発行年月:2010年7月
老女の院内感染、母親による幼児虐待。ふたつの「死」の疑惑を追ううちに、世を捨てたはずの男の人生が動き始める----。
65万部突破のベストセラー『償い』の“ホームレス探偵”再登場。
(幻冬舎HPより)
『償い』の主人公・元医師でホ-ムレスの日高英介が主人公。
ということに途中で気づきました^^;
こちらでは、ちゃんとアパ-ト住まいをしてるので、ホ-ムレスではなかった。
そのアパ-トの大家さん・石岡華子とは、家族みたいな関係を築いていて、その大家さんの複雑な人間関係が結構、物語の中心になっていたようなかんじ。
元医師だという日高は、優しく面倒見が良い性格なんだなぁ~。
『償い』では、幼い息子が病死し、その後、妻が自殺し、自暴自棄になってホ-ムレス生活に突入したと記憶しているけど、この『赦し』の中では、妻子に対して罪の意識のようなものを抱えているのは、わかるけど、どうして?と思ったまま最後まで、その辺は明らかにされず、やや消化不良というかんじ。
主人公の日高より、その周辺で起きる諸々の事の方が、中心になっているので、
ややごちゃごちゃしてたかな?
話は面白く読めたけど、日高自身に焦点を当てた物語にして欲しかったな。
あくまでもわたしの希望ですが・・・・^^;
最後、妻子の眠る墓地に辿り着いた日高は、幸せな気持ちだったのかな?
自身もまた「赦された」と感じることが出来たのかな?
老女の院内感染、母親による幼児虐待。ふたつの「死」の疑惑を追ううちに、世を捨てたはずの男の人生が動き始める----。
65万部突破のベストセラー『償い』の“ホームレス探偵”再登場。
(幻冬舎HPより)
『償い』の主人公・元医師でホ-ムレスの日高英介が主人公。
ということに途中で気づきました^^;
こちらでは、ちゃんとアパ-ト住まいをしてるので、ホ-ムレスではなかった。
そのアパ-トの大家さん・石岡華子とは、家族みたいな関係を築いていて、その大家さんの複雑な人間関係が結構、物語の中心になっていたようなかんじ。
元医師だという日高は、優しく面倒見が良い性格なんだなぁ~。
『償い』では、幼い息子が病死し、その後、妻が自殺し、自暴自棄になってホ-ムレス生活に突入したと記憶しているけど、この『赦し』の中では、妻子に対して罪の意識のようなものを抱えているのは、わかるけど、どうして?と思ったまま最後まで、その辺は明らかにされず、やや消化不良というかんじ。
主人公の日高より、その周辺で起きる諸々の事の方が、中心になっているので、
ややごちゃごちゃしてたかな?
話は面白く読めたけど、日高自身に焦点を当てた物語にして欲しかったな。
あくまでもわたしの希望ですが・・・・^^;
最後、妻子の眠る墓地に辿り着いた日高は、幸せな気持ちだったのかな?
自身もまた「赦された」と感じることが出来たのかな?
★★★
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発行年月:2009年11月
クラスで一番地味な道子は、高校2年生で初めて携帯電話を手に入えた。クラスの女王様から紹介されたSNSサイト“アバQ”に登録した日から道子の毎日は一変し、自らの分身“アバター”に夢中になっていくが-----!
(角川書店HPより)
娘たちが先に読み「結構、面白かったよ」と言っていたので、表紙も可愛いし、読んでみようと。
イジメとかあるけど、途中までは、まあまあなんとか面白く読みました。
携帯サイトのゲ-ム(?)、アバタ-を作り、自分でどんどん進化させていく事に夢中になる高校生たち。実際の高校生にもこれに似た現象はあるのかなぁ?
そう思うと、どんどんエスカレ-トしていく物欲や、クラスのみなより優位に立ちたいと願う心理に段々、不気味さを感じ・・・・やはりこの作家は、こういう展開になるのか?
と予想通りの結末にやや嫌悪感を抱きました。
物語としては、面白いのかもしれないけど、やはりこういう展開は嫌だなぁ~と個人的には感じます。
でも、同時に若者たちがこれを面白いという気持ちもわかるような・・・・。
変な感想ですが・・・・^^;
次女の周りでも既に読んだ子たちがいて学校で読んでいたら結構、みなの感想が聞けたそう。
「あそこまでやったら、ちょっとヤバイよね?」とか「表紙が無駄に可愛すぎだよね?」などなど・・・
内容的には結構問題ありだけど・・・まあ、なんとか楽しめたので★3つかな?
