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読んだ本の感想あれこれ。
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発行年月:2021年3月


だいじょうぶ。何かにつまずいた時、 あなたを待っている場所がある。
職を失い、自転車旅行の最中に雨に降られた青年・栗田拓海は、年季の入った一軒の建物を訪れる。穏やかな老人がかつてペンションを営んでいた「ムーンライト・イン」には、年代がバラバラの三人の女性が、それぞれ事情を抱えて過ごしていた。拓海は頼まれた屋根の修理中に足を怪我してしまい、治るまでそこにとどまることになるが――。
人生の曲がり角、遅れてやってきた夏休みのような時間に巡り合った男女の、奇妙な共同生活が始まる。

                    (角川書店HPより)




30歳半ばの栗田拓海が一晩、泊めて貰おうと訪ねた屋敷には、

その家の持ち主・中林虹之介(70半ば)と80歳台の介護が必要な女性・新堂かおる。
50歳台の介護士の資格を持つ津田塔子。塔子の元同僚・フィリピン人のマリー・ジョイ。


拓海は一晩のつもりが、4人が住んでいる家に居候することに。


虹之介とかおるは、若い頃からの知り合いで、かおるに家庭があることから
密かに付き合っていた仲。
息子に施設入所させられそうという危機感から、逃れ・・・
塔子は、職場で関わった施設利用者の男性とのトラブルから逃げたくて。
マリー・ジョイは、塔子に誘われ、かおるの介護を一緒にすることにしたのだが
新たに住む家の近くに探している父親の家があることがわかった。


塔子の抱えていた問題が深刻そうだったけれど、本人が想像していたような
事態にはなっていなくてホッとした。
しかし、介護職員って本当に大変なんだな・・・と思った。



居候の拓海だったけれど、この家に新参者として加わったことで
いろいろな変化があったよう。
拓海自身も新たな生き方を見つけた様子で、
この物語の後の、それぞれの人生が穏やかなものであればいいなと思った。



                       ★★★
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