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読んだ本の感想あれこれ。
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ad300839.jpg   発行年月:2010年1月

   昭和から平成にまたがる、女たちの宿命の物語

   雪ぶかい地方で、高度経済成長時代に青春を過ごした2人の母親。
   彼女たちの娘が停滞の次世紀に家庭を持った時、親族殺人が起きる


       
                          (文芸春秋HPより)

 

最初は、1980年代の話から始まる。
わたしにも懐かしい、ピンクレディ-とか出てきたり、キャンデ-ズや山口百恵なども次々解散やら引退などをした時代。
そういう話が出ると、その時期を自分の歴史のなかで振り返りやすくこの物語の背景にあるものもんあとなく想像できた。

最初はある少女たちの日常を主体に描き、途中から、その少女たちの母親たちが青春を送った1960~70年代に話が移る。

同じく日本のその時の政治や社会現象などを交えて少女たちの母親の結婚するまでの過程が淡々と描かれる。

話はあまり正直面白くもない。淡々とどこにでもあるような物であるし・・・
でも、なんとなくちょっとイヤな雰囲気。
暗いような・・・闇のような・・・不穏なかんじが付きまとうような。

そして、結末には、殺人事件。

何処にでもある日常を送っていた人達でも、積もり積もった何かがあって、こういう悲劇って起こるのなかな?
なんて、過去にあった事件を思い出したりしました。

読後も後味悪いのですが、物語としてはなかなか面白かった。

表題の「橋」のもつ意味も深いものかも。
いろいろにこの「橋」は解釈できる。


★★★


          

 

 

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