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読んだ本の感想あれこれ。
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e82eb795.jpg   発行年月:2011年3月

「じゃあ、さらっちまうか。
それでさ、二人で誘拐犯になんのな」。
身代金目的の稚拙な犯行は、誰にも止められなかったのか――
家族の愛を享けられず、自堕落な日々に溺れ、互いの存在だけを頼りに育った幼馴染み、21歳の香田はるかと20歳の坂本光代。ふくらんだ借金返済のため、ふたりは7歳の少女をさらって身代金800万円を要求する誘拐劇を実行に移した――。女性の等身大の愛と性を描き支持を集める名手が、故郷・北海道を舞台に、犯行に至る女たちの赤裸々な性と心情を迫真の筆致で紡ぎ出した、衝撃の長編犯罪ロマン!

                                   (実業之日本社HPより)


はるかと光代は、中校生時代からの知り合い。
はるかは、虐められっこで、光代は心は男性で自分のことも「ぼく」という。
いろいろなところからはみ出したかんじの二人だったが、二人一緒に居ればお互い安心するのか?
けれど、一緒に居たから、いつまでも成長することがなく、大人になっても自堕落な生活を二人で続けていく。

はるかは、自分のことを「バカだから・・・」とよく言い、光代の言い成りになる。
暴力を奮われても、稼いだお金を全て光代に取られても反抗しない。

光代は、男っぽい格好をし、全く働こうとせず、はるかの稼いだお金や祖父母にお金を貰い、好き放題の生活。
気に入らないことがあれば、怒鳴る。

一見、はるかが弱くて、光代が強いかんじだけど・・・・
強かさを秘めているのは、はるかの方だったかも。
意志をちゃんと持っているのに、言葉や態度に出せないだけで、光代のそばにさえいなければ、もう少しちゃんと大人になれたかも。

光代は、性同一障害を抱え、心もアンバランスなかんじだった。
強い態度に出ているけど、やること全てが幼稚。
いつも従順なはるかに頬を打たれたときも反抗できなかったり予期せぬことが起きると逃げる。


一緒に居たら負の行いしかしない二人がいつまでも一緒に居たために思いついた犯罪も短絡的で、あっけなく終わる。

この事件の後、刑期を終えて社会に出た二人が別々に、前よりマシな生活を送ることを祈りたくなった。

読んでいて、不快感いっぱいの物語だったけど、犯罪を犯す過程がよくわかった。

物語は、本の冒頭にあるように1995年北海道小樽市で21歳のはるかと20歳の光代が開業医の7歳の娘を誘拐し身代金800万円を要求したものだけど・・・

調べたら1995年東京都足立区で似たような20歳の女性2人による誘拐事件があlりました。

誘拐事件を起す人って、こんなかんじの人が多いのかも・・・・
なんて思いました。


今までの谷村さんの書く作品とは、ちょっと違ったものでしたが、一気読みでなかなか物語としては面白かった!


★★★

   
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