★★★
クラスで一番地味な道子は、高校2年生で初めて携帯電話を手に入えた。クラスの女王様から紹介されたSNSサイト“アバQ”に登録した日から道子の毎日は一変し、自らの分身“アバター”に夢中になっていくが-----!
(角川書店HPより)
娘たちが先に読み「結構、面白かったよ」と言っていたので、表紙も可愛いし、読んでみようと。
イジメとかあるけど、途中までは、まあまあなんとか面白く読みました。
携帯サイトのゲ-ム(?)、アバタ-を作り、自分でどんどん進化させていく事に夢中になる高校生たち。実際の高校生にもこれに似た現象はあるのかなぁ?
そう思うと、どんどんエスカレ-トしていく物欲や、クラスのみなより優位に立ちたいと願う心理に段々、不気味さを感じ・・・・やはりこの作家は、こういう展開になるのか?
と予想通りの結末にやや嫌悪感を抱きました。
物語としては、面白いのかもしれないけど、やはりこういう展開は嫌だなぁ~と個人的には感じます。
でも、同時に若者たちがこれを面白いという気持ちもわかるような・・・・。
変な感想ですが・・・・^^;
次女の周りでも既に読んだ子たちがいて学校で読んでいたら結構、みなの感想が聞けたそう。
「あそこまでやったら、ちょっとヤバイよね?」とか「表紙が無駄に可愛すぎだよね?」などなど・・・
内容的には結構問題ありだけど・・・まあ、なんとか楽しめたので★3つかな?
★★★
発行年月:2009年1月
大統領がテロ組織に拉致監禁されるという大事件がアメリカで発生していたものの-----日本の高校生たちにとって、それは遠い国の出来事だった。それよりも、もっと重要なことがある。例えば、校舎の屋上でスケッチをすることだとか。
美術の課題のため、屋上にのぼった高校二年生の辻尾アカネ。そこで、リーゼント頭の不良・国重嘉人や、願掛けのため言葉を封印した沢木淳之介、自殺願望を持つ平原啓太と知り合う。屋上への愛情が共通しているということから、国重の強引な提案で“屋上部”を結成することになった四人。屋上の平和を守るため、通行人を襲う罰神様騒動、陸上部のマドンナ・ストーカー事件、殺し屋との遭遇などに巻き込まれることになる。それらはすべて、ひとつの事件に繋がっていた!
「このミステリ-がすごい!」2009年第7回大賞受賞作
(宝島社HPより)
次女の薦めで読みました。
「このミス・・・」受賞作品だったんだ!?
なかなか面白かった。
登場人物たちのキャラクタ-が個性豊かで、楽しい(^^)
青春小説なんだなぁ~なんて最初は軽く読んでいたら・・・その後、結構大きな事件に巻き込まれて行って・・・・
その同じ時間に世界では、某国の大統領が監禁されているという大ニュ-ス。
某国の同盟国である日本にも弾道ミサイルが飛んで来る!?という緊急事態!!
高校生たちは、世界の緊急事態よりも目の前の事件に奔走。
ミサイルが本当に飛んでくるのかどうかも気になりつつ・・・高校生の事件解決も気になるという物語でした。
選評過程なども巻末にあって、なかには厳しくこの作品をダメだという人もあったけど・・・
わたしは良いと思いました!
確かにちょっと都合よく偶然が重なるところもあるけど、それで面白くなっていくのだから良いんじゃないかな?
だれだれの作品に似てるとか?
そうかなぁ~?
〇〇作品より解り易くて良いと思ったけど・・・・^^;
中学生の次女が面白かったと言う様に、そのくらいの年代の方が素直にこの物語を受け入れられるのかも?
