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読んだ本の感想あれこれ。
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2389353d.jpg発行年月:2008年6月

この闇は、なんて深いんだ。

深い山(ミヤマ)には、いろんなモノタチがうごめいている。
ウンヌ/雲濡--------
同じ響きをもった二つの世界をめぐる少年、
ハギと透流(とおる)の物語。
                                (本の帯文より)


図書館の児童書コ-ナ-で見つけ次女が「おもしろそう!」と借りて読み、「すごいおもしろかったよ!」というので、どれどれとわたしも続いて読みました!

あさのあつこさん有名ですが、実はちゃんと読んだ事なくて・・・^^;
児童書だからと子どもが借りて読んでいても何故か読まずにいたのです。

が・・・・これ、児童書と侮っていたわたしにはいろいろな意味で衝撃的でした!


主人公の男の子ハギと透流は別々の世界で暮らしています。
ハギの住む世界では、「ミドさま」が絶対的上位にいる者で、その下に
大樹に住む「ロウロウ」、雑木や花木に住む「ニクル」、そしてハギたちは「クサジ」。
履物を履く事が許されているのは、ニクルまで。
ハギたちには、着物は許されているものの柔らかいものではなく色も地味なもの。
そして、ニクルにさえ、口を聞いてはいけない掟。

かつて、掟を破ったものは、惨い仕置きを受け命を落としている。

ハギの母親・トモの兄もそんな仕置きを受けたものの一人。
トモは、兄の気性に似ている息子がいつか兄のようにならないかと心配している。


一方、にんげんの小学6年生の透流は、1年前からイジメを受けている男の子。
母親はエッセイストでメディアにも登場するようなちょっとした有名人。高校生の姉も母親似で聡明で美しく、二人は一卵性親子などと雑誌にも載ったりする。
透流は辛さを理解する心を持たない母と姉の言葉や態度で孤独感を増していく。
父親は、病死しているが、出身が雲濡(ウンヌ)であった。
そして、ある日、偶然にもウンヌという場所の名前を聞いた透流は、そこに行きたいと強く思うようになる。


第一部は、そんな二人がウンヌで出会うところで、おしまい。

あ"~っ!続きはどうなるのよ~早く知りたい!!!(笑)

このミヤマ物語 第一部は毎日(小学生)新聞に2007年12月まで掲載されていたそうで、続きは4月から掲載スタ-トだとか。

毎日(小学生新聞)読みた~い!!!と言ったら次女に笑われました^^;

ま、本になるのを気長に待ちましょう。


これは文句なしに大人も楽しめます!
あさのあつこさん、他の作品も読まなきゃ!

★★★★
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