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発行年月:2019年12月

大人気<三島屋変調百物語>シリーズ最新刊
江戸は神田の袋物屋・三島屋で続く、一風変わった百物語。
これまで聞き手を務めてきた三島屋主人・伊兵衛の姪のおちかが、めでたく嫁にいき、次なる聞き手は伊兵衛の次男・富次郎に。
気さくで気がよく旨いもの好き、跡取りではないから「小旦那」と自称する富次郎。
おちかが聞き手だったころ、ふとした縁の導きがあって三島屋に入り、百物語の守り役となったお勝。富次郎が幼いころから三島屋に奉公してきた古参の女中、おしま。
この三人で語り手を迎え、新たな変わり百物語の幕が開く。
再会した友が語り始める一家離散の恐ろしい運命(第一話「泣きぼくろ」)
村の女たちが<絶景の丘>に登ってはならぬ理由(第二話「姑の墓」)
妻子を失った走り飛脚が道中めぐりあう怪異(第三話「同行二人」)
異形の屋敷に迷い込んだ者たちを待つ運命(第四話「黒武御神火御殿」)
「語って語り捨て、聞いて聞き捨て」
怖ろしさに凍りつく。愛おしさに心ふるえる。極めつきの怪異と不思議ーー
宮部みゆきのライフワーク、新章突入!

                     (毎日新聞出版HPより)




三島屋の百物語聞きの役目をしていた、おちかが嫁に行き、

生家に戻った次男坊の富次郎がその役目を引き継いでのお話。

おちかから、変わってどうなる?と思ったけれど、いいかんじで良かった。
語り手の気を楽にするような雰囲気があるようなかんじ。
自身は話を聞くことに専念し、変に深入りせず淡々と話が進んでいく様子も
好き。

お話は4つ。

表題の<黒部御神火御殿>がやはり一番、印象的かな?
話は長いけれど、ドラマになったときも面白そうだなと思いながら読んだ。


面白いけど、ちょっと怖い。
異形の屋敷に迷い込んだ6人が屋敷のなかにあった6枚の印半天を見つける。
そして6人は巨大な迷路のような屋敷を捜索し、みつけた大広間の火山の絵。
それは最初、絵と思ったら、今にも噴火しそうにグツグツと溶岩を煮えたぎ
らせる音が聞こえ、以前にもここで人が焼かれたのか?と思わせる形跡。

結局、屋敷をなんとか抜け出せたのは、最初に語りに来た甚三郎と
その後日、三島屋を訪れたお秋の二人。




途中、おちかも登場し、幸せな結婚生活を送っている様子にホッとした。

まだまだ続いて欲しいシリーズ。


                    ★★★★

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