに次の就職先が決まる。
次世代総合開発という会社。
そこの総括部調査室室長という肩書での辞令。
会社に出向くと、一人の女性社員・大槻砂季がいて、仕事内容などを説明される。
二人だけの部署。
仕事は、電話対応業務とレポート作成業務のふたつ。
不思議な会社だけれど与えられた仕事を淡々とこなしていく日々に、
まあまあ満足していく主人公。
しかし、時々、夢なのか、現実なのか、電車のなかにいて突然、辿りついた
「エポキュポリス」という都市に自分が居る。
そして、その都市の住人になることを強く迫られる。
果たして夢なのか?現実なのか?
主人公の戸惑いがそのまま読み手にも伝わってきて、どうなる?と気になり
先へ先へと頁を捲りました。
結局のところ、謎の都市・エポキュポリスって何だったんだろ?
死後の世界????
よくわからないまま終わってしまった感じだけれど、よくわからないなりに
楽しめたかな?
平山さんの作品はこういうかんじ多いなぁ~^^;
でも平山さんの書くこういう話、嫌いじゃないな。
好みが分かれる話でしょうけれど。
★★★
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台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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