でも、今後に期待したい作家さんのデビュ-と思いました♪
表紙も好きだな。
大統領がテロ組織に拉致監禁されるという大事件がアメリカで発生していたものの-----日本の高校生たちにとって、それは遠い国の出来事だった。それよりも、もっと重要なことがある。例えば、校舎の屋上でスケッチをすることだとか。
美術の課題のため、屋上にのぼった高校二年生の辻尾アカネ。そこで、リーゼント頭の不良・国重嘉人や、願掛けのため言葉を封印した沢木淳之介、自殺願望を持つ平原啓太と知り合う。屋上への愛情が共通しているということから、国重の強引な提案で“屋上部”を結成することになった四人。屋上の平和を守るため、通行人を襲う罰神様騒動、陸上部のマドンナ・ストーカー事件、殺し屋との遭遇などに巻き込まれることになる。それらはすべて、ひとつの事件に繋がっていた!
「このミステリ-がすごい!」2009年第7回大賞受賞作
(宝島社HPより)
次女の薦めで読みました。
「このミス・・・」受賞作品だったんだ!?
なかなか面白かった。
登場人物たちのキャラクタ-が個性豊かで、楽しい(^^)
青春小説なんだなぁ~なんて最初は軽く読んでいたら・・・その後、結構大きな事件に巻き込まれて行って・・・・
その同じ時間に世界では、某国の大統領が監禁されているという大ニュ-ス。
某国の同盟国である日本にも弾道ミサイルが飛んで来る!?という緊急事態!!
高校生たちは、世界の緊急事態よりも目の前の事件に奔走。
ミサイルが本当に飛んでくるのかどうかも気になりつつ・・・高校生の事件解決も気になるという物語でした。
選評過程なども巻末にあって、なかには厳しくこの作品をダメだという人もあったけど・・・
わたしは良いと思いました!
確かにちょっと都合よく偶然が重なるところもあるけど、それで面白くなっていくのだから良いんじゃないかな?
だれだれの作品に似てるとか?
そうかなぁ~?
〇〇作品より解り易くて良いと思ったけど・・・・^^;
中学生の次女が面白かったと言う様に、そのくらいの年代の方が素直にこの物語を受け入れられるのかも?
でも、今後に期待したい作家さんのデビュ-と思いました♪
表紙も好きだな。
★★★★
発行年月:2009年11月
五十歳を目前にして会社をリストラされ、妻や娘からも愛想を尽かされる居場所のない男に、ある一つのアイディアが。ほんの半歩踏み出す勇気----それが「ひなた弁当」のレシピです。
(中央公論新社HPより)
主人公の芦溝良郎は、自身を押しが弱く、要領が悪くと自己を低く評価していたけれど・・・
それ以上に、良いところがいっぱいある人なんだろうな。
確かに、もうちょっと上手く立ち回れば?なんて思う事もあるのだけど^^;
リストラされて、就職先が見つからず、夕方まで時間を潰す、その間に出会った事が運命を変える!
公園でどんぐり拾いをする親子をみて・・・どんぐりって食べられないのかな?とふと思った事がキッカケで野草を探して、食べてみたり・・・・
川で魚を釣る人に遇って身近な川にも食べられそうな魚が沢山いる事も知り・・・・・
自分の昼食用に集めた食材で、お弁当屋さんが出来ないものか?と考えるのは、なかなか出来ない
発想でしょ!?
そういう発想が出来るって凄いな~(^^)
物語は、単なるサクセススト-リ-だけでなく、良郎の家族や出会っていく人達との関わりを通して感じる、心温まる話の数々もあって、良かった!
でも、同じような立場の人が読むと・・・・そんな上手く行くか?と言われるかもしれないけれど・・・。
どんな状況でも、逞しく生き抜く姿は気持ちいい!
人間、逞しさが大事だな。
前向きに頑張る人には、運も味方するのかも?なんて思いました。
五十歳を目前にして会社をリストラされ、妻や娘からも愛想を尽かされる居場所のない男に、ある一つのアイディアが。ほんの半歩踏み出す勇気----それが「ひなた弁当」のレシピです。
(中央公論新社HPより)
主人公の芦溝良郎は、自身を押しが弱く、要領が悪くと自己を低く評価していたけれど・・・
それ以上に、良いところがいっぱいある人なんだろうな。
確かに、もうちょっと上手く立ち回れば?なんて思う事もあるのだけど^^;
リストラされて、就職先が見つからず、夕方まで時間を潰す、その間に出会った事が運命を変える!
