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読んだ本の感想あれこれ。
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51xryn7wwoL__SX230_.jpg   発行年月:2012年6月


   仲間とともに経験した、わくわくするような謎。
   逃げ出したくなる恐怖と、わすれがたい奇跡。

    真っ赤に染まった小川の水。
    湖から魚がいなくなった本当の理由と、人魚伝説。
    洞窟の中、不意に襲いかかる怪異。
    ホタルを、大切な人にもう一度見せること。
                 去っていく友人に、どうしても贈り物がしたかったこと。
誰にも言っていない将来の夢と、決死の大冒険-------


小学四年生。
世界は果てしなかったが、私たちは無謀だった。
どこまでも、歩いていけると思っていた。

                                   
  (光文社HPより)


今まで読んできた道尾作品とは、ちょっと違うけれど、こういう話も凄く好きなので、最初から最後まで楽しめた。
利一、慎司&悦子(弟と姉)、宏樹、清孝、劉生(1つ下)が主な登場人物。
小学生の彼らの日常。
ちょっとしたことが冒険に繋がる・・・・ああ、懐かしいなぁ~こういうかんじ。
と自分の同じころのことを思い出しながら読んでいた。

家庭内にちょっと複雑な事情を抱えている清孝。
両親が離婚して、母親が病死して、祖母との2人暮らし。
けれど、この祖母はユニ-クでパワフル。
キュウリみたいな顔だからとついたあだ名がキュウリ-夫人。
わたしも最初は、後で劉生が言うように、伝記で有名なキュリ-夫人と関係あるのかと思った^^;


洞窟のなかでの冒険が、後半、その場所に閉じ込められてかなり怖い思いをすることに。
そこからの脱出劇は、ちょっとハラハラした。

ここでまたまたキュウリ-夫人は大活躍。
野良犬のワンダもちょいちょい登場して、物語の良い脇役でした。

彼らがやがて成長しての姿がちょっと最後に知ることが出来たのも良かった。

誰の子ども時代もこうして物語になりそうな思い出はあるんだろうな。

この表題の意味も結構、深いかも。


                                      ★★★★




 
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