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発行年月:2013年6月


 色鮮やかに、切れ味鋭い小説世界

1人の男をめぐる妻と愛人の執念の争いから、読書クラブの高校生の日常ミステリー、ひと夏の少年の冒険まで、魅力的な6編の短編集。


                       (文藝春秋HPより)




6編の短編集。

<このたびはとんだことで>
妻と愛人が事故死した夫の骨の前で対峙する。
淡々としたなかにも相手に対抗する気持ちが見え隠れ


<青年のための推理クラブ>
読書クラブに集う青年たちの日常。
ちょっとした推理話の種明かしが面白い。


<モコ&猫>
大学入学後に知り合った男女。
付き合うでもなく、そばで見ているだけで満足という関係。
大学卒業後も何かと連絡を取り合っていたけれど、突如別れが来る。
こういう付き合いしてた学生時代の友達って結構多いかも。


<五月雨>
ホテルの正面玄関から入ってきた若い女性。
謎めいた雰囲気の女性の正体は・・・。
不思議な雰囲気の話でした。
結構、こういうの好き。


<冬の牡丹>
真冬のアパ-ト前に泥酔状態で倒れていた牡丹を救助した男。
2人は同じアパ-トの隣同士だった。
男はアパ-トの管理人で50過ぎ。
年代が違う男女の恋愛とはちょっ違った関係がいい。


<赤い犬花>
小学生男子の友情物語?
最初登場の小学生の性別が謎だったけれど、知り合ったばかりの二人が
ちょっとした冒険に出かけ、親友になっていくかんじがほんわか。
それぞれの置かれた環境はちょっと複雑だけれど、2人がこのまま
親交を深めながら成長してくれたらいいな~なんて思った。
6つの短編のなかでは、一番好き。


いろいろな年代の主人公たち。
どの話もたわいもない会話だったり、大きな出来事が起きるわけじゃないけれど
読んでその情景を思い浮かべながら楽しめた。

表紙のこの絵が良い!
会田誠の「あぜ道」
豊田市美術館蔵!?・・・・・見たことあったかな?
実物を鑑賞したい!!


                          ★★★

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