公園でどんぐり拾いをする親子をみて・・・どんぐりって食べられないのかな?とふと思った事がキッカケで野草を探して、食べてみたり・・・・
川で魚を釣る人に遇って身近な川にも食べられそうな魚が沢山いる事も知り・・・・・
自分の昼食用に集めた食材で、お弁当屋さんが出来ないものか?と考えるのは、なかなか出来ない
発想でしょ!?
そういう発想が出来るって凄いな~(^^)
物語は、単なるサクセススト-リ-だけでなく、良郎の家族や出会っていく人達との関わりを通して感じる、心温まる話の数々もあって、良かった!
でも、同じような立場の人が読むと・・・・そんな上手く行くか?と言われるかもしれないけれど・・・。
どんな状況でも、逞しく生き抜く姿は気持ちいい!
人間、逞しさが大事だな。
前向きに頑張る人には、運も味方するのかも?なんて思いました。
★★★
発行年月:2009年11月
「すみません。はいどうぞ。シツレイしました。カシコリました!」
初めての着物。初めてのすき焼き。初めての恋-----。日本人と結婚した姉のきびしい監督のもと、十九歳の中国人留学生・虹智は高級牛鍋料理屋でアルバイトを始める。その純朴な目にうつる現代ニッポンの人間模様と日中韓の若者の姿。中国人初の芥川賞受賞で話題の著者が、おおらかな筆で描きだす、冬の鍋のように温かい物語。
(新潮社HPより)
楽しかった♪
そして、すきやきが食べたくなる!
自分で作った物じゃなく、お店の人が割り下を入れながら作ってくれるすき焼きがいいな~。
中国人留学生の虹智(コウチ)が可愛い。
一生権命バイト先で日本人の先輩たちの事を聞いて真面目に働く姿も可愛いけど、学校での交友関係も良かった。
韓国からの留学生・柳賢哲(ユヒ・ヨンチュル)の人懐こさに戸惑いつつも、友達として学校帰りに買い物に一緒に行ったり・・・
日本人のクラスメイトとの会話、バイト先のお店での出来事から、虹智が感じる違和感は、日本人には気付かないけど、外国の人はそう感じるのね?という面白さ。
前に書いてた作品でも同様なことを思ったけど、こういうのは日本人の作家では書けない内容でしょう。
可愛くて真面目でよい子なので、紅智は結構、モテてましたが、冷静に考えるあたりも好印象!
最後は、どうするの?っていうところで終わるんだけど、ちょっともイヤな終わり方じゃなかった。
あれこれ想像して楽しみました(^^)
この著者の作品は結構、読んでるけど、これが一番好き♪
「すみません。はいどうぞ。シツレイしました。カシコリました!」
初めての着物。初めてのすき焼き。初めての恋-----。日本人と結婚した姉のきびしい監督のもと、十九歳の中国人留学生・虹智は高級牛鍋料理屋でアルバイトを始める。その純朴な目にうつる現代ニッポンの人間模様と日中韓の若者の姿。中国人初の芥川賞受賞で話題の著者が、おおらかな筆で描きだす、冬の鍋のように温かい物語。
(新潮社HPより)
楽しかった♪
そして、すきやきが食べたくなる!
自分で作った物じゃなく、お店の人が割り下を入れながら作ってくれるすき焼きがいいな~。
中国人留学生の虹智(コウチ)が可愛い。
一生権命バイト先で日本人の先輩たちの事を聞いて真面目に働く姿も可愛いけど、学校での交友関係も良かった。
韓国からの留学生・柳賢哲(ユヒ・ヨンチュル)の人懐こさに戸惑いつつも、友達として学校帰りに買い物に一緒に行ったり・・・
日本人のクラスメイトとの会話、バイト先のお店での出来事から、虹智が感じる違和感は、日本人には気付かないけど、外国の人はそう感じるのね?という面白さ。
前に書いてた作品でも同様なことを思ったけど、こういうのは日本人の作家では書けない内容でしょう。
可愛くて真面目でよい子なので、紅智は結構、モテてましたが、冷静に考えるあたりも好印象!
最後は、どうするの?っていうところで終わるんだけど、ちょっともイヤな終わり方じゃなかった。
あれこれ想像して楽しみました(^^)
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性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪
記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;
記事最後の★についての基準は
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★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
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