忍者ブログ
読んだ本の感想あれこれ。
[1321]  [1320]  [1319]  [1318]  [1317]  [1316]  [1315]  [1314]  [1313]  [1312]  [1311




発行年月:2014年3月


 
心に傷を負った母と思春期のぼく。救ってくれたのは、勇気ある脱獄囚だった。
三人が共にした夏の終わり、鮮烈な六日間---


十三歳のヘンリーは、美しい母アデルとふたり静かに暮らしていた。母はめったに外出することもなければ、訪ねてくる友達もいない。
そんなふたりの生活はショッピングモールで出会った男、フランクの出現で一変する。パイ作りが上手で、キャッチボールの相手をし、家じゅうの電球を付け替えてくれたフランクはしかし、三人もの殺人罪で服役していた脱獄囚だった。
町はなかなか捕まらない彼の噂でもちきりになり、警察は賞金をかける。
惹かれあう母とフランクの計画を知ったヘンリーの心は揺れて……。
夏の終わりの六日間を感受性の強い少年の視点から鮮やかに描いた感動作!

           (イースト・プレスHPより)






映画が公開されて、原作があると知り読んでみました。

物語は、13歳の少年・ヘンリーの語りで進む。
思春期の男の子らしい性に関する話も盛り込まれた
青春小説風。

ヘンリーは母親・アデルと二人暮らし。
週末には別れて別の家庭を持った父親が迎えに来て父親の家族と過ごす。


アデルは、滅多に外出はしない。
赤ちゃんと胎児ばかりに遭う外の世界が怖いという。
心にどんな闇を抱えているのか?気になっていたが
途中で、その理由がわかった。


そして、そんな母親を大事に思い母親のうんざりするような
話にも相槌をうちながら聞いてあげるヘンリー。
ああ、優しい子だなぁ~。
そんな健気さに泣ける(/_;)


そして、そんな二人のところに脱獄囚のフランクが現れ
一緒に暮らすことになる。
フランクは殺人の罪で収監されていた凶悪庵としてニュースでも脱獄が伝えられ、警察が報奨金を提示し探していると。

それを知ってもアデルはそのままクランクを匿う。
ヘンリーもフランクと暮らすうち、彼が悪い人には思えず
むしろ心を病んだ母親を明るくさせてくれたことで
彼の存在を受け入れる。



普通じゃないアデルだから、そしてそんなアデルを見守ってきたヘンリーだから、フランクが加わった生活が何か希望の
光のように思えたのかな?
でもだんだん、ヘンリーは母親とフランクは2人だけの
世界に浸ることを望んでいて、自分は邪魔ものかも?と
悩む。
そして、そんな気持ちを偶然、図書館で出会ったエレナーに話す。
そのことが、後に3人の暮らしを壊すことになるんだけれど・・。

でもラストはハッピーエンドで終わってよかった。


映画もいつか見てみたいなぁ~。


                       ★★★★


              

PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
カレンダー
03 2024/04 05
S M T W T F S
1 2 3 4
7 8 10 12 13
14 19 20
24 25 26 27
28 29 30
メ-タ-
kyokoさんの読書メーター
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[09/20 kyoko]
[05/23 のぶ]
[09/15 kyoko]
[09/14 ひろ]
[03/06 kyoko]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;

バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア

Copyright (c)本を片手に・・・ All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  image by Night on the Planet  Template by tsukika

忍者ブログ [PR]