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発行年月:2020年12月


つらいことから
どうして逃げちゃいけないの?
【著者からのコメント】
「自分探し」の記憶はあまりありませんが、
「居場所探し」はつい最近まで
くり返してきた気がします。
 心安らげる居場所がないのは不安なことです。
つい、間違ったものに
しがみつきたくなってしまう。
 ここにいていいのだと信じられる場所、
ほんとうの自分を受け容れてもらえる場所さえ
見つかったなら、誰もがもっと生きやすくなるし、
自信を持てるし、
ひとに優しくなれるんじゃないか。
そうした場所を見つけようとして
今までいた場所に別れを告げるのは、
決して〈逃げ〉ではないんじゃないか──。
 今作『雪のなまえ』は、
そんな思いをこめてつづりました。
 時にすれ違っても、みんながお互いのことを
思い合う物語です。
 若い人にも、かつて若かった人にも、ぜひ。
「夢の田舎暮らし」を求めて父が突然会社を辞めた。
いじめにあい登校できなくなった
小学五年生の雪乃は、
父とともに曾祖父母が住む長野で暮らしを始める。
仕事を諦めたくない母は東京に残ることになった。
胸いっぱいに苦しさを抱えていても、
雪乃は思いを吐き出すことができない。
そんな雪乃の凍った心を溶かしてくれたのは、
長野の大自然、地元の人々、
同級生大輝との出会いだった――。
ほんとうの自分を受け容れてくれる場所。
そこを見つけるため、
今いる場所に別れを告げるのは、
決して逃げではない。

                  (徳間書店HPより)



雪乃は、いじめによって不登校に。
胸が痛む。何ら落ち度のない子どもがいじめの標的にされてしまうなんて。


でも、両親、田舎の父親の祖父母や村の人たちが皆、優しい人たちで
雪乃は救われる。
学校に行きたくても行けない子を無理に行かせず、勉強は家で。
そして段々と村の同年の子どもたちと関わり、自然と学校に行けるまでを
描いている。


ああ、よかったと思った。


でも、実際、こういうふうにうまく逃げられない子もいるんだろうなと
ふと考えてしまった。
子どもは親に心配をかけたくなくて、最初は、虐められていることを
話さない。
子どものSOSを見逃さないようにしていないとね。



                      ★★★
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