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読んだ本の感想あれこれ。
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f00fad9d.jpg発行年月:2010年12月


「生まれる」ことの奇跡を描く再生と自立の物語
失踪した夫を探して南の島に来たまりあは、島の助産院で妊娠を知らされる。出生の秘密に囚われ、母になることに戸惑うが…。命を育み、自分の生を取り戻すまでの誕生と再生を描く感動の長編小説。


                        (集英社HPより)



主人公の女性・小野寺まりあは、夫が失踪し彼を探して以前、二人で旅した南の島に来る。
そこで、つるかめ助産院の院長・鶴田亀子に出会い、そこで働くことになる。
まりあは妊娠していることを亀子から告げられ、今後のことなどを考える日々。


亀子の大らかな人柄は好印象。
そこで働くスタッフたちや島の住人たちが皆、明るい。南の島というのどかな雰囲気もあって、始終和やか。

でも、段々にわかる普段は大らかな人たちにも過去には辛いものがあったこと。
まりあ自身の生い立ちも、結構いろいろ・・・。

助産院では、新しい命が誕生する。
神秘的な命の誕生の場面。
でも死産という残酷な場面もあり、喜ばしい誕生と哀しい死産を両方扱ったのは、良かったけど・・・
なんだろな・・・・
リアリティがない気がして・・・今ひとつ心揺さぶられるものがなかった。
職業柄、実際の現場を幾つも見てきた、わたし自身の問題かもしれないけど。。。。。
多分、多くの取材をして関係者から実状を聞いたんだろうけど。

ま、出産の場面はそんなにこの物語で重要視しなくて良いから、その辺は許せるけど。


物語全体を通しても、なぜか心が動かなかった。

話としては、面白くなくはないけど・・・。

多分、わたしはこの作者の物語が、あまり好きじゃないのかもしれない。
そのことに気づいてしまった。
以前、読んだエッセイのようなものは、楽しめたんですけどね。

多くのファンがいる作家さんなので、この作者の作品を好きな方には、なんだか申し訳ない気もするのだけど・・・・
個人のブログなので、ご勘弁を・・・・^^;

★★★
 
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