忍者ブログ
読んだ本の感想あれこれ。
[2506]  [2505]  [2504]  [2503]  [2502]  [2501]  [2500]  [2499]  [2498]  [2497]  [2496



発行年月:2021年5月


この旅で、おまえのために死んでもいい
平凡な顔、運動神経は鈍く、勉強も得意ではない――何の取り柄もないことに強いコンプレックスを抱いて生きてきた八目晃は、非正規雇用で給与も安く、ゲームしか夢中になれない無為な生活を送っていた。唯一の誇りは、高校の同級生で、カリスマ性を持つ野々宮空知と、美貌の姉妹と親しく付き合ったこと。だがその空知が、カンボジアで消息を絶ったという。空知の行方を追い、東南アジアの混沌の中に飛び込んだ晃。そこで待っていたのは、美貌の三きょうだいの凄絶な過去だった……

                   (角川書店HPより)



主人公・八目 晃が高校時代ほぼ一緒にいた親友・野々宮空知の父親が
亡くなったと母親から聞かされ、通夜に出向き、空知の元夫だという男・安井に
声をかけられるところから話が始まる。

空知の姉は橙子。妹は藍。
空知と姉妹は、カンボジアに居たことがあると聞き安井から旅費と幾らかのお金を
貰い、カンボジアへと旅経つ晃。


旅の最初で大金(30万)を盗まれるというアクシデント。

行きの飛行機内で知り合った吉見という女性から何かとアドバイスを貰う。
紹介されていったゲストハウスでバイトとして雇ってもらい、なんとか食事と
宿泊の心配がなくなりホッ。
ゲストハウスの経営者ニェット(婆ちゃん)には何かと親切にしてもらう。
が・・・あとで、利用されていたのか?と思う事態に。

SNSでまず、藍にコンタクトを取り、その後、橙子にも再会。

そして最後は、死んだと聞かされた空知とも。

しかし、最後は、なんとも哀しい。


ポル・ポト政権時代のカンボジアって、多少は知っていたけど、酷いな。
それに翻弄されてしまった空知の人生。
幸せに暮らしていた日本の友・晃に会えて嬉しかっただろうな。
最後の晃への頼みがなんとも辛い。
友の願いを聞き入れた晃の今後はどうなるんだ?


表紙の絵からインドを連想したけど、違ってた(^^ゞ
でも読み応えあった。


                     ★★★
PR
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
mail
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
secret (管理人しか読むことができません)
カレンダー
04 2024/05 06
S M T W T F S
2 3 4
5 6 7 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31
メ-タ-
kyokoさんの読書メーター
カテゴリー
フリーエリア
最新コメント
[09/20 kyoko]
[05/23 のぶ]
[09/15 kyoko]
[09/14 ひろ]
[03/06 kyoko]
最新トラックバック
プロフィール
HN:
kyoko
HP:
性別:
女性
自己紹介:
台所、居間、パソコン室、一日中、本を片手にあちこち移動しながら、読書しています♪

記事最後の★についての基準は
★★★★★ぜったい再読したい!!
★★★★すごく良かった!
★★★最後まで楽しめた
★★☆最後まで読んだが好みじゃなかった
★★飛ばしつつ一応最後まで目を通した
★途中放棄^^;

バーコード
ブログ内検索
P R
カウンター
フリーエリア

Copyright (c)本を片手に・・・ All Rights Reserved.
Powered by NinjaBlog  image by Night on the Planet  Template by tsukika

忍者ブログ [PR]