発行年月:2014年2月
結婚を控えたある日、私の前に兄と名乗る青年が現れた。
明らかに年下の「お兄さん」は、私の結婚にあれこれ口出しを始めて…。
人生で一番大切なことを教えてくれる、ハートフルウェディング・ストーリー。
(集英社HPより)
久しぶりの瀬尾さんの物語。
今回も、ほっこりする素敵なお話でした。
36歳の望月さくら。
両親と和菓子屋さんをやっている男性・山田との結婚が決まっている。
そんな、さくらの前に不思議な男性登場。
年は、さくらの一回り下の24歳。
けれど、青年は、さくらのお兄ちゃんだと言う。
一体何者なんだ???とさくらと同様、最初は不審に思ったのだけど・・・
このお兄ちゃんのさくらに対する献身的過ぎる行動に、好感を抱いてしまう。
さくらも同様かな?
婚約者の山田さんも実に良い人(^^)
二人は見合いで知り合い、恋愛感情みたいなものは、あまり大きくない様子だけれど
二人とも、謎のお兄ちゃんを介して親密さを増した感じ!
お兄ちゃん、グッジョブ!と言う感じですね~。
最後に、お兄ちゃんの正体が明かされます。
本当のお兄ちゃんじゃなかったのは当たり前なんだけど、
さくらの以前のお仕事繋がりだったんですね。
辛いことを乗り越えて、今があるということですね。
さくらにはこれから幸せな日々が待っている♪
登場する人たち、みんな心優しい人たちばかりで、癒されました!
★★★★
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発行年月:2014年3月
北の大地の片隅に、奇跡のようにぽつんと中学校の分校が残っていた。1年生4人と3年生1人。それほどの少人数でも、自称霊感少女もいれば、嘘つきといわれる少年もいる。そこに赴任してきたのは、やる気ゼロの新米教師。やがて彼が知ることになる少年の嘘の哀しく切ない理由とは? 迷い、うつむき、つまずきながら、進みつづける感動の青春前期物語。
(徳間書店HPより)
北海道の村立中学校の分校に赴任した林武史。
生徒数5人の社会科教諭として働き始める。
着任早々、早く辞めたいと思ってしまう。
結婚を前提に付き合っていた彼女に振られ、彼女は別の男性と結婚すると知る。
相手は法科大学卒で司法試験も一発合格の将来有望な男。
自分も司法試験の試験に合格するのが目標。
最初は、まるでやる気なしの林だったが、そこの生徒5人と関わるうちに
気持ちが変化していく。
5人の生徒は・・
(中学3年生)
白井弥生。・・・たった一人の3年生。何をするのもひとり。1年前には先輩の桐子がいたから楽しかったのに・・・
中学1年生
江崎学・・・ 神童と呼ばれている。道内模試で3位。全国でも10位以内の成績。
柏木亮介・・・都会から転校してきた生徒。体が弱そう。よくすぐばれる嘘をつく。
手塚みなみ・・・自分には霊能力があると信じている。
松本憲太・・・村長の孫。体が大きく、いつも元気。
それぞれの悩みのようなものを交えながら、一人一人の目線で描かれる。
幼い頃から親友の学と憲太の関係が、学の勉強を優先させる姿勢によってギクシャク
しているのをずっと気に病んでいた憲太の苦悩が、なんだか切なかった。
村中の人たちから神童を言われ、その期待に応えなければと必死な学もなんだか
気の毒だったなぁ~。
でも、二人の友情は再確認できた様子で、良かった!
亮介がよく嘘をつく理由は哀しい理由だった。
そんな風に生きている子が居ると気づいてしまったら、どうしていいのか?
周りの大人は悩むだろうなぁ~。
教師の林は、うまく対応したと思う。
最初は、ダメダメな林も生徒との関わりを通じて、人としても成長したと感じた。
案外、教師、向いてるじゃん!
