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読んだ本の感想あれこれ。
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57fd0fd7.jpg   発行年月:2010年8月

   祖父の古道具屋でみつけた、不思議なカメラ。
   少年は、いちばん撮りたいものについて、考え始める。


一周三百六十度、すべてが素晴らしい景色。何回転しても、
やっぱり素晴らしい景色。そんなもの、ほんとうにあるの?

親友の洋輔が転校してしまい、宏伸は元気がない。
クラスでも冴えないし、クラブ活動の写真部でも、
部長の三好にきつくあたられる。

そんなある日、宏伸は不思議なカメラと出合う。
それは、長い、長~い写真が撮れるカメラだった……。

残しておきたい風景。忘れたくない思い出。
見つけられるだろうか、僕に。

                                         (光文社HPより)


誉田さんの青春小説は爽やかで好きです♪

主人公の内藤宏伸(通称ノロブ-)は、仲良しの洋輔が転校し、なんとなく毎日の生活にハリがなくなっている。
そんなある日、祖父の営むリサイクルショップで、360度のパノラマ写真が撮れるカメラに出会う。
それから物語は、面白くなっていく。
そのカメラで何を撮るのか?
リサイクルショップを経営する祖父は、放浪の旅に出て留守。
その間、店番をしている従姉妹の温子(通称あっちゃん)と、先ずは写真機をどうやったら動かせるか格闘。
その助っ人として登場の写真館の宮本さん。
いろんな人がどんどん登場するけど、みんな良い人。
従姉妹のあっちゃんは、外見は美人なのに、言う事、やる事は、男っぽくて格好いい。
宏伸や祖父との会話もテンポよく漫才みたいで可笑しい。

宏伸が学校で所属する写真部部長の三好奈々恵も男まさりの活発なかんじで良かったな。

写真機でパノラマ写真を撮ることに夢中になり、最後は、それを卒業イベントに使おうということになり、目立たない存在だった宏伸が、その実行委員長になり事を運んでいく。
その成長ぶりが気持ちよかった。

キッカケさえあれば、どんな子もリ-ダ-シップなんて取れるのかもなぁ~。

本の最後に著者の誉田さんが謝辞として
実際に「世界一長い写真」のギネス認定を2度にわたって受けられた、山本新一さんのことが書かれていました。

実際の360度のパノラマ写真も観てみたいなぁ~

と思い探したら・・・ありました!!
こちら から観られます!


★★★
 
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