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読んだ本の感想あれこれ。
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4b900e6e.jpg発行年月:2009年2月


探偵として依頼に奔走する畝原はある夜、タクシ-の中からなにかから逃げている様子の少女を目する。その少女が翌日、無残な遺体となって発見される。自責の念から、独り聞き込みを行う畝原。
そして、その途中、かつて連続殺人を犯した少年が周辺に住んでいるという噂を耳にする。そして、新たな殺人事件が起こる。被害者は畝原とともに少女をあの夜、目撃したタクシ-運転手だった。
これらには関連があるのか?事件の真相を追う畝原。



この著者の作品は初めて手にとりました。
私立探偵・畝原が事件を追う物語は、シリ-ズ物みたいですね・・・^^;
でも、これ単独で読んでも理解できました。

最初の依頼では、キチンと報酬を貰う仕事なので、その仕事の合間に、少女の殺人事件の真相を追うという形。
少女に対しては、タクシ-の中で深夜、民家の壁にぴったりくっ付いたかんじで何かに怯える少女を目にし、タクシ-運転手と「なんでしょうね?こんな時間なのに・・・」と会話を交わし、気になり、タクシ-を少女目撃の場所まで戻してもらうが、見失っていた経緯があり、もっと早く少女を保護してあげていたら・・・・と自責の念を抱く。
畝原には、娘が3人。
今の妻とは再婚で、お互いの連れ子と、もう一人、虐待されていた少女を引き取って養女としている。
畝原の家庭が温かい雰囲気でとても良かった。
畝原自身がとても優しい人というかんじで好感が持てました。

娘たちも元々は他人なのに、お互いを自然に受け入れているかんじでほのぼのしている。

事件を追う緊迫した場面と、畝原の家庭の温かさが伝わる場面が良い感じの配分。


犯人が最後の最後まで「だれ?」というかんじですが、その真相は実に自己中心的なもので腹立たしい。
犯人の生い立ちには、同情する部分もあるけれど、だからといって人の命を奪ってよいという理由には当然、値しない。

最近の無差別殺人のニュ-スで感じる犯人への怒りがこの書でも強く湧きました。


それから、殺害された少女の両親。
殺害された日、女の子が深夜に外に一人でいた状況は不自然ですが、この両親の日常からしたら、普通の事だったのか?と思うとなんとも哀しい。
少女を可愛がっていた様子ですが、どこか間違っている。
しかし、その背景にも哀しいものがあり・・・切なかった。

事件の背景にあるいろいろな真実がわかる度に辛かったです。


少女殺害事件の真相を追う事と同時進行で行っていた依頼の件も時々、出てきますが、こちらは無事、解決で、そちらを主に任されて活躍していた、貴(畝原の友人であり恩人の息子)もなかなか格好よかった!

最初から最後までとても面白かったので畝原スリ-ズ、他のも読まなきゃ!と思いました。


★★★★
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