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読んだ本の感想あれこれ。
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0cc46cb1.jpg発行年月:2008年11月


36歳OLが謎の人物に「本当に死ぬ気なら、1年待ちませんか?1年頑張ったご褒美に楽に死ねる手段を提供しましょう」とささやかれる。

1年後3人の男女が別々の場所で服毒自殺と思われる死を遂げる。

事件の真相を追う雑誌記者と主人公の元OLの事件までの1年間の様子が綴られる。



この著者の作品、始めてかも。
すごく面白かった!

出だしから、この後、どうなるの?と期待感が一気に増すかんじ。
最初に先ず、20歳で鉄道自殺を遂げた手記「二十歳の原点」(高野悦子/著)が出てくる。
随分、昔に話題になった作品。わたしは読んでないですが・・・^^;

「自殺」を考えた女性が、1年後に楽に死ねる事が約束されているなら、保険金でも掛けてそれがせめて両親に届くかたちで死ぬのも悪くはないな・・・・と「生きる」という事に向いた心の変化に拍手!

最初は、どうせ死ぬんだからが前提で、会社にも電話ひとつで「辞めます」と言い、投げやり的なかんじの彼女が、ひょんな事から、児童養護施設のボランティアとして働くことになります。
ここでも最初は「1年間の時間潰し」と割り切っていたのですが、関わる子ども達やそこの園長、同じように働く仲間と接するうちに少しずつ1年後の死よりも、それよりずっと先の「生」を想像したりする。

周りの環境で人の気持ちって変わるものなんだなぁ~。

彼女の場合、最初から「なんでそんな事くらいで自殺するの?」という感じだったので、それもあり得る心境の変化。「1年後には楽に死ねる」をある意味、心のカテにしていたから前向きになれたのか?

でも、再び「死」を考える出来事が降りかかり・・・

詳しく書くとこれから読む人の楽しみを奪うので書きませんが・・・笑


物語は、3人のおそらく同じ毒物が原因だろうと思われる服毒自殺の男女の自殺を追う雑誌記者・原田の3人の生前~自殺までの追跡取材の様子がOLの1年間の様子と交錯する形で進みます。
OL以外の自殺者は男性で、元天才バイオリニストと妻と子を殺された者。
男性二人には、もはや「死」以外は考えられないOLとは少し違う切迫したものがあったのかも。


この物語、最後の方で、「ええっ~!?」という驚きがありました。
参りました!
著者の罠に完全にはまりました。
でも、それがとても嬉しい・・・・この感覚、読んだ人にしかわかりませんね(^^)

面白くて、アッと言う間に読了でした!


★★★★
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