全員が再び、再会できる日が来るといいなぁ~。
途中、ちょっと暗く終わるのか?と心配だったけど前向きな希望が持てる
ラストでホッとした。
★★★★★
発行年月:2014年2月
彼女たちを「違う世界」へ連れて行ってくれる〈街に溢れる魔法の言葉〉、
それは――『スタッキング可能』で話題の松田青子が贈る、待望の第2作品集
(河出書房新社HPより)
表題作を含む6編からなる1冊。
表題作<英子の森>は割と長め。
高崎英子は、父親は亡くなり、母親と周りが森の家で暮らす。
幼い頃から、英会話スクールに通わせてもらい、学生の時にはオーストラリアに
1年間、短期留学もさせてもらった。
そして、現在は、英語を活かせる仕事を契約会社から斡旋してもらったり、
自ら応募したりの生活。
英語は話せるとは、どこまでのことを言うのか?英子は悩む。
英語が少し話せるからと言って恵まれた環境で、それを活かして仕事するって
なかなか大変なんだと感じた。
一般の事務と時給の差が50円だったり・・・・。
英文学科卒の著者だからこそ、書ける話でしょうかね~。
他は短い話。
<*写真はイメージです>
<おにいさんがこわい>
<スカートの上のABC>
<博士と助手>
<わたしはお医者さま?>
<博士と助手>は、流行のSNSで交わされる若者の言葉を研究している博士とその助手。
なるほど、言われてみればそうかも。
SNSで交わされる言葉って、日常交わされる言葉より、少しオーバーだったりするかもね。
だから、それが元で知り合い同士だったりすると、関係が歪んじゃったり。
若い作家さんだからこそ、書ける面白い話だなぁ~と思った。
ちょっと不思議だったり、怖かったりの要素も、読んでいるとクセになる。
違う本も読んでみたい!
★★★★★
発行年月:2014年2月
なにげなく働いているように見えるあの人も、
本当は何かに悩んでいるのかもしれない――あなたと同じように。
ブレイク必至の新鋭が、ありふれた雑居ビルを舞台に、
つまずき転んで、それでも立ち上がる人の姿を描いた感動作!
(光文社HPより)
5つの短編集。
とある雑居ビル内にで働いている人々の物語でした。
<泥雲>
手もみマッサージ店を任されている41歳の女性。
離婚して今は中2の息子と小1の娘と暮らしている。
24歳の時、店に飾る絵を探し、みつけたお気に入りの絵をずっと壁に飾っている。
絵を描いたのは、ウツミマコト。雪が舞うようなその絵はどこか暗く寂しい。
息子との関わり方に悩む日々だけど、少しその関わり方がわかりかけたラストは
ホッとした。
<7番目の神様>
カフェ店長の橋場。
同じビル内の上の方で勤務する藤原に誘われて合コンに参加。
そこで知り合った笑美とのデートで映画を見る。
ウツミマコトの「深海魚」という映画が好きと言うが、自分はその良さがわからない。
正直に「わからない」と言えたことで、ふたりの関係が良い方向に変わりそうで
ほっこり(^^)
<龍を見送る>
古書店でバイトする朝海20歳。
アマチュアバンドで作詞作曲を担当している。
バンド仲間の哲平とはネットの音楽のコミュニティサイトで知り合った。
二人でユニットを組み、ある程度の人気が出たが、突然、哲平はほかの女性と
ユニットを組むことを決め現在のバンドから抜ける。
勝手過ぎる言い分にズバリ言った朝海。
格好いい!もっと良い出会いがきっとあるよと言いたくなった。
<光る背中>
IT会社事務員の十和子28歳。
一流会社勤務34歳のプレイボーイ上条由隆に夢中。
メールをしても返信はない。けれど、突然、デートに誘う。
誘われれば、嬉しくていつでも出ていく。そしてそのデート中のことを思い出して
落ち込むの繰り返し。
でも、最後はきっちり見送ることが出来て良かったね~。
見送って正解!
<塔は崩れ食事は止まず>
以前はカフェオーナーだった天音は、今はホームセンター勤務。
カフェ時代一緒にやっていた郁子とわだかまりを残したまま。
ずっと不眠に悩まされている。
マッサージに訪れ、施術後、不眠症をきちんとお医者さんに直してもらうべきと
助言される。
職場の同僚の子どもを預かることになり、その子と過ごす時間のなかで、何か気持ちが
前向きになっていく様子が良かった。
5つの短編、それぞれ頑張っている人たちの姿を描いていた。
身近に居そうな人たち。
どの話にも出てくるウツミマコトの映画「深海魚」。
ストーリーは簡単に書かれていたけれど、その話を長編みたいに書いて
くれないかなぁ~。すごく興味を覚えてしまった。
好きだという人と嫌いだという人、両極端な評価だという映画。
自分はどっちかなぁ~?
面白い短編集でした。
ほかの作品もぜひ、読んでみたい!
