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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2022年6月


江戸で噂の、「持つ者は子宝に恵まれる」という宝船の絵。しかし、赤子を失ったある家の宝船の絵から、なぜか弁財天が消えたという。
 時を置かずして、北一もよく知る弁当屋の一家三人が殺される。現場で怪しげな女を目撃した北一は、検視の与力・栗山の命を受け、事件の真相に迫っていく。
 本書は、江戸深川の富勘長屋に住み、小物を入れる文庫を売りつつ岡っ引き修業に励む北一が、風呂屋の釜焚きなのに、なぜかめっぽう強い相棒・喜多次の力を借りながら、不可解な事件を解決していく物語。
 北一の文庫づくりを手伝っているのは、欅屋敷の「若」や用人の青海新兵衛、そして末三じいさん。岡っ引き見習いとしての北一を応援しているのが、亡き千吉親分のおかみさんや大親分の政五郎、政五郎の元配下で昔の事件のことをくまなく記憶している通称「おでこ」たちだ。
 北一応援団とともに謎解き×怪異×人情が愉しめる、著者渾身の大人気シリーズ第二弾!

                  (PHP研究所HPより)



北一と喜多次コンビのきたきた捕物帖・・・第二弾。
走りまわっているのは、北一のみで、肝心のときに喜多次が助けるってかんじかな?

でも、懐かしい政五郎親分とおでこ(三太郎)が登場は嬉しかった♪
おでこが結婚していて、事件解決にも自慢の記憶力を発揮して関わってくる。

今回の事件は2つ。
最初のは、幼い子どもが突然亡くなり、悲しみにくれる2つの家族の話。
共通しているのが、酒屋の年賀として配った宝船の絵が変化したという。


これは、真相を知れば子どもが亡くなった親の気持ちになってみれば、理解できる話で
解決してホッとした。


でも2つ目の事件は、真相がわかってもなんとも言えない、やり切れなさが残る。
仲良しの幸せな家族が毒により命を奪われるという殺しの内容も酷いもの。

下手人はすぐ捕まるけれど、北一は、本当の下手人は別にいるとの考えで
色々な人の助けを借りて探し回る。
すぐに捕まえて、強引に白状させて事件解決とする役人たちのやり方はひど過ぎるし
そんな世の中、恐ろしい。
今でいう冤罪って、こんな時代ならいっぱいあったのかな?( ノД`)


北一は薄毛という話だけど、挿絵の北一は、そうでもないような・・・
可愛い挿絵に癒される。
次回も楽しみです(^^)


                      ★★★★
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