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読んだ本の感想あれこれ。
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415-tx-etNL__SL500_AA300_.jpg発行年月:2012年1月


女子中学生、鷹匠(たかじょう)になる!
九州の空を舞台に、生きる気流をつかむ青春小説

飛べない鷹と不器用な少女、「帆翔(はんしょう)」できる日はきっとくる

風を切って上昇気流に乗ってどこまでも高く飛んでいく。見えない風をつかまえて、かぎりなく空に近づいていく。どこまで飛ばせば、見えるだろうか。


                                     (講談社HPより)



主人公は中学生の女の子・葉山理央。
両親とマンションで住んでいる。
理央には哀しい出来事があった。
親友の遥が一緒に下校していて分かれた直後、交通事故により亡くなってしまった。
その直前、ペットショップで鳥のヒナを見て、あのヒナがどんな鳥になっていくのか見に来ようと約束した。
そして、1年ぶりにペットショップに来て、立派に成長した鷹を見つける。

鷹を飼いたい!理央の申し出を受け入れる両親。
普通ならもっと躊躇しそうだけれど・・・・親友を亡くし精神的に参っている娘が変わるキッカケになるのならと思ったのでしょう。

結局、鷹はマンションでは都合が悪く、お寺の息子で幼馴染の上田康太の庭先で飼わせて貰う。
康太は普段は明るくお茶目だけどお寺の子らしく、時々、説法を口にする。
それが結構、良いこと言うので、「おぉ~」と感心してしまう。
康太は4歳のとき、お寺に養子に来た子で実母は離れた場所にいる。

理央と康太・・・良い友達同士だなぁ~と思っていたら・・・康太のことが好きな女の子・舞子が後半、登場。
2人の友情が変な風になるとイヤだなと思っていたけど、全くそういうことはなく・・・^^;
舞子も鷹の世話を手伝ったりで、3人になっても良いかんじ。
みんな素直で良い子でした(^^)

次第に鷹匠になりたいと思う理央。
実際に鷹匠として害鳥駆除にも貢献しているという高校生・平橋美咲を訪ね、いろいろ指導を仰ぐ。

著者のあとがきにあったけど、そんな女子高校生が実際に居て、その方に会って鷹の魅力、鷹匠の魅力を感じこの物語が生まれたそう。

知らなかったいろいろなことが学べる書でもありました。

そして、鷹のモコと理央の心が通じあっているから起こしたラストのモコの飛翔は感動でした!!

今回も画家の金子 恵さんの表紙絵、素敵です♪


                                       ★★★★★


 
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