★★★★★
(光文社HPより)
5つの短編集。
とある雑居ビル内にで働いている人々の物語でした。
<泥雲>
手もみマッサージ店を任されている41歳の女性。
離婚して今は中2の息子と小1の娘と暮らしている。
24歳の時、店に飾る絵を探し、みつけたお気に入りの絵をずっと壁に飾っている。
絵を描いたのは、ウツミマコト。雪が舞うようなその絵はどこか暗く寂しい。
息子との関わり方に悩む日々だけど、少しその関わり方がわかりかけたラストは
ホッとした。
<7番目の神様>
カフェ店長の橋場。
同じビル内の上の方で勤務する藤原に誘われて合コンに参加。
そこで知り合った笑美とのデートで映画を見る。
ウツミマコトの「深海魚」という映画が好きと言うが、自分はその良さがわからない。
正直に「わからない」と言えたことで、ふたりの関係が良い方向に変わりそうで
ほっこり(^^)
<龍を見送る>
古書店でバイトする朝海20歳。
アマチュアバンドで作詞作曲を担当している。
バンド仲間の哲平とはネットの音楽のコミュニティサイトで知り合った。
二人でユニットを組み、ある程度の人気が出たが、突然、哲平はほかの女性と
ユニットを組むことを決め現在のバンドから抜ける。
勝手過ぎる言い分にズバリ言った朝海。
格好いい!もっと良い出会いがきっとあるよと言いたくなった。
<光る背中>
IT会社事務員の十和子28歳。
一流会社勤務34歳のプレイボーイ上条由隆に夢中。
メールをしても返信はない。けれど、突然、デートに誘う。
誘われれば、嬉しくていつでも出ていく。そしてそのデート中のことを思い出して
落ち込むの繰り返し。
でも、最後はきっちり見送ることが出来て良かったね~。
見送って正解!
<塔は崩れ食事は止まず>
以前はカフェオーナーだった天音は、今はホームセンター勤務。
カフェ時代一緒にやっていた郁子とわだかまりを残したまま。
ずっと不眠に悩まされている。
マッサージに訪れ、施術後、不眠症をきちんとお医者さんに直してもらうべきと
助言される。
職場の同僚の子どもを預かることになり、その子と過ごす時間のなかで、何か気持ちが
前向きになっていく様子が良かった。
5つの短編、それぞれ頑張っている人たちの姿を描いていた。
身近に居そうな人たち。
どの話にも出てくるウツミマコトの映画「深海魚」。
ストーリーは簡単に書かれていたけれど、その話を長編みたいに書いて
くれないかなぁ~。すごく興味を覚えてしまった。
好きだという人と嫌いだという人、両極端な評価だという映画。
自分はどっちかなぁ~?
面白い短編集でした。
ほかの作品もぜひ、読んでみたい!
★★★★★
発行年月:2013年10月
流星のように消え去った、藤圭子の「真実」とは――。奇跡のノンフィクション、緊急刊行!
「何もなかった、あたしの頂上には何もなかった」――1979年秋。歌を捨てる決意をした美しき歌姫・藤圭子に、沢木耕太郎がインタヴューを試みた。その肉声は、聞き手と語り手の「会話」だけで紡がれる、まったく新しいノンフィクションに結実した。だが――。一度は封印された作品が、33年の時を隔てていま、新たによみがえる。
(新潮社HPより)
今の若い人は、藤圭子と聞いても、宇多田ヒカルの母親という認識なんでしょうね。
藤圭子のデビューは昭和44年。
有名な<圭子の夢は夜ひらく>は、その翌年昭和45年のヒット曲。
まだ小学校低学年だった、わたしもそのころ、数々の賞を受賞する姿を
見ていたし、独特の声とどこか陰のある風貌がインパクトあったのを覚えている。
その藤圭子が芸能界引退を決意し、その時にインタビューした沢木氏との会話を
1冊の本としてまとめた本書。
幼い頃のこと、家族のこと、デビューしてからの苦労などなど。
そして引退を決意した要因になったのが、のどの手術。
ポリープを除去したけれど、元々の声が綺麗過ぎる声に変ってしまったことで
自身の歌が歌えなくなったとか。
知らなかった。そういう事で悩んでいたんだ~。
引退を決めるまで舞台に立つの辛かったでしょうね。
こうして読むと、引退は良かったと思える。
そして、英語の勉強をしたいとアメリカに渡り、後に宇多田ヒカルが生まれる。
最後の方に藤圭子さんが投身自殺した後の宇多田ヒカルのコメントが
また衝撃的だった。
ずっと精神を病んでいたとか。
インタビューの様子では、そんな雰囲気はなかったから。
苦しんで悩んだ挙句、芸能界を引退して、やりたかったことをやり始めたのに
そこで精神を病んでいたとは・・・・なんだかすごく哀しい。
娘の宇多田ヒカルのために、このインタビューを本にして発行したという意図が
なんとなくわかる。
ああ、藤圭子さんの歌、もう一度今、聞きたいな~。
★★★★★
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自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
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