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自分の備忘録としてのものなので 本のネタバレ的内容も多々あり。
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発行年月:2013年10月

震災直後のスーパーマーケットでの強欲おばちゃんに辟易、「クツ」を「クソ」と読み間違えて自己嫌悪、「一つ買ったら三つ捨てる」を習慣にして物減らしに挑戦、黒い網タイツの女子学生に吃驚、親子の因果を改めて確認、インターネットの罵詈雑言に憤然、エンディングノートの書き方に逡巡。生きてると何かとあるけれど、控えめな気合いを入れて、淡々と暮らしていこう。我が道をいけばいい。―人生の視界が広くなるエッセイ。

               (BOOKデータベースより/幻冬舎)


群さんは常識人なので、安心して読める。
そして共感することばかり。
最初の「正しいおばちゃん」には、読みながら群さん同様の怒りが・・・。
震災後の物資の流通が滞ったときの話。
自分さえよければと言う考えからか、買いだめに走る人たちの姿。
ああ。イヤだ。
規定の数以上を買おうとして店員に注意されても文句言うなんて
信じられないわ~。

まだまだ共感した話は沢山あったけれど、最近の成人式の着物の着方。
そうね。わたしも同感。
着物はまあ、安いぺらぺらの物しか用意出来ないのなら、それは家庭のお財布事情も
あることだから仕方ないにしても、髪とお化粧が夜の商売みたいなかんじは
イヤだなぁ~と思ってました。
再来年は我が家の長女も成人式ですが、清楚なし上がりになるように
してあげたいものです。

しかし、群さん、年老いたお母様と弟さんのためにご自身のお金を結構、使って
らっしゃるのね?
驚いちゃいました。
そして、ちょっと気の毒になったわ。
あっけらかんとその辺も書いているけれど、絶対弟さんより先に死なないで!!
なんて思っちゃいました。


猫好きにも嬉しい話もあれこれ。
昼間に猫の集会に遭遇した話が羨ましい!!
わたしもそんな集会に遭遇してみたいなぁ~。


                       ★★★

 
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発行年月:2013年3月


週刊文春の好評連載2012年分をまとめたエッセイ。
被災地支援から写真集発売、文士劇出演までアクティブな
日々を綴る。

                   (文藝春秋HPより)


真理子さんの文章はいいね。
小説も好きだけど、エッセイも良い。
自分の日常をあれこれよく書いてくださる。ファンには嬉しい♪
ダイエットは相変わらず続けていらっしゃる様子・・・^m^

今回のエッセイ、結構、ご主人の悪口が多かった?
結婚当初の優しい面差ししか浮かばないので、え?案外冷たいのね?とか思っちゃいました。
車を運転するとき怒ってばかりとか、ああ、イヤだわ~。
真理子さんよく耐えてらっしゃる!
ご主人に頭が上がらない風な様子は、なんだかとっても可愛らしい。 
こんな人気作家さんなのにお高くとまった感じがしないのがいいのよね~。


最後の雅子さまの20年間を考えるお話は、共感すること多々。
わたしは紀子さまも好きですが・・・・
雅子さまのお立場を考えるといろいろな心労がおありでしょうね・・・。
国民の一人として今後の皇室がどうなっていくのか少々気になりますが
温かく見守るしかないですね。


エッセイのなかにあった医療小説を週刊誌に連載中の作品『平成版白い巨塔』
早く読みたいな。
単行本化はいつごろだろうか?


                        ★★★★



発行年月:2013年8月


 どうしていつも、うまくいかないのか? 胸を締めつける9つの愛の物語。

ニュージャージーの貧困地区で。ドミニカの海岸で。ボストンの大学町で。叶わぬ愛をめぐる物語が、傷ついた家族や壊れかけた社会の姿をも浮き彫りにする――。浮気男ユニオールと女たちが繰り広げる、おかしくも切ない9つのラブ・ストーリー。大ヒット作『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』の著者による最新作。

                    (新潮社HPより)


前作『オスカー・ワオの短く凄まじい人生』でオスカーのルームメイトとして
登場していたユニオールが今回の主役。
オスカーはイケてない容姿でもてなくてダメダメな男だったけど、
今回のユニオールは、モテるダメ男。
女の子とすぐ仲良くなって、付き合うけれど、他の女の子のこともまたすぐ気になり
浮気して、彼女が怒って・・・・の繰り返し人生。
ああ、こちらのダメ男の方が重症です~^^;

でも憎めないのは、反省するところ。
自分の振られるたびに傷ついてるし・・・。
他人として眺めているには面白い男だけれど、関わりたくわないかんじ。


読みながら気になるのが・・・
男女の関係が赤裸々過ぎなこと。
ちょっと途中でもう読みたくないかんじに正直なって
そういう表現を省いても何ら支障はないように思うのだけど。

ま、話は面白いので我慢して読み切りましたが・・・。
新潮クレストBOOKSはハズレがないんだけどあまり好みの作家さんじゃないな。


                            ★★




発行年月:2013年9月


検事は何を信じ、何を間違えたのか。

東京地検のベテラン検事・最上毅と同じ刑事部に教官時代の
教え子、沖野啓一郎が配属されてきた。
ある日、大田区で老夫婦刺殺事件が起きる。
捜査に立ち会った最上は、一人の容疑者の名前に気づいた。
すでに時効となった殺人事件の重要参考人と当時目されていた
人物だった。
男が今回の事件の犯人であるならば、最上は今度こそ法の裁きを
受けさせると決意するが、沖野が捜査に疑問を持ちはじめる。

正義とはこんなにいびつで、こんなに訳のわからないものなのか。

                  (文藝春秋HPより)



う~ん。と考え込んでしまうような内容でした。
時効になった殺人事件。
かつて自分がお世話になった一家の中学生だった長女が絞殺された事件。
一家に対して、特別な思いがあるだけに犯人には強い憤りが今も消えない最上。

当時、重要参考人として捕らえながらも、確固たる証拠がなく逮捕保留になった男。
その男が、再び、殺人事件の容疑者の一人としてあがってきた。


気持ち的には、十分、理解出来るけれど、最上のやったことは、犯罪。
法のなかで正当に裁かなければならない立場なのに、この行動は異常。
正義感が強いとも思えるけれど、行き過ぎた行動には、嫌悪感のみ。

そして、後輩の沖野を苦しめてしまったことも許せない。
沖野は当初から疑問を感じながらも、優秀な先輩の考え方に最初は同調。
しかし、間違いなのでは?と気づき、辞表まで提出したのには驚いた。
沖野の行動には本当の正義感を見た気がした。
自らの考え方に誤りがあったと気づき、容疑者の松倉にも謝罪し、
弁護側に力を貸す。

しかし、事の真相に近づくと、また沖野は苦悩する。
ああ、切ない。
沖野が今後、立ち直って、優秀な弁護士として活躍する話を読みたい!!


                         ★★★★ 



発行年月:2013年8月


 異郷で言葉が伝わること――
それは生きる術を獲得すること。
尊厳を取り戻すこと。

自分が生きる道をつかみたい…。故国を遠く離れ、子供を抱えて暮らす女性たちは、たがいに支え合いながら、各々の人生を切り開いていく。第29回太宰治賞受賞作。

                    (筑摩書房HPより)


主人公は内戦から逃れ、夫と息子2人と共に、オーストラリアに移住した女性・サリマ。
アフリカから渡るときオーストラリアの場所を地図で指し示されても、そこが
隣国なのか、海の向こう側なのかもよくわからなかったサリマ。
平和な地であるオーストラリアに渡ったが、生活するには困難なことばかり。
先ずは言語の問題。
生活費を稼ぐため夫は働き始めるがそこから逃げてしまう。
仕方なくサリマが夫の仕事を受け継ぐ。
その仕事は、精肉加工工場。
慣れない匂い重労働。言語がうまく話せない。精神的にも肉体的にも辛い状況でも
子どもたちを育てていくには働かなくてはならない。
逃げ出した夫に腹が立って仕方なかった!!(怒)。
息子たちは環境に順応し、英語も覚えだし、サリマをバカにする。
そして、都会で暮らす夫が息子たちに会いたいと言い出し、都会に連れ出す。
帰って来た息子たちは父親の元で暮らすことを望む。
でも・・・・したの子はサリマの頑張りを認めて残ってくれた。
ああ、このときはホッとした~。

そして、サリマには心強い友が出来る。
日本人女性の「ハリネズミ」。夫は大学院研究室勤務。
ハリネズミ自身も大学で学んでいたが出産後は休学しサリマの通う英語教室に通う。
サリマはハリネズミを最初は、自分とは違う学歴もあり教養も身につけたこの女性から
見下されているような印象を受けるが、二人は母親という共通の立場から
親しみを感じていく。
ハリネズミには、その後、哀しい出来事が起きるけれど、再び明るい希望を取り戻す。

オーストラリアに移住したばかりには、無知だったサリマも言葉を実践で学び
息子を介して子どもの母親同士との交流も出来、生活が充実していく様が
読んでいて、うれしかった。


著者は、オーストラリア在住だそうです。
自身の経験にも基づいた物語なのかなぁ~。

読むと勇気が貰えるような素敵な物語でした!


                           ★